高尿酸血症の食事で気を付けるポイントとは?具体的な食事の注意点を解説
頭痛はありふれた症状であり、日本人の約3人に1人は慢性的な頭痛を持っているといわれています。安静にしたり睡眠を取ったりすることで楽になることも多いです。
しかし、頭痛の原因には何らかの病気が関係していることもあります。特に頭痛に伴い吐き気や嘔吐、発熱、手足の動きにくさを感じるなど、ほかの症状がみられる場合は、脳出血やくも膜下出血などによって発症している可能性もあるため注意が必要です。また、頭痛の頻度が高い場合や1回1回の頭痛が激しい場合には、生活に支障が出ることもあります。そのため、我慢せずにかかりつけ医に相談したり、内科などの受診を検討するとよいでしょう。
緊張型頭痛とは、ストレスや運動不足などの要因が関係して生じる頭痛です。前頭部と首の後ろに押さえつけられるような痛みを感じるのが特徴です。
治療では市販薬を含む一般的な鎮痛薬で効果が期待できるといわれています。ただし、月10日以上頭痛が起こる場合には、抗うつ薬をはじめとした飲み薬などによって予防療法を行うこともあります。
副鼻腔炎とは、副鼻腔(鼻のまわりの骨にある空洞)に炎症が起こった状態です。極めて軽度の炎症であれば無症状ですが、炎症が強くなると鼻水、発熱、頭痛が起こることがあります。特に前頭部に頭痛が起こる場合は額の奥で炎症が起こっている可能性があり、悪化するとまれに頭蓋骨を溶かして炎症が脳まで及ぶことがあります。
治療では、抗生物質や鼻の中を洗って膿を出す鼻洗浄などを行います。
無菌性髄膜炎とは、細菌以外の原因によって、髄膜(脳、脊髄を覆う組織)とくも膜下腔(髄膜と髄膜の間)に炎症が起こる病気です。主な症状は38~40℃の発熱、頭痛、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などが挙げられます。この場合の頭痛は前頭部や目の奥が痛む場合が多く、眩しさを感じることもあります。
無菌性髄膜炎の発症後は常に細菌感染症の恐れがあるため、基本的には入院治療となります。治療は脱水を改善するために点滴を行うなど対症療法がメインとなります。
頭痛の原因として、薬の副作用も考えられます。たとえば狭心症の治療薬では、片頭痛や緊張型頭痛のような症状が出ることがあります。もし薬の副作用で頭痛が出た場合には薬の変更や減量が必要です。ただし、自分の判断で薬の使用を中断することは避け、担当の医師に相談しましょう。また、鎮痛薬の飲みすぎで頭痛が起こることもあるため注意が必要です。
市販の鎮痛薬を飲み過ぎると、薬物乱用頭痛という頭痛を併発することがあります。目安として1か月の間に10~15日以上の鎮痛薬服用を3か月以上続けている場合には、薬物乱用頭痛と診断されることがあるため、頭痛の頻度が高いなど気になる症状があるときは早めに受診を検討するとよいでしょう。
頭痛が起きたタイミングや症状の程度、持続時間などを記録しておくことで、頭痛のタイプが明らかになったり対策しやすくなったりすることがあります。また、鎮痛薬の服用回数や薬の成分を記録しておくと、薬物乱用頭痛も発見しやすくなります。
今までになかったような強い痛みや、徐々に悪化するような痛みのほか、発熱や手足を動かしづらいというようなほかの症状がある場合には、時に重大な病気が原因となっている可能性もあるため我慢せずに早めの受診を検討するとよいでしょう。また、頭痛によって日常生活に支障が出ている場合にも、同じく受診を検討するとよいでしょう。