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健康診断
2022.10.18

乳がん検診のマンモグラフィの役割とは?〜メリット・デメリットや検診結果、注意点についてご紹介~

乳がんは、女性がもっともかかりやすいがんであることをご存知でしょうか。

早期の乳がんは症状がほとんどなく気付きにくいため、マンモグラフィや超音波検査などの検査を定期的に受けることが大切です。実際に早期で乳がんを発見・治療できた場合、9割は治癒が期待できるといわれています。

本記事では、乳がん検診の検査方法の1つであるマンモグラフィについて解説します。

乳がん検診におけるマンモグラフィの役割

マンモグラフィとは、乳房専用のX線装置で左右の乳房を片方ずつ挟み、乳房を圧迫してX線写真を撮る検査です。自己チェックや触診では診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した小さな乳がんの発見を得意としています。

また、マンモグラフィは乳腺組織が減った閉経後の方や高齢者など40歳以上に適した検査です。これは、マンモグラフィが乳腺としこりの両方を白く写し出すため、乳腺組織にしこりが重なっていると区別するのが難しくなるからです。

一方、同じ乳がん検診で用いられるエコー検査(超音波検査)もマンモグラフィ同様に画像検査ですが、こちらは、乳腺組織は白く、悪性腫瘍(あくせいしゅよう)(がん)は黒く映し出されるため、乳腺組織が発達している若い世代にも適しており、乳がんの検出に役立つといわれています。

マンモグラフィのメリット・デメリット

以下ではマンモグラフィを受けるメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

マンモグラフィを受けるメリット

  • マンモグラフィ単独、もしくは視触診と組み合わせて受けることで、死亡率減少効果があります。
  • 高感度でがんを判別できます(精度は80%前後)。
  • 触診だけでは発見できないしこりや、がんの初期である石灰化を発見でき、がんの早期発見に役立ちます。

マンモグラフィを受けるデメリット

  • X線による放射線被ばくがあります。ただ、1回の検査で受ける放射線量は、東京~ニューヨーク間の飛行機旅行で浴びる放射線量とほぼ同じといわれているので、過度な心配は必要ありません。
  • 検査時は、乳房を挟んで固定してX線撮影するため、痛みを伴う場合があります。
  • 年齢が若く乳腺が発達している場合は、乳がんを見つけられない可能性があります。

マンモグラフィでは痛みがあるの? 乳房を圧迫する理由

マンモグラフィでは乳房を平らに伸ばし、板状のもので圧迫するため痛みを感じることがあります。圧迫の時間としては、数秒~数十秒ほどです。

この痛みには個人差があり、乳房の大きさに比例せず、乳腺が発達した方が痛みを強く感じやすいといわれています。また、生理になる1週間ほど前では、乳房が張るため痛みを感じやすくなるといわれているので注意しましょう。

痛みを感じるほど乳房を圧迫する理由としては以下が挙げられます。

  • 乳腺が広がるので、石灰化やしこりが発見されやすい
  • 厚さが薄くなることで、より少ないX線で撮影できる(被ばくを抑えられる)
  • 挟んで固定しているため、動きによる画像のボケが少なくなる

そのため、痛みを感じることがありますが、医師や看護師の指示に従ってしっかりと検査を受けるようにしましょう。

マンモグラフィの検診結果

検診結果は医療機関によって異なりますが、“要精密検査”か“精密検査不要”のどちらか一方で通知されることが一般的です。

要精密検査

追加のマンモグラフィやCTなどの検査によって疑わしい部位をさらに詳しく調べます。

ただし、要精密検査になったからといって、確実にがんがあるというわけではありません。精密検査を受けた方のうち、実際にがんと診断されるのは100人中5人程度です。そのため、過度に心配する必要はないといえるでしょう。

精密検査不要

今回の検査では、がんの疑いがないということになります。しかし、今後も引き続き1~2年に1回のがん検診を定期的に受けるようにしましょう。

マンモグラフィの注意点

以下に当てはまる人は、マンモグラフィを受けることができません。事前に医師や看護師に相談するようにしましょう。

  • ペースメーカーなどが入っている方
  • 豊胸インプラントをしている方
  • 妊娠中や授乳中の方

マンモグラフィについて分からないことは医師に相談しよう

マンモグラフィとは、乳房専用のX線装置で左右の乳房を片方ずつ挟み、乳房を圧迫してX線写真を撮る検査のことです。

マンモグラフィは40歳以上の方におすすめの検査であり、がんの初期段階である石灰化の発見に役立ちます。マンモグラフィについて分からないことがあれば、医師に相談したり、医療機関を受診したりしましょう。

乳がん検診について詳しくはこちらをご確認ください。