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お知らせ
2024.03.03 #お知らせ

重症花粉症で困っている方へ(『オマリズマブ(ゾレア)』治療を提供しています)

当院では、今までの標準治療では症状が改善できなかった、重症花粉症で困っている方に対して、注射で乗り切る『オマリズマブ(ゾレア)』治療を提供しています。

 

Yahooニュースに、重症花粉症に対するゾレアの効果に関するインタビュー記事が掲載されました。

重症花粉症にも高い効果期待―抗体医薬の特徴と投与までの道筋

 

・皮下注射療法(ゾレア®)

「ゾレア®」は今までの標準治療では症状が改善できなかった、重症花粉症で困っている方に対しての新たな治療法です。
オマリズマブ(ゾレア®)は従来、重症の気管支喘息や慢性蕁麻疹に対する治療薬として使用されていました。2019年12月、このゾレア®に季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)に対する適応が追加され、花粉症の治療にも用いられるようになっています。

ゾレア®は抗IgE抗体の一種です。IgE(Immunoglobulin E)とは、アレルゲンに対する免疫応答を引き起こすためのタンパク質です。ゾレア®はIgEと結合することで、IgE本来の働きを阻害し、アレルゲンに対する反応を抑制します。これにより、炎症や過敏反応を減らすことができ、症状を軽減するのがゾレア®の作用です。特に重症な花粉症に対して有効で、症状を軽減する効果が期待されます。

 

皮下注射療法(ゾレア®)の投与適応と投与期間

投与対象は重症花粉症に限定されており、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 12歳以上
  2.  血清中総IgE濃度が30~1500IU/ml
  3.  体重が20~150㎏
  4. スギ花粉抗原に対する特異的IgE抗体価がクラス3以上
  5. 重症以上の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)で、前回のスギ花粉シーズンで重い症状があった方
  6. 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の既存の治療を今シーズンに1週間以上行い、効果が不十分だった方

また、ゾレア®は毎年スギ花粉の飛散前と飛散時期である1〜5月に投与しています。治療期間は、臨床試験の結果に則り、12週間程度が目安です。治療効果を最大限に感じていただくために、遅くても3月には治療を開始することをお勧めしております。また、抗ヒスタミン薬などの標準治療も引き続き併用します。

 

皮下注射療法(ゾレア®)の副作用について

主な副作用は下記の通りです。

  • 穿刺部位の赤み、腫れ、かゆみなど

また、投与後は下記の症状に注意が必要です。

  • 気管支の痙攣
  • 湿疹
  • 呼吸困難
  • 血圧低下 など

イーヘルスクリニック新宿院の花粉症外来

当院では花粉症で困っている患者様に対して、それぞれの患者さんに合った治療を検討します。

アレルギー検査や抗アレルギー薬の処方だけでなく、当院ではゾレア注射や舌下免疫療法にも積極的に取り組んでおります。さらに、お忙しい方にも配慮し、オンライン診療や処方薬の便利な配達サービスもご提供しております。
花粉症にお悩みの方は、どうぞ一度お気軽にご相談ください。

 

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■参考資料

重症花粉症に対する治療法(皮下注射療法 ゾレア®について)

花粉症について

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