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2022.09.30

アレルギー性鼻炎の原因とは? 〜花粉やハウスダストなどが大きな原因〜

アレルギー性鼻炎の原因は人によって異なります。原因となる物質であるアレルゲンは数多くあり、それらが体内に侵入することでアレルギー反応が起こり、過剰なくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が表れます。アレルギー性鼻炎の症状を軽減させるためには、自分にとってアレルゲンとなるものを知り、それを排除することが大切です。

ここでは、代表的なアレルゲンとその除去方法のポイントなどを紹介します。

花粉やハウスダストなどが大きな原因

アレルギー性鼻炎を引き起こす代表的なアレルゲンは、花粉とハウスダスト(家の中のダニやホコリ)です。

花粉が原因の場合は、草木の種類によって飛散する時期が異なり期間が限られているので、症状が出る期間も限られています。これを“季節性アレルギー性鼻炎”と呼びます。

一方、ハウスダストが原因の場合は、それらが鼻や目などから侵入することで一年中アレルギー症状が起こります。そのため、“通年性アレルギー性鼻炎”と呼ばれます。

何が原因でアレルギー性鼻炎の症状が引き起こされているかによって対処法が異なるので、耳鼻咽喉科やアレルギーの専門知識を持つ医師を受診して検査を受けることをおすすめします。

アレルギー性鼻炎の治療と同時に原因を取り除くセルフケアも実施

アレルギー性鼻炎の症状改善には、薬物療法を中心とした治療が重要です。同時に、原因となる花粉やハウスダストを可能な限り除去することも大切です。アレルゲンが体に触れたり、体内に侵入することを防げたりできれば、症状を軽減できる可能性が高くなるからです。

日常生活の中で、避けたいアレルゲンとそのセルフケアのポイントは次のようになります。室内などの掃除を行う際は、その仕方にも注意が必要です。

アレルゲンとセルフケアのポイント

花粉対策 ・鼻の中に花粉やホコリが入ると症状が起こるので、花粉が飛散している時期はマスクで鼻と口を覆って遮る

・アレルゲンを完全にシャットアウトすることは難しいので、帰宅後に洗顔やうがい、鼻うがいなどで洗い流す

・何度も鼻をかむと、鼻粘膜が荒れてしまいアレルゲンが侵入しやすくなるので、鼻の中にこまめにワセリンを塗るなどしての粘膜を保護する

・鼻の中が乾燥しないように部屋の湿度を上げたり、室内でもマスクをしたりする

ダニ・ホコリ対策 ・ベッドのマットや布団、枕にダニを通さないカバーをかける

・布のソファやカーペット、畳はなるべく避ける

・枕やシーツはこまめに洗濯する

・週に2回以上掃除する

・掃除機はゆっくり動かし、1畳あたり30秒以上の時間をかけて吸引する

・室内の湿度を45%程度・室温20〜25℃に保ち、ダニが生育しにくい環境にする

ペットの毛や皮脂対策 ・ペットの毛や皮脂などが肌に触れることでアレルギー性鼻炎が起こる場合、できれば飼育をやめるか屋外で飼う、または寝室に入れないなどのルールを作る

・フローリングにしたり、掃除を頻繁に行ったりする

免疫力をアップさせる健康生活を送る

アレルギー性鼻炎の改善のためには、アレルゲン除去をすると同時にアレルゲンに抵抗できる健康な心身を維持することも重要です。

基本的なことですが、栄養バランスのとれた食事を取る、睡眠時間を確保して疲れをためない、ストレスを排除する、鼻の粘膜を傷つけるたばこを吸わないといった心身を健やかに保つ生活を心がけましょう。

自分に合ったアレルゲン除去対策を医師と相談

どのようなアレルゲン除去対策が自分に合っているかは、検査をした医療機関や主治医に尋ねてみましょう。アレルギーを避けることはもちろん大切ですが、除去することにあまり神経質にならず、疑問があれば気軽にアレルギーの知識が豊富な医師に相談することをおすすめします。

eHealth clinicのアレルギー科では、アレルギー性鼻炎の診療を行っています。何が原因になっているのかを調べるため、代表的なアレルギー39項目を調べるView39を実施し、患者さんに合わせた治療方針をご提案します。ご不明点があればお気軽にご相談ください。

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