希望するご予約を
お選びください

×閉じる
診療科目
2023.02.16

不整脈の症状とは? ~息切れや動悸、めまい、失神などがを自覚することがある~

不整脈とは病名ではなく、心臓のリズム(心拍)が異常になることによって、脈が飛んだり、遅くなったり、早くなったり、乱れたりする状態のことを指します。一口に不整脈と言っても治療の必要がないものから命に関わるものまで、さまざまな種類があります。

では、どのような症状がみられたときに受診を検討するとよいのでしょうか。この記事では、不整脈の症状について解説します。

不整脈の症状

不整脈は、脈が飛んだりする期外収縮、脈が遅くなる徐脈性不整脈、脈が早くなる頻脈性不整脈の3つのタイプに分類されます。この種類によって症状は異なります。

期外収縮

ときどき不規則な心拍が現れるため、脈が飛ぶ、または抜けるといった状態です。期外収縮が起こっている場所によって、心房性期外収縮、心室性期外収縮に分けられます。ヒトの心臓は1日約10万回、一定のリズムで脈を打っていますが、このうちの何回かは一定のリズムよりも早く脈を打つことがあります。これは心臓の病気の有無などにかかわらず、多少の脈の乱れは誰でも起こり得ることです。

通常は目立った自覚症状がなく、日常生活に支障がなければ治療の必要がありません。放置しても問題ないことがほとんどです。しかし、頻繁に現れる場合や連続して現れる場合には、以下のような症状がみられることがあります。

  • 胸やのどの不快感
  • 強い心拍(動悸)
  • 胸の痛み

期外収縮の原因の多くは年齢や体質的なことが関係しているといわれていますが、時に病気が関係していることもあります。そのため、健康診断などで期外収縮があると指摘された場合は、原因が病気ではないかを確認するためにも受診を検討するとよいでしょう。また、運動をしているとき、お酒を飲んでいるとき、何もしていないときなどに動悸があったり、意識が遠くなったりするような感覚がある場合は医師に相談しましょう。

徐脈性不整脈

心臓がゆっくり動く、または心拍と心拍の間隔が長くなり脈が少なくなる(50回/分未満)状態です。徐脈が起こっている場所によって洞不全症候群、房室ブロックなどに分けられ、症状の強さなどによってペースメーカーの植込みが必要となります。

徐脈があると以下のような症状がみられることがあります。

  • 息切れ
  • めまい
  • 胸の不快感
  • 目の前が急に暗くなる感覚

このほか、時に失神することもあります。なお、安静時や就寝中は症状が現れにくく、持久力を要するスポーツを続けている場合には自覚症状がないことがあります。この場合は通常治療の対象とはなりません。しかし、症状がみられる場合は治療が必要となることがあるため、上記でご紹介したような気になる症状がある場合は受診を検討しましょう。

頻脈性不整脈

脈が速くなっている(心拍数100回/分以上)状態です。頻脈が起こっている場所によって、心房頻拍、心房細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、心室細動などに分けられ、心室細動や心室頻拍などは突然死を引き起こすことがあります。主な症状としては以下の通りです。

  • 動悸
  • 胸の痛みや不快感
  • めまい
  • 目の前が暗くなる感覚

このほか、時に失神することもあります。病気が関係していることが多く、症状の程度は心筋梗塞(しんきんこうそく)などの心疾患の有無、心機能の程度、頻脈の継続時間、不整脈の種類によって異なります。

日常生活に支障が生じるような重い症状があれば治療が必要です。体を動かしたときに息切れがする、動悸が続くといった場合には心拍が不十分な可能性があります。めまいや目の前が暗くなる感覚、失神は、脳に血液が流れなくなる可能性があり、緊急で治療が必要になる場合があります。

どんなときに受診すればよいの? 不整脈のセルフチェック

健康診断を受ける

まず健康診断などで不整脈を指摘された場合は、症状がないからといって自己判断せず早めに医師に相談するようにしましょう。不整脈があると心臓の病気をイメージすることも多いですが、高血圧や甲状腺異常など、ほかの病気で起こることもあります。また、治療が必要な不整脈からそうでないものまでさまざまです。過度な心配も問題ですが、自身で判断してしまうのは注意が必要です。

セルフチェックをする

また、不整脈は定期的に自分の脈を調べることでも見つけることが可能です。起床直後や就寝前など気持ちが落ち着いているときに、手首の親指側に、反対側の手の人差し指、中指、薬指の指先を当てて脈拍を確認します。“トン、トン、トン……”と規則的なリズムで1分間に60~100回程度あれば問題ありません。

脈が不規則(たとえば、“トン……トトッ……トトン……トッ……トン……”というようなリズム)に感じたら、さらに1~2分続けて確認します。加えて、息切れや動悸などの症状があるときにも脈拍を確認してみましょう。脈拍が不規則なリズム、極端に少ない、極端に多いといったいずれかであれば、放置せずに医師に相談するようにしましょう。

「不整脈の検査」について詳しく見る

「不整脈の治療」について詳しく見る

不整脈について疑問があればeHealth clinicにご相談ください

不整脈は心臓の病気のほか、別の病気でも生じることがあります。また、健康な方でも加齢や寝不足、お酒の飲み過ぎなどによって起こり得ます。そのため、何が原因で不整脈が起こっているか確認するためにも、健康診断で指摘されたり、気になる症状がみられたりする場合は早めに受診を検討しましょう。

eHealth clinicの内科では不整脈の診療を行っています。健康診断で不整脈を指摘された場合も、お気軽にご相談ください。土日も診療可能で、24時間365日予約を受け付けています。オンライン診療にも対応しているため、忙しい方でも気軽に診療を受けていただけます。詳しくはお問い合わせください。

▼【来院】内科のご予約はこちら▼

▼【オンライン診療】内科のご予約はこちら▼