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2022.08.17
#内科 #対象疾患

アミノインデックス検査

アミノインデックス検査とは

アミノインデックス(AICS)検査とは、採血によって血中のアミノ酸を測定し、がんのリスク(可能性)を予測する検査のことです。

健康な人の場合、血中のアミノ酸濃度は一定に保たれるようにコントロールされています。しかし、がんの人では血中のアミノ酸濃度バランスが変化することが分かっています。そこでAICSでは、健康な人とがんを患う人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、がんであるリスク(可能性)を予測することができるといわれています。

ただし、がんのリスクとは“がんである可能性”のことで、検査時点でのがんの有無を判断するものではありません。

採血をするだけの簡単な検査でがんの可能性を予測できるため、これまでがんの早期発見が困難だった胸部X線検査やCT検査に代わり、有効な検査方法として注目されています。

検査がすすめられる人の特徴

アミノインデックス検査がすすめられる人の特徴は、以下のとおりです。

  • がんのリスクを知りたい人

など

対象者の条件

ただし、検査の対象となる人には条件があります。具体的には以下のとおりです。

  • 胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓(すいぞう)がん、乳がん(女性のみ):25~90歳の人
  • 前立腺がん:40~90歳の人
  • 子宮がん・卵巣がん(日本人女性で妊娠されている方を除く):20~80歳の人

AICSは、それぞれ上記の対象年齢の日本人を対象として開発された検査です。これらの人以外の結果は報告されますが、評価対象外となります。

検査で分かる病気

AICSを受けることで、以下の病気のリスクが分かります。

  • 肺がん
  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 膵臓がん
  • 前立腺がん
  • 乳がん
  • 子宮頸(しきゅうけい)がん・子宮体がん・卵巣がん

ただし“子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん”についてはひとまとめの検査項目であり、それぞれのリスクについては区別できません。

検査結果の見方

AICSでは、がんの種類ごとに“AICS値”というがんである可能性を数値化したもので結果が出ます。AICS値は0.0~10.0まであり、高値であるほど現時点でがんである可能性が高いことを示しています。この値からがんのリスクを判断する目安として“ランクA”“ランクB”“ランクC”の3段階に分類されます。ランクA、ランクB、ランクC順でがんである確率が高くなることを示します。

基準値と分類

  • ランクA、B

ランクAの場合、AICS値は0.0~4.9で“がんのリスクは低い”という意味になります。がんを発症しないことが確定されるわけではないので、定期的にがん検診を受けるとよいでしょう。

一方ランクBの場合、AICS値は5.0~7.9で“通常よりがんのリスクが約1.5倍高い”という意味になります。早期発見のために定期的にがん検診を受けることをおすすめします。

ランクA、ランクBの人はがん発生のリスクは高くないとはいえ、通常の人と同様のがん発生リスクはあるので、定期的ながん検診を受けることをおすすめします。

異常値

  • ランクC

ランクC(8.0~10.0):がんのリスクが高い

精密検査を受けることがすすめられます。医療機関では必要に応じた精密検査が行われます。

アミノインデックス検査を受けるときに気を付けたいポイント

検査前の注意点

飲食については、前日夜の食事から8時間以上空けてから午前中に採血します。また、正しい検査結果を得るために検査当日の朝の運動は控えましょう。

薬剤が検査結果に及ぼす影響は分かっていませんが、検査当日の薬の服用については事前に主治医または健診施設に相談のうえ、その指示に従いましょう。

痛み

採血に伴う痛みや内出血が出る可能性がありますが、数日以内に自然と消失します。