MCIスクリーニング検査・APOE遺伝子検査|イーヘルスクリニック

認知機能の低下は、早期に気づき生活習慣を整えることで進行を遅らせられる可能性があります。そのために役立つのが、MCIスクリーニング検査とAPOE遺伝子検査です。
この検査では、現在の認知機能の状態や将来の発症リスクを把握し、予防や生活改善に活かすことができます。
MCIスクリーニング検査・APOE遺伝子検査では、現在の認知機能の状態や将来の発症リスクを把握できます。
検査項目 | わかること | 詳しい説明 |
---|---|---|
MCIスクリーニング検査(血液検査) | 今の認知機能の状態 | ・軽度認知障害(MCI)の兆候があるかを調べます。 ・「最近もの忘れが気になる」という状態が、単なる加齢によるものか、注意が必要な状態かを判定します。 ・認知症の一歩手前の段階を早期発見できます。 |
APOE遺伝子検査(血液検査) | 将来の発症リスク | ・アルツハイマー病になりやすい体質かどうかを調べます。 ・遺伝子のタイプ(ε2/ε3/ε4)により、発症リスクの目安がわかります。 ・一生に一度の検査で、生涯にわたるリスクを把握できます。 |
この検査は診断を目的とするものではなく、将来の健康を守るための目安としてご活用いただけます。
より詳しい取り組みは、当院の認知症外来や自費検査一覧をご覧ください。検査にあたってはプライバシーポリシーにもとづき、個人情報を厳重に管理しています。
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「自分や家族の将来に備えて、今できることを知りたい」という方に、検査をおすすめします。
当院の検査はすべて自由診療(自費)でのご案内となります。
検査内容 | 料金(税込) | 備考 |
MCIスクリーニング検査 | 22,000円 | 結果説明料込み |
APOE遺伝子検査 | 17,600円 | 結果説明料込み |
セット(MCI+APOE) | 36,000円 | 1回の採血で同時に実施可能 |
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MCIスクリーニング検査とAPOE遺伝子検査は、いずれも少量の採血のみで行えるシンプルな検査です。ここでは、検査の流れや所要時間、結果が出るまでの目安についてご案内します。
MCIスクリーニングは、アルツハイマー病の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の兆候を把握するための血液検査です。所要時間はおよそ15分程度で、腕からの少量採血のみで完了します。
検査では、認知機能に関連するとされる複数のタンパク質を測定し、その数値から認知機能の低下リスクをA~Dの4段階で評価します。スコアはあくまで「生活改善の参考指標」としてご活用ください。
ε4を保有していても発症しない方も多くいます。なお、検査当日は以下の点にご注意ください。
判定結果に応じて、半年〜1年ごとの再検査をご案内する場合があります。
APOE遺伝子検査は、アルツハイマー病の発症リスクに関係する遺伝子型(ε2/ε3/ε4)を調べるための検査です。こちらも少量の採血のみで完了し、15分ほどで終了します。
採取した検体は、提携する外部の専門検査機関で解析を行います。検査結果では、ご自身がどのタイプのAPOE遺伝子を持っているかをお伝えします。
特に「ε4型」を持つ方は、そうでない方に比べてアルツハイマー病の発症リスクが高まることが知られています。
ただし、あくまでも「リスクの目安」であり、発症を確定するものではありません。検査結果は「将来の生活習慣を見直すきっかけ」としてお役立てください。
検査結果は、採血後2〜3週間程度で判明します。受け取り方法は以下からお選びいただけます。
結果レポートには、以下のような項目が記載されます。
検査結果を踏まえ、生活習慣の見直しや再検査時期のご提案、必要に応じて認知症外来へのご案内などを行います。
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検査をご希望の方は、まずWEB予約フォーム(24時間受付)より予約をお願いいたします。
WEB予約時には、簡単な事前問診と、APOE遺伝子検査に関する同意事項のご確認をお願いしております。ご来院時には、本人確認書類(運転免許証・保険証など)をご持参ください。
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当日は受付後、改めて検査内容と注意事項についてのご説明を行います。
特に以下の点について、医師またはスタッフより丁寧にお伝えいたします。
説明内容をご理解いただいたうえで、同意書への署名をお願いしております。
検査はすべて採血による血液検査で行います。MCIスクリーニング・APOE遺伝子検査ともに、1回の採血で同時に実施可能です。所要時間はおよそ15分程度です。
【検査当日の注意点】
特別な準備や検査後の安静は不要で、終了後はすぐにご帰宅いただけます。
検査から2〜3週間後を目安に、医師による結果説明を行います。対面・オンラインいずれかをお選びいただけます。ご希望があればご家族も同席可能です。
検査結果をもとに、以下のような生活習慣の見直しのアドバイスを行います。
ご希望の方には、サプリメントの活用についてもご相談いただけます。
さらに、幹細胞培養上清液の応用や点鼻薬を含む先進的なアプローチについても、医師がエビデンスをもとにご案内いたします。
>>幹細胞培養上清液・点鼻薬の効果・評判とは?認知症・コロナ後遺症・花粉症にも効く?
>>新型コロナ後遺症の治療法:幹細胞培養上清液「点鼻薬」療法の効果と可能性
検査後も必要に応じて再検査や専門外来へのご案内を行います。結果によっては、当院の認知症外来や他の医療機関をご紹介する場合があります。
MCIスクリーニング検査およびAPOE遺伝子検査は、いずれも「認知症の診断」ではなく、「将来リスクの目安を知るための検査」です。ここでは、結果の読み方や注意点についてご説明します。
MCIスクリーニングでは、血液中のタンパク質のバランスをもとに、軽度認知障害(MCI)の兆候があるかどうかを判断します。以下のように4段階(A〜D)で評価します。
この評価は、あくまで生活改善や予防行動のきっかけであり、病名の診断や確定的な将来予測を示すものではありません。
また、どの検査にも偽陽性(実際には問題ないのに陽性と出る)や偽陰性(リスクがあるのに見逃す)の可能性が一定の割合で存在します。そのため、結果だけで過度に心配したり、安心しすぎたりせず、総合的な判断が重要です。
APOE遺伝子検査では、ご自身の遺伝子型が「ε2/ε3/ε4」のどの組み合わせかを確認します。
以下は、検査結果の読み解き方に関する基本的なポイントです。
このように、遺伝子型はあくまで「相対的なリスク傾向」を示すに過ぎず、発症を決定づけるものではありません。
さらに、認知症の発症には以下のような環境要因や生活習慣が大きく影響します。
APOE検査は、これらを見直す「予防のスタートライン」として捉えることが大切です。
MCIスクリーニング検査・APOE遺伝子検査は、将来のリスク傾向を知り、早めに予防策を講じることを目的としています。ただし、いくつかの限界や注意点があることもご理解ください。
まず、MCIスクリーニング検査もAPOE遺伝子検査も診断を目的としたものではありません。検査結果がリスクを示していたとしても、それだけで医療的な判断が下されるわけではなく、必要に応じて医師による追加の評価が求められます。場合によっては、神経心理検査や画像検査、専門外来での診察をおすすめすることもあります。
また、検査結果や個人情報は、ご本人の同意なしに二次利用されることは一切ありません。ご家族を含めた他者への情報提供も、必ずご本人の意思確認を行ったうえで対応しています。
この検査は、あくまでも生活を見直すきっかけとして活用するものです。必要な方には、当院の認知症外来や他医療機関のご紹介も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
APOE遺伝子検査を含む遺伝学的検査は、検査を受けるご本人の自由意思にもとづいた同意が必要です。当院では、検査前に必ず医師またはスタッフより説明を行い、同意書への署名をお願いしています。
検査結果や遺伝情報は厳密に個人情報として取り扱い、ご本人の同意なしに第三者へ提供することはありません。検体およびデータは、定められた保存期間を過ぎた後、安全に破棄されます。
遺伝的な情報は、家族にも関わる可能性がある情報です。結果の伝え方や共有の範囲についても、事前に十分なご相談を行ったうえで対応いたします。
本検査は年齢を問わず受診可能ですが、認知機能の変化が現れやすくなる50歳以上の方に特にお勧めしております。また、以下に該当する場合は、受検の可否について医師の判断が必要です。
ご自身の健康状態に不安がある場合は、必ず予約時または事前問診の際にお知らせください。
検査当日は、以下の点にご注意ください。
本検査はすべて自由診療(保険適用外)となります。料金は税込で、検査内容ごとに明確に設定しています。
お支払いは以下の方法に対応しています。
また、領収書の発行はもちろん、法人名義での請求書対応(インボイス対応済)も可能です。法人向け検査をご希望の際は、事前にご相談ください。
軽めの食事は問題ありません。特別な制限はありませんが、常用薬がある場合は事前にお知らせください。
通常2〜3週間後に、医師による対面またはオンラインでの説明を行います。ご家族の同席も可能です。
「ε4型」は発症リスクがやや高い型ですが、必ず発症するわけではありません。生活習慣の見直しや、定期的な検査・専門外来での相談が予防の基本になります。
必要に応じて、提携の専門機関へのご紹介が可能です。結果を受けて、不安がある場合はご相談ください。
可能です。ご家族単位・企業単位での一括受検にも対応しております。事前に日程調整が必要ですので、お問い合わせください。
英語対応が可能な医師が常駐しています。
問診・説明・結果のご案内も英語で対応可能ですので、海外の方や英語話者の方も安心してご受診いただけます。事前にご予約のうえお越しください。
自由診療(自費)となりますので、健康保険の適用はありません。
すべての検査結果と個人情報は厳重に管理され、ご本人の同意なしに第三者へ提供されることはありません。
基本的に検査は可能ですが、医師の判断が必要です。安全のため、予約時にお申し出ください。
キャンセルは当日でも無料で承っております。体調不良やご都合が合わない場合も、遠慮なくご連絡ください。
当院では、内科・腎臓内科・抗加齢医学など複数分野の専門医が在籍し、検査結果の背景にある健康リスクまで含めて総合的に評価します。アルツハイマー病や認知機能に関連する疾患の予防において、生活習慣や血管リスクへの理解も重視したサポート体制を整えています。
検査結果は、図やチャートを用いたわかりやすい説明を基本とし、対面またはオンライン診療のいずれにも対応しています。ご本人だけでなく、ご家族への説明をご希望の場合も、丁寧に対応いたします。
また、希望される方には、専門医療機関への紹介やセカンドオピニオンの手配も可能です。海外在住の患者様に対するオンラインセカンドオピニオンにも対応しておりますので、遠方からのご相談も安心してご利用いただけます。
当院では、英語および中国語に対応できる医師が常駐しており、外国籍の方でも安心してご受診いただけます。検査内容や結果説明も、必要に応じて英語・中国語での対応が可能です。
【イーヘルスクリニック新宿院の体制】
法人単位でのMCIスクリーニング導入もご相談可能です。
当院では、MCIスクリーニング検査やAPOE遺伝子検査を含むすべての医療サービスにおいて、個人情報および遺伝情報の厳格な保護体制を敷いています。
法令に準拠したうえで、以下のようなセキュリティ対策を講じています。
【保管方法とセキュリティ体制】
【アクセス権限と委託管理】
【データの加工と破棄方針】
当院のプライバシーポリシーについては、以下よりご確認いただけます。
>>プライバシーポリシーを見る
当院は完全予約制です。待ち時間の短縮とスムーズなご案内のため、WEB予約フォーム(24時間受付)でのご予約をお願いします。
事前問診は専用フォームでご入力いただきます。予約時に入力画面が表示されますので、そのままご記入をお願いいたします。
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【診療時間】
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目6-4 新宿通東洋ビル 3F
【最寄駅からのアクセス】
記事監修:天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
経歴:埼玉医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院や足利赤十字病院などで勤務。2016年、帝京大学大学院公衆衛生学研究科へ入学。2018年、ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)へ留学。予防医療特化のメディカルクリニックで勤務後、2022年「イーヘルスクリニック新宿院」開院。
専門分野:腎臓内科、抗加齢医学(アンチエイジング)、産業医学
資格:日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士・博士
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