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2022.12.09
#性感染症 #対象疾患

クラミジアの検査では何をするの? ~適切な検査のタイミングや検査費用~

クラミジア(性器クラミジア感染症)は日本でもっとも多い性感染症です。自覚症状がない場合が多く、感染に気付かない方も少なくありません。しかし、治療しないままでいると、男性の場合は精巣などにクラミジアが侵入して炎症を起こしたり、女性の場合は不妊症や子宮内膜炎などの重大な病気につながったりする恐れもあります。そのため、気になる症状や感染の疑いがある場合などでは検査を受けるとよいでしょう。本記事では、クラミジアの検査について解説します。

クラミジアの検査

クラミジアに感染したかを調べるには、クラミジアそのものが存在するかを調べる “抗原検査”やクラミジアに抗体があるのかを調べる“抗体検査”が用いられることが一般的です。抗原検査は現在クラミジアに感染しているかどうかを確認することができ、基本的にクラミジアの診断には抗原検査が使われます。一方抗体検査は、クラミジアに抗体があるかを調べる検査なので、過去の感染でも陽性になることがあり、補助診断として利用されることが多いです。

eHealth clinicでは、抗原検査の1つである“淋菌・クラミジアトラコマチスDNA同時同定”という検査方法で、尿や分泌物、うがい液を検体として検査を行っています。この検査方法は同じ性感染症の病原菌である淋菌とクラミジアを1つの検体から同時に検出できることが特徴です。採取した尿からクラミジア内のDNAをPCR法と呼ばれる方法で大きく増幅させ、検出感度を高めたうえで抗原量を測定します。

検査キットの精度

最近は、抗原検査の場合、自分で検査できる検査キットなどが市販されています。このような検査の精度を不安に思う方もいますが、一般的な検査キットの精度については、病院と同様の検査結果が出るといわれているほか、1度きりの使い捨てタイプになっているため衛生的です。検査方法自体も自身で簡単にできるといわれています。そのため、感染を不安に思う方は検査キットを用いて確認してもよいでしょう。

eHealth clinicでも検査キットを郵送することが可能です。この場合は、オンラインで診療した後に検査キット(治療薬込み)を郵送いたします。オンライン診療の場合は自由診療となりますが、対面診療の場合は症状がある方では保険診療で検査を行うこともできます。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

 

検査のやり方

抗原検査の場合、感染部位や症状によって尿や咽頭のうがい液などを使用してクラミジアの有無を調べます。これは病院で行う検査も自分で行う検査キットも基本的に同じ方法です。

具体的に性器への感染が疑われる場合は、尿や性器の分泌物を採取して検査します。女性の場合、生理中は正確な結果が出ないことがあるので、生理中は避けて検査を受けるようにしましょう。また、咽頭への感染が疑われる場合は、うがい液を使用します。通常は生理食塩液(食塩水)で10〜20秒間ほどうがいし、それを容器に出してスポイトで採取して検査します。このとき正確な検査を行うために、ガムやアメを含む飲食、うがい、歯磨きは、検査1時間前から控えてください。

検査を受けるタイミング

感染の可能性のあった日から、ごく初期(1~2日)に検査を受けた場合は、感染していても結果が“陰性”となることがあります。そのため、3日ほど経ってから受けるようにするとよいでしょう。

検査結果が出るまでの期間

検査結果が出るまでの期間は医療機関によって異なります。

eHealth clinicの場合、対面診療では即日検査が可能で、検査結果が出るまでは4〜5日かかります。また、オンライン診療では、検体を返送いただいてから約1日で結果が出ます。

検査費用

検査費用は、保険診療と自由診療で異なります。保険診療で受けられるのは、症状などがあり医師が検査や治療が必要と判断した場合です。そのほかは、自由診療で受けることになり、全額自己負担となります。

eHealth clinicの自由診療の場合の検査費用は、性器の検査で7,150円(税込:自由診療)、喉の検査で7,150円(税込:自由診療)、性器+喉の検査セットは、1円(税込:自由診療)でご用意しています。※別途、診察料として1,650円(税込)が発生します。
なお、対面診療では、症状がある方は保険診療での対応も可能です。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

クラミジアの治療法

クラミジアの感染が分かったら、抗菌薬を使用して治療を行います。薬は、決められた期間しっかりと服用を続けるようにしましょう。自己判断で中断すると菌が残り、治らない可能性があります。そのため、必ず医師の指示に従って服用しましょう。また感染が分かったら、パートナーも一緒に治療を受けることも大切です。

「クラミジアの治療の流れ」について詳しく見る

「クラミジアの薬」について詳しく見る

クラミジアに関する不安や疑問があれば医師に相談を

クラミジアの感染を調べる検査には、尿やうがい液、性器の分泌液などを使用します。痛みを伴うことはなく、体への負担は少ない検査です。クラミジアについて分からないことがある場合は、医師に相談しましょう。

eHealth clinicでは性器クラミジア感染症の診療を行っています。オンライン診療も対応しており、この場合は検査キットを郵送いたします。どなたでも安心して治療を受けられるよう、患者様のプライバシーには十分配慮いたします。気になることがある場合はお気軽にご相談ください。

オンライン診療の自由診療の場合、費用は下記の通りです。
性器のクラミジア検査(性器) 8,250円(税込)
咽頭のクラミジア検査(のど) 8,250円(税込)
性器+のどのクラミジア検査セット 17,050円(税込)
※別途、診察費用として1650円(税込)が発生します。