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不整脈とは、心臓の動き(心拍)が異常になることによって、脈が速くなったり、遅くなったり、飛んだりする状態のことを指します。初期では目立った自覚症状がなく、人間ドックや健康診断などの心電図検査で見つかることも多いです。検査の中心は心電図ですが、不整脈はさまざまな原因により発生することから、原因を突き止めるために複数の検査が行われることもあります。本記事では、不整脈の検査について解説していきます。
不整脈の検査でまず行われるのは、基本的な心臓検査である心電図です。これは、職場などで行われる健康診断の項目にも含まれています。
私たちの心臓は微弱な電気による刺激で収縮や拡張を繰り返しています。心電図検査はこの心臓の電気刺激を両手足と胸に取り付けた電極でとらえ、1回の心拍中に伝わる電気刺激を波形としてグラフで記録する検査です。手早く簡単に行える方法で、不整脈のほかにも心筋梗塞や狭心症、心肥大などを確認するために行われます。
心電図検査は次の手順で行います。
心電図検査の所要時間は6分程度とされています。検査前に絶食の必要はありません。薬を服用中の方は、検査結果に影響を与える可能性がないか医師に確認のうえ、指示に従ってください。
不整脈を見つけるために最初に行われる検査は、簡単に行える心電図検査ですが、これは次の検査(精密検査)が必要かを判断するための材料の1つです。そのため、健康診断で不整脈を指摘された場合は、必ず精密検査を受けるために受診を検討しましょう。不整脈の診断のため、必要に応じて以下のような検査が行われることもあります。医師の指示に従って正しく検査を受けるようにしましょう。
ホルター心電図検査は、通常の心電図では分からない日常生活中の心電図を長時間記録し、自覚症状に伴う心電図変化を確認するものです。一方、運動負荷試験は文字どおり運動により心臓に負荷をかけ、その時の心臓の様子を検査します。
心臓超音波検査は、心臓の筋肉に超音波を当て、収縮する力、弁の動き、筋肉の厚さや動き、心臓の部屋(心房、心室)の大きさなどを観察します。
貧血や甲状腺の病気などが関係している可能性もあるため、患者さんによっては血液検査が行われることもあります。
不整脈は場合によっては突然死につながる可能性もある状態です。そのため、早期発見・早期治療が大切です。
不整脈になるとめまいや動悸といった症状がみられることがあります。こういった症状がある場合は、一度医師に相談し検査を受けてみるとよいでしょう。また、症状がなくても健康診断などで不整脈を指摘された場合は自己判断せずに受診することが大切です。
不整脈の検査の基本は心電図で、より正確な診断のためにはほかの検査も組み合わせて総合的に判断することが一般的です。気になる症状があるときや、健康診断で不整脈を指摘されたときは自己判断せずに、医師に相談することが自身の健康のために大切です。
eHealth clinicの内科では、不整脈の診療を行っています。また、健康診断の結果を共有すれば、その後のフォローアップを受けることも可能です。医師のほかにも看護師や管理栄養士、検査技師などが在籍するため、多方面からのサポートが可能です。さらに、土日祝日も診療しており、24時間365日予約を受け付けています。オンライン診療も実施し通院しやすい体制を整えているため、忙しい方でも気軽に診療を受けやすいです。詳しくはお問い合わせください。
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