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2023.09.21不安障害(不安症)とは、過度に不安や心配を感じることによって、心と体にさまざまな不調が起こり、日常生活に影響が出てしまう病気のことです。不安障害にはさまざまな種類があり、種類によって特徴が異なります。代表的なものとして以下のようなタイプが挙げられます。
不安障害の治療の中心は薬物療法とカウンセリングです。また、治療に対しては無理せず自分のペースで向き合うことが大切であり、周囲もゆっくり見守るとよいとされています。
不安などの感情は誰もが感じることのあるものですが、不安障害の場合は必要以上に不安などを感じることで以下のような特徴がみられることがあります
不安障害では、このような特徴が現れる場面や物事を避けるようになることで、外に出ることが難しくなったり退職してしまったりするなど、日常生活に大きな影響が出てしまうこともあります。
原因は完全に明らかになっているわけではありませんが、遺伝や環境(トラウマやストレスなど)、精神的な気質、体の状態などが関係しているのではないかと考えられています。
職場において、上司など周囲の人が従業員の様子の変化に気付くための体制を整えることが大切だといわれています。不安障害やメンタルヘルスの不調に対して、職場では1次予防(未然に防ぐ)、2次予防(早期発見)、3次予防(職場復帰支援)の3つが重要とされています。
具体的には以下のようなものがあります。
メンタルヘルスなど病気の予防や健康増進を行うことで、病気の原因を取り除いたりリスクを下げたりすることです。具体的には、事業者から従業員に向けてメンタルヘルスケアに関する教育研修や情報提供を行ったり、ストレスチェック*から職場環境などの把握・改善に努めたりすることが挙げられます。
*ストレスチェック:従業員のストレス度合いを調べること。
すでに健康に問題が出ている段階で、早期発見・早期治療を行うことで病気などが重症化するのを防ぐことです。たとえば、検診を実施することで病気を発見し、早期に治療や保健指導などに促すことで重症化予防に努めます。
すでに病気が発生し診断された後に、リハビリテーションや再発を防ぐ対策をすることで職場や社会に復帰できるような状態までの回復を図り、それを維持することです。不安障害の人に対しては、周囲はゆっくり見守ることが大切とされているため、体調や症状などへの理解、それらに合わせたサポート体制の構築のほか、上司や産業医などとの連携も重要とされています。
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