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コラム
2025.12.17

【医師解説】ビタミンCで老化は防げる?効果的なサプリ摂取量と食事のポイント

【医師解説】ビタミンCの真実。コラーゲン生成からがん予防、アンチエイジングに必要な摂取量まで

イーヘルスクリニック新宿院の天野です。美容や健康のために「ビタミンC」を意識して摂っている方は多いと思います。今回は、医師である私自身も毎日欠かさず内服している、エイジングケアの要「ビタミンC」について詳しく解説します。

当院監修のサプリメント・点滴療法

高濃度ビタミンC点滴や、医師監修のサプリメントで効率的な摂取をサポートします。

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骨や血管を強くする!コラーゲンの生成に必須

ビタミンCは別名「アスコルビン酸」とも呼ばれ、私たちの体を構成する重要なタンパク質である「コラーゲン」を作るために絶対に欠かせない成分です。

コラーゲンは肌の弾力を保つだけでなく、骨や腱、血管などをつなぎ止める結合組織の主成分です。もしビタミンCが不足してコラーゲンが作られなくなると、血管がもろくなり、出血しやすくなってしまいます。これが、かつて船乗りたちを恐れさせた「壊血病(かいけつびょう)」です。

⚠ ビタミンC不足で起こる症状(壊血病など)

現代の日本で重度の壊血病は稀ですが、極端な不足は以下の不調を招きます。

  • 血管がもろくなり、出血しやすくなる
  • イライラする、顔色が悪くなる
  • 貧血、筋肉の減少
  • 心臓障害、呼吸困難
  • 毛細血管・歯・軟骨などの維持ができなくなる

ストレスケアと疲労回復:ホルモンへの作用

現代社会において、ビタミンCはストレス対策や疲労回復の鍵となります。ここではホルモンとの関係や、疲れの原因に対する働きについて解説します。

⚡ ストレスホルモン「コルチゾール」を抑制

ストレスが続くと、体内で「コルチゾール」というホルモンが多く分泌されます。コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれ、短期的には体を守る役割を果たしますが、長期間分泌され続けると、免疫力の低下や睡眠障害、さらには精神面での不調を引き起こす原因となります。

ビタミンCは、このコルチゾールの過剰な分泌を抑制し、ストレスによる体のダメージを軽減する働きがあることがわかっています。

💪 活性酸素を除去し、疲労を回復

「疲れが取れない」と感じる原因の一つは、体内で発生する活性酸素です。活性酸素が細胞を傷つけることで、私たちは疲労を感じます。

ビタミンCは強力な抗酸化作用を持っており、この活性酸素を除去することで、疲労の回復を早め、疲れをやわらげる効果が期待できます。

注目の「抗酸化作用」で老化・病気を予防

近年、特に注目されているのがビタミンCの強力な「抗酸化作用」です。
私たちの体は、酸素を利用してエネルギーを作る過程で「活性酸素」という物質を発生させます。この活性酸素が増えすぎると、細胞を傷つけ、老化や病気の原因となります。

ビタミンCはこの活性酸素を除去する働きがあるため、以下の効果が期待されています。

  • がんの予防
  • 動脈硬化の予防(血管の老化防止)
  • 全身の老化防止(アンチエイジング)
  • シミ・日焼けを防ぐ(美白効果)

ビタミンCはどれくらい摂ればいい?アンチエイジングのための摂取量

アンチエイジング領域では、ビタミンや栄養素の摂取量が、一般的な推奨量と異なる場合があります。ここでは、美容や抗酸化作用を重視する場合の理想的な摂取量について解説します。

💊 美容・抗酸化目的の推奨量:1日 3,000 mg 程度

一般的な健康維持のための推奨量は1日100mg程度ですが、美容クリニックや米国抗加齢医学会などでは、より積極的な効果を期待して1日 2,000 mg 〜 4,000 mg、場合によってはそれ以上の摂取を推奨することもあります。

<摂取のポイント>
ビタミンCは水溶性で、一度に多量摂取しても余剰分は尿として体外に排出されてしまいます。そのため、一度にまとめて飲むのではなく、1日数回(朝・昼・晩など)に分けてこまめに摂取することが効率的です。

⚠ 過剰摂取の副作用

一度に数グラム(3,000〜4,000 mg)といった極端な大量摂取をした場合、腹痛、吐き気、下痢などの胃腸症状が現れることがあります。ご自身の体調に合わせて量を調整しましょう。

食事から効率的に!ビタミンCを多く含む食品と調理のコツ

ビタミンCは、果実類、野菜類、いも及びでん粉類、し好飲料類に多く含まれています。普段からバランスの良い食事を心がけていれば、極端な不足の心配はまずありません。

ただし、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかっている時や、喫煙をする方は、体内でビタミンCが大量に消費されるため、通常よりも多くの摂取が必要です。

🥗 野菜ジュースより「野菜そのもの」を

近年、野菜不足を野菜ジュースやサプリメントで補う方も増えていますが、これらから摂取したビタミンCは、通常の食事で野菜から摂取した場合よりも、排せつまでの時間が非常に短いことが知られています。できるだけ食事から摂ることを意識しましょう。

📏 1日の目安は「両手いっぱい」の野菜

「健康日本21」では、生活習慣病予防などのための目標値として、成人の野菜摂取量を1日350gとしています。

<簡単チェック法>
大人の「両手1杯」が約100gの野菜に相当します。
目安として、少なくとも【両手1杯の緑黄色野菜】と【両手2杯の淡色野菜】を毎日摂取するように心がけてみましょう。

🍳 調理のワンポイント
ビタミンCは熱に弱く、加熱調理により分解されやすい性質があります。
しかし、じゃがいもやさつまいもなどは、ビタミンCがでんぷんにより保護されているため、加熱調理後にもほとんど分解されずに残るという特徴があります。これらを上手に活用するのもおすすめです。

当院で扱っているビタミンCサプリメント

ビタミンCは体に欠かせない重要な栄養素です。その強力な抗酸化作用により、動脈硬化の予防、美肌効果、貧血予防など、さまざまな健康リスクに立ち向かうサポートをしてくれます。免疫力維持にも役立ち、日々の健康をしっかり支えます。

当院のビタミンCサプリの特徴

1包に3,000mgの高容量ビタミンC配合

日々の健康維持に最適な高容量タイプ。抗酸化作用が強力で、免疫力アップにも役立ちます。

イギリス製の高品質原料を使用

原料はイギリス製造の高品質ビタミンC。安全性にこだわり、安心して摂取できます。

GMP認定工場で製造

国内GMP認定工場で生産し、品質と安全性を徹底管理。長期的なご利用にも安心です。

こんな方におすすめ

  • 動脈硬化が気になる方
  • 美肌を保ちたい方
  • 貧血予防をしたい方
  • がんの予防・再発予防を意識している方
  • 認知症予防に取り組みたい方
  • コロナ後遺症に悩んでいる方
  • ストレスの多い方
  • タバコを吸う習慣のある方

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食事だけでは不足しがちなビタミンC。高濃度点滴やサプリメントで賢く補いましょう。

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点滴療法やサプリメントについて相談したい方は、下記より診察をご予約ください。

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この記事の監修者

天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)

イーヘルスクリニック 新宿院

この記事の運営者:イーヘルスクリニック新宿院