子宮頸がん検診の超音波検診では何が分かるの? ~検査の内容や痛みの有無~
2023.02.27乳がんは女性がもっともかかりやすいがんで、30歳代から増加しはじめ、50歳前後の方では約9人に1人が乳がんになるといわれています。一方で早期発見・治療できれば、9割以上の方が助かるともいわれています。そのため、定期的に乳がん検診を受けて早期発見に努めることが大切です。乳がんスクリーニング検査として、エコーやマンモグラフィが一般的です。そこで悪性の疑いがある場合は、疑わしい部位の組織を採取し、顕微鏡で確認する精密検査を行います。記事では、乳がん検診の精密検査について詳しく解説します。
精密検査では、乳がん検診で見つかった疑わしい部位について、再度マンモグラフィやCT・MRIなどの検査をしてより詳しく調べます。ただ、精密検査が必要だからといって、確実にがんがあるわけではありません。精密検査を受けた方のうち、実際に“がん”と診断されるのは100人中5人程度だといわれています。
精密検査には、マンモグラフィやエコー(超音波検査)、細胞診検査、組織診検査、MRI/CT検査などがあります。がんの広がりなどを確認するためにMRI検査やCT検査などを行い、細胞や組織を直接確認することで診断を確定させることが一般的です。
マンモグラフィとは、乳房専用のX線装置で左右の乳房を片方ずつ挟み、乳房を圧迫してX線写真を撮る検査です。触診では診断できない小さなしこりの発見に役立ちます。
ただ画像の性質上、乳腺の密度が濃い方では、病変が存在していても見つかりにくいことがあります。
エコー検査は、超音波を発する機械を乳房に当て、反射して返ってくる信号を画像化する検査方法です。マンモグラフィでは分かりにくい病変を確認できます。放射線による被爆の心配がないため、妊娠中の方でも検査が可能です。
良性・悪性の鑑別を必要とする病変に対し細い針を刺して細胞や組織を採取します。
この時、エコー検査で病変の場所を映し出しながら行うこともあります。
検査時は場合により麻酔を行います。
MRI検査では磁気、CT検査ではX線を使い、疑わしい病変の広がりや転移の有無を調べます。手術や放射線治療などを検討するときも行います。
精密検査を受ける必要があると診断された場合は、保険適用となります。診察に関わる費用は医療保険の自己負担割合などによって異なるので、詳細は受診する医療機関でご確認ください。
検査当日は以下の事項に注意しましょう。詳細は精密検査を受ける医療機関の指示にしたがうようにしましょう。
※刺青がある場合は検査内容により検査できないことがあります。
要精密検査になったとしても、必ずしも悪性病変があるとは限りません。乳がん検診の精密検査では、検診で見つかった疑わしい病変について、追加でマンモグラフィやエコー、CT・MRI検査、細胞診などによってより詳しく調べます。乳がんの精密検査は保険適用で検査できるので、精密検査をすすめられた場合は必ず受けてください。乳がん検診の精密検査について分からないことがあれば、医師に相談するか、医療機関を受診しましょう。
eHealth clinicの健康診断では、乳がんエコー検査のほか、乳房MRや乳がん腫瘍マーカーいった乳がんの発見に役立つ検査も実施しています。それぞれの料金は乳がんエコー検査が6,600円(税込:自由診療)、乳房MRIが29,700円(税込:自由診療)、乳がん腫瘍マーカーが6,600円(税込;自由診療)です。また、“生活習慣病予防コース”や“婦人科検診コース”など患者さんのニーズに合わせたさまざまなコースもご用意しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。