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2023.09.23
#内科 #発熱外来 #対象疾患

インフルエンザ感染症(検査・治療・ワクチン)

インフルエンザ感染症
インフルエンザは毎年冬から春にかけて流行し、集団感染が多い病気です。
早期治療とインフルエンザワクチン接種による予防が重要になります。

 

【発熱外来】

【インフルエンザワクチン】

 

・どうやって感染しますか?

インフルエンザは主に飛沫感染が懸念される感染経路で、ウイルスが鼻や喉の粘膜に侵入し、感染症を引き起こします。

 

・どんな症状がでますか?

インフルエンザに感染すると、39度以上の高熱、頭痛、関節炎、筋肉痛など、全身の症状が強く現れ、喉の痛みや鼻水もみられます。気管支炎や肺炎を併発し、重症化することが多いのがインフルエンザの特徴です。一方、通常の風邪では、喉の痛みや鼻づまりなどの症状が主で、全身症状は比較的軽度です。

インフルエンザは通常の風邪とは異なり、感染が始まると、乳児から高齢者までさまざまな経路で急速に広がりますので、注意が必要です。

 

・検査

当クリニックでは「インフルエンザ迅速検査」を行っております。これは鼻の奥の粘膜からの検体を綿棒で採取し、ウイルス感染の有無を確認する検査です。検査結果は約10分で、A型陽性、B型陽性、または陰性(マイナス)に分類されます。

また、新型コロナPCR検査・抗原検査とインフルエンザ検査を同時に行うこともあります。

発熱外来のご案内

 

・治療薬

インフルエンザの治療には、薬を飲むか吸入する方法があります。

代表的な抗ウイルス薬

・オセルタミビル(タミフル®、オセルタミビル®)

世界中で広く使用され、最も信頼性のある薬剤の一つです。国際的な研究では、成人と子供において臨床試験により罹患期間の短縮と合併症の予防が証明されています。

・ラニナミビル(イナビル®)
イナビルは比較的新しい薬で、2010年9月10日に承認されました。この薬は、鼻から吸入する方法で服用されます。つまり、他の薬のように飲むか点滴を受ける必要はありません。代わりに、患者さん自身が吸入する必要があります。この方法の利点は、一度使用すれば終了することができることです。

・バロキサビル(ゾフルーザ®)
2018年2月に発売されたこの抗インフルエンザ薬は新しい薬剤です。これは他の薬剤とは異なるエンドヌクレアーゼ阻害薬というカテゴリーに属し、1回の服用で治療が完了する便利な薬剤です。効果的な点ではタミフルと同等の評価を受けています。

 

・隔離期間

学校保健安全法では「発症した後 5 日を経過し、かつ、解熱した後 2 日(幼児にあっては 3 日)を経過するまで自宅待機が望ましい。」とされています。

職場では法律に基づく規定はありませんが、学校保健安全法に準じている会社が多いです。

 

・予防方法

インフルエンザワクチン
一般的に、発症した場合、多くの人はワクチンを接種していなくても1週間程度で回復します。しかし、高齢者、基礎疾患のある方(慢性呼吸器疾患、心臓病、腎不全や糖尿病)、小児は重症化のリスクが高いとされています。

インフルエンザワクチンの主な効果は重症化を予防することにあります。そのため、高齢者、基礎疾患のある方、小児など、重症化リスクの高い人々にはワクチン接種を検討することをお勧めします。

インフルエンザワクチンの詳細

 

訪問・出張インフルエンザ・ワクチン予防接種のご案内
インフルエンザウイルスは感染力が非常に高く、毎年冬に広がっています。職場などで多くの人が感染すると、業務に支障が出ることがあります。
職場での集団予防接種を検討いただくことで、インフルエンザの広がりを抑えることができますので、ぜひご検討ください。

訪問・出張インフルエンザ・ワクチン予防接種について

 

イーヘルスクリニック新宿院は新宿三丁目駅からわずか1分の距離にある当院は、来院またはオンライン診療で患者様の健康に対応します。

発熱などのインフルエンザ症状が気になる場合は、お気軽に当クリニックにご相談ください。迅速な「インフルエンザ検査」で、約10分で結果をお出しします。陽性と診断された場合は、患者様一人ひとりの症状に合わせて、適切な治療薬を処方いたします。

皆様の健康を第一に考え、安心してインフルエンザワクチン接種を受けていただけるよう、丁寧な説明と安全な医療を提供いたします。インフルエンザの流行前に、しっかりと予防対策を行いましょう。当院のインフルエンザワクチンで、この冬を元気に過ごしましょう。

ご予約は、インターネットから承っております。お気軽にご相談ください。

 

【発熱外来】

【インフルエンザワクチン】

 

参照ページ

厚生労働省

東京都感染症情報センター

 

記事監修:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

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