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血液検査とは、血液に含まれている細胞や酵素、抗体(体内に侵入してきた異物を排除するタンパク質)などの数を数値化して、病気の診断に役立てる検査です。検査自体は採血のみのため、数分で完了します。
血液は、全身を巡って体の隅々に酸素や栄養などを送り届ける役割があります。そのため、血液検査によって全身の健康状態が確認できるのです。
血液検査を受けることで分かる病気には、以下のような病気があります。
など
検査結果が基準値内にない場合は何らかの病気が疑われます。以下では、血液検査の検査項目とそれぞれの基準値についてご紹介します。
血液検査における血液学検査の項目と、それぞれの基準値をご紹介します。
基準値より外れていた場合は多血症や貧血などが疑われます。
基準値より外れていた場合は膠原病や、感染症、アレルギー疾患、白血病、がんなどが疑われます。
基準値より外れていた場合は多血症や貧血などが疑われます。
基準値より外れていた場合は多血症や貧血などが疑われます。
糖代謝検査における血液学検査の項目と基準値をご紹介します。
基準値より外れていた場合は糖尿病や甲状腺機能亢進症、肝硬変などが疑われます。
血液検査における脂質代謝検査の項目と、それぞれの基準値をご紹介します。
基準値より外れていた場合は脂質異常症や、家族性高コレステロール血症、ホルモンの病気(甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症など)、栄養吸収障害などが疑われます。
基準値より外れていた場合は動脈硬化や脂質異常症、膵炎、肝硬変、低栄養などが疑われます。
基準値より外れていた場合は脂質異常症や動脈硬化、腎臓病、肝硬変などが疑われます。
基準値より外れていた場合は急性・慢性肝炎やアルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、心筋梗塞などが疑われます。
血液検査における肝機能検査の項目と、それぞれの基準値をご紹介します。
基準値より外れていた場合は糖尿病や甲状腺機能亢進症、肝硬変などが疑われます。
基準値より外れていた場合は急性・慢性肝炎やアルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、心筋梗塞などが疑われます。
基準値より外れていた場合はアルコール過剰摂取や薬物摂取、肝臓病(アルコール性肝障害、薬剤性肝障害)、胆道の病気(胆道炎、総胆管結石)などが疑われます。
血液検査における腎臓機能検査の項目と、それぞれの基準値をご紹介します。
基準値より外れていた場合は高尿酸血症や痛風などが疑われます。
基準値より外れていた場合は腎臓病や心不全、肝硬変、筋ジストロフィーなどが疑われます。
eGFRとは1分間に腎臓でろ過できる血液量のことで、腎機能の評価に使われます。eGFRは年齢や性別を考慮して簡単に計算できます。
基準値より外れていた場合は慢性腎臓病などが疑われます。
検査数値に異常値があった場合は何らかの病気の疑いがあるため、医療機関を受診し精密検査を受けるようにしましょう。
ただし、異常値となった場合でも100%病気があるとは限りません。確定診断のために、医療機関では必要に応じてX線検査や超音波、CTなどの画像診断や内視鏡・細胞診などが行われます。
血液検査を受けるときに気を付けたいポイントをご紹介します。
空腹でないと正しく評価できない検査項目(中性脂肪、血糖など)があるため、食事制限が必要な場合があります。
また、心臓病や高血圧のお薬は検査当日の朝7時までに服用してください。薬や検査項目によっては結果に影響が出る可能性もあるため、事前に主治医に確認しましょう。
血液検査では、採血に伴う痛みを感じることがあります。