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2025.06.17
#自費診療 #対象疾患

ウゴービを処方するクリニックの見つけ方!対応状況と受診できる場所

肥満治療薬「ウゴービ」は、2023年3月に日本で承認された肥満症治療薬です。週1回の皮下注射により、食欲抑制や体重減少への効果が期待されます。ウゴービの適応は、高度肥満症、または肥満に起因した健康障害(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病など)を有する患者さんに限定されています。

肥満症の治療薬として期待が高まっている一方、新薬であるため、信頼できるクリニックで使用することが大切です。本記事では、ウゴービを処方するクリニックの見つけ方、自分にあったクリニックを選ぶためのポイントを解説します。最新の肥満治療薬で、健康的な体を取り戻す第一歩を踏み出しましょう。

イーヘルスクリニック新宿院では、医療ダイエット外来(肥満外来)を実施しています。健康的な体重管理を目指す方のために栄養カウンセリングや合併症の精査などさまざまな治療オプションをご提案いたします。ウゴービの自由診療にも対応しており、医師の診察にもとづいて適切な治療をご提案しています。

単に体重減量を目指すだけでなく、肥満によって引き起こされる健康問題の早期発見や治療にも重点を置いているのが特徴です。忙しい方でも受診しやすい環境を整えていますので、お気軽にご相談ください。

ウゴービとは医師の処方が必要な肥満治療薬

ウゴービは、週1回皮下への自己注射が必要な注射薬です。有効成分のセマグルチドは、もともと2型糖尿病治療薬として使用されており、血糖値の改善や体重減少が期待されています。

研究によると、ウゴービ投与グループは偽薬群に比べ、HbA1c(過去1~2か月の平均血糖値を反映する指標)の低下と体重減少が確認されています。セマグルチドはGLP-1受容体作動薬で、食事摂取後に分泌される消化管ホルモンGLP-1と似た働きをします。この作用により、食欲抑制や胃排出遅延が促進され、満腹感が持続します。

適応はBMI35以上、またはBMI27以上で肥満関連の健康問題(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病)がある方です。副作用には吐き気や消化器症状があり、まれに急性膵炎や胆嚢炎が報告されています。

治療には医師との相談と定期的な検査が必要です。

ウゴービを処方しているクリニック

ウゴービは、肥満症治療薬としてすべての医療機関で処方されているわけではありません。ウゴービを処方している主なクリニックの種類と、それぞれの特徴について解説します。

GLP-1専門クリニック

GLP-1専門クリニックは、GLP-1受容体作動薬を用いた治療に特化したクリニックです。ウゴービは、GLP-1受容体作動薬の一種です。GLP-1専門クリニックでは、専門的な知識と経験を持つ医師による適切な治療が期待できます。

肥満症治療に特化しているため、他の肥満症治療薬の情報も得やすく、さまざまな選択肢を検討できます。

メディカルダイエット外来

メディカルダイエット外来は、医学的な根拠にもとづいたダイエット指導を行う医療機関です。肥満症の治療だけでなく、ダイエット全般に関する相談やサポートを受けることができます。ウゴービ以外にも、さまざまなダイエット方法や治療薬に関する情報提供を受けることができ、自分に合った方法を選べます。

栄養指導や生活習慣改善のアドバイスなども受けることができるため、健康的にダイエットを進めることができます。

美容クリニック

美容クリニックは、主に美容に関する施術や治療を提供していますが、ウゴービを処方しているクリニックもあります。美容クリニックでは、外見の美しさだけでなく、健康的な美しさを追求することを目的としているため、肥満症治療にも力を入れている場合があります。

他の美容施術と組み合わせることで、より効果的な肥満治療が期待できる場合もあります。

オンライン診療クリニック

オンライン診療クリニックでは、インターネットを通じて医師の診察や処方を受けることができます。自宅や職場で受診できるため、通院の負担を軽減できます。特に、地方在住の方や忙しい方にとって便利な選択肢です。一部のオンライン診療クリニックでも、ウゴービの処方を受けることが可能です。

クリニックを選ぶ5つのポイント

クリニックを選ぶ5つのポイントは以下のとおりです。

  • GLP-1治療の実績
  • 丁寧な医師の診察・カウンセリング
  • 明確な料金体系
  • 副作用への対応・栄養指導の内容
  • 通いやすい立地

GLP-1治療の実績

GLP-1治療、特にウゴービを用いた治療の実績は、クリニック選びで重要なポイントの一つです。実績豊富なクリニックは、多くの患者さんを診てきた経験にもとづき、より適切な治療方針を提案してくれます。治療経験の多さは、安全性や効果にもつながるため、安心して治療を受けられます。

具体的な実績として、治療を受けた患者さんの人数や、治療後の経過などを確認しましょう。クリニックのWebサイトや、医師への直接の質問を通して情報を得ることが大切です。実績を公開していないクリニックは避けたほうが無難です。ウゴービは新しい薬であるため、処方実績が豊富なクリニックは限られています。

GLP-1治療全般の実績ではなく、ウゴービの処方実績にも注目しましょう。

丁寧な医師の診察・カウンセリング

肥満治療は、丁寧な診察とカウンセリングが不可欠です。患者さん一人ひとりの体質や生活習慣、肥満に至った背景、目標とする体重、治療に対する希望などを考慮するためです。医師が親身になって話を聞いてくれるか、疑問や不安にしっかりと答えてくれるか、といった点は重要です。

治療方針や薬の効果、副作用などについて、専門用語を使わず、わかりやすく説明してくれるクリニックを選びましょう。治療中の不安や悩みに寄り添い、継続的なサポートを提供してくれるクリニックは、安心して治療を続けられます。肥満はさまざまな要因が複雑に絡み合って起こります。

画一的な治療ではなく、個々の状況に合わせたオーダーメイドの治療が重要です。医師とじっくり話し合い、信頼関係を築けるクリニックを選びましょう。

明確な料金体系

ウゴービは自由診療のため、クリニックによって料金が大きく異なります。治療費の内訳(診察料や薬剤費、検査費用、管理料など)が明確になっているか、追加費用が発生する場合などを事前に確認しましょう。「安さ」だけでクリニックを選ぶのではなく、費用対効果も考慮することが大切です。

不明点は、遠慮なくクリニックに問い合わせ、納得したうえで治療を始めましょう。ウゴービは継続的な治療が必要です。無理なく続けられる料金体系であることも重要なポイントです。費用は月額3~5万円が相場ですが、クリニックによって大きく異なる場合があります。初診料や検査料が別途かかる場合もあるので、事前にしっかり確認しましょう。

当院では、患者様の負担を抑えるため、0.25〜1.0mgを下記の料金でご提供しています。

含有量 1か月あたりの価格(税込)
0.25mg 15,400円
0.5mg 24,200円
1.0mg 35,200円

※初診3,300円、再診1,100円が別途必要です。

副作用への対応・栄養指導の内容

ウゴービは、吐き気や便秘、下痢などの副作用が生じる可能性があります。副作用への対応、体制が整っているクリニックを選ぶことは、安心して治療を続けるうえで重要です。副作用出現時の対応、緊急時の連絡体制などを事前に確認しておきましょう。

食生活の改善も肥満治療において大切です。管理栄養士による栄養指導や、生活習慣改善のサポートが充実しているクリニックでは、より効果的に治療を進められます。肥満治療は、食事療法や運動療法、行動療法などを組み合わせた包括的なアプローチが重要です。サポート体制が整っているかどうかも確認しましょう。

通いやすい立地

自宅や職場から通いやすい立地にあるクリニックを選ぶことは、治療を継続するうえで重要なポイントです。定期的に通院する必要があるためです。アクセスの良さ、診療時間、待ち時間なども考慮しましょう。オンライン診療に対応しているクリニックでは、通院の負担を軽減できます。

特に、地方在住の方や、仕事などで忙しい方にはオンライン診療がおすすめです。オンライン診療の場合でも、必要な場合は対面診療に切り替えられる体制が整っているクリニックを選びましょう。通院の頻度や、オンライン診療と対面診療の組み合わせ方についても、事前に確認しておくと良いです。

ウゴービの処方の流れ

ウゴービの処方の流れは、以下のとおりです。

  1. 予約・問診
  2. 体重測定などの検査
  3. 医師の診察
  4. 注射方法の説明
  5. 定期的な診察・処方

予約・問診

ウゴービを取り扱っているクリニックを探し、予約を取りましょう。インターネットで検索し、医療機関に問い合わせることで、対応しているクリニックを見つけることができます。地域名と「ウゴービクリニック」や「GLP-1 処方」などのキーワードで検索すると、近隣の医療機関が見つけやすいです。

ご自身の通いやすい医療機関を探してみてください。予約が取れたら、クリニックを受診し、問診票の記入と問診が行われます。問診では、現在の健康状態、過去の病気、アレルギーの有無、現在服用中の薬などについて、医師から詳しく質問されます。他の薬剤との相互作用の可能性があるためです。

肥満治療に関する疑問や不安は、相談することが大切です。治療方針について、医師としっかりコミュニケーションを取ることで、安心して治療を進めることができます。

体重測定などの検査

体重や身長の測定、血液検査など患者さんの健康状態を正確に把握し、ウゴービの処方が適切かどうかを判断するために重要です。体重と身長の測定は、肥満度を表すBMI(体格指数)を算出するために用いられます。BMIは、体重(kg) ÷ 身長(m) ✕身長(m)で計算されます。

血液検査では、血糖値やコレステロール値、肝機能、腎機能などを調べます。肥満に関連する合併症の有無や、ウゴービの使用に適しているかを判断するうえで重要な指標になるためです。検査結果によっては、ウゴービの処方ができない場合もあるので、医師の説明をよく聞きましょう。

医師の診察

検査結果を踏まえ、医師が患者さんの体質や健康状態に合った治療方針を立てます。ウゴービの処方が適切と判断された場合、使用方法や注意点、予想される効果、起こりうる副作用などについて、詳しく説明を受けます。効果には個人差があり、すべての方に効果が現れるとは限りません。疑問や不安な点は、解消しておきましょう。

医師は患者さんの健康を第一に考えて治療方針を決定します。安心して相談してください。

注射方法の説明

ウゴービは、週に1回患者さん自身で皮下に注射する薬です。クリニックでは、看護師や医師から注射の方法を丁寧に教えてもらえます。注射器の使い方や部位、注意点などをしっかり確認し、正しくできるよう練習しましょう。不安がある場合は、遠慮なく相談しましょう。

定期的な診察・処方

ウゴービの効果と安全性を確認するため、治療開始後は定期的にクリニックを受診する必要があります。医師は、体重の変化や副作用の有無、血液検査の結果などを確認し、必要に応じて治療方針を調整していきます。生活習慣の改善に向けたアドバイスや食事療法、運動療法の指導なども受けることができます。

ウゴービは自由診療のため、クリニックによって費用が異なります。安さだけでなく、安全性やアフターフォローの質も重視して、信頼できる医療機関を選んでください。治療は継続することが大切です。医師の指示に従って、定期的に受診しましょう。

最近では、同様に注目を集めている治療薬に「マンジャロ(チルゼパチド)」があります。マンジャロは、GLP-1受容体作動薬とGIP受容体作動薬という二重作用を持つ新しいタイプの薬で、血糖値のコントロールと体重減少の両方で高い効果が期待されています。

以下の記事では、マンジャロの詳しい減量効果や作用メカニズムについてわかりやすく解説していますので、治療を検討中の方はぜひ参考にしてください。
>>マンジャロの減量効果について

まとめ

受付

ウゴービは、肥満症治療の選択肢の一つとして承認された処方薬です。興味のある方は、クリニックの特徴やポイントを理解したうえで、信頼できる専門クリニックに相談しましょう。詳しくは問い合わせる必要がありますが、ウゴービを処方している主なクリニックは以下のとおりです。

  • GLP-1専門クリニック
  • メディカルダイエット外来
  • 美容クリニック
  • オンライン診療クリニック

イーヘルスクリニック新宿院では、肥満症治療に特化した「医療ダイエット外来(肥満外来)」を実施しています。健康的な体重管理を目指す方のために栄養カウンセリングや合併症の精査などさまざまな治療オプションをご提案いたします。

当院の医療ダイエット外来(肥満外来)は、単に体重減量を目指すだけでなく、肥満によって引き起こされる健康問題の早期発見や治療にも重点を置いているのが特徴です。忙しい方でも受診しやすい環境を整えていますので、お気軽にご相談ください。

以下の記事では、来院治療に加えてオンライン診療でも受診可能な肥満外来について詳しく解説しています。
>>肥満外来(医療ダイエット外来)~来院治療に加え、オンライン診療でも受診可~

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参考文献

Aihua Li, Xiaorong Su, Shanshan Hu, Yong Wang.Efficacy and safety of oral semaglutide in type 2 diabetes mellitus: A systematic review and meta-analysis.Diabetes Research and Clinical Practice,2023,198,:110605

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