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ロキソプロフェンナトリウムは、炎症の原因となるプロスタグランジンという物質の生成を抑え、消炎(炎症を抑える)や鎮痛(痛みを和らげる)、解熱(熱を下げる)の効果が期待できる薬です。
ロキソニンのジェネリック医薬品であり、ロキソプロフェンNa錠60mg、ロキソプロフェンNa細粒10%、ロキソプロフェンナトリウム内服液60mgなどがさまざまなメーカーから製造販売されています。
ロキソプロフェンナトリウムが処方されるのは、主に以下のような病気のときです。
など
成人の場合は、空腹時を避け、1回60mgを1日3回服用します。また、年齢や症状によって服用量は適宜増減することがあり、症状が出たときだけ使う場合は、1回60~120mg、かぜの場合は1回60mg、1日2回までとされています。
ロキソプロフェンナトリウムでは、以下のような方の使用に注意が必要、または使用できないことがあります。気になることがある場合は、事前に医師や薬剤師などに相談するようにしましょう。
など
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ロキソプロフェンナトリウムは、以下の薬や食品との組み合わせが悪いとされています。
以下の薬との併用には注意が必要となっています。
血を固める作用が強くなりすぎることがあります。
出血のリスクが高まる恐れがあります。
血糖降下作用が強くなりすぎることがあります。
けいれん誘発作用を増強することがあるとされています。
メトトレキサートの作用が強くなりすぎることがあります。
利尿・降圧作用が低くなることがあります。
リチウム中毒を起こすことがあります。
降圧作用が弱まったり、腎機能が悪化したりする恐れがあるとされています。
ロキソプロフェンナトリウムの使用中に、以下のような症状が現れることがあります。服用をやめたり、適切な処置が必要となったりする場合もあるため、気になる症状が現れた場合は医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
頻度は不明ですが、重大な症状として以下のようなものが挙げられます。
血圧低下や蕁麻疹、喉の腫れ、呼吸困難などの症状が現れることがあります。
白血球が減少すると感染のリスクが高まり、赤血球が減少すると酸素が欠乏して動悸、息切れ、だるさなどの症状が現れ、血小板が減少すると出血しやすくなるとされています。また、このような異常が生じていないか確認するため、血液検査を行うこともあります。
むくみや尿の量が少なくなる、吐き気、嘔吐、全身の倦怠感といった症状が現れることがあります。
また、急性腎障害に伴い高カリウム血症(血液中のカリウムの濃度が高くなること)が生じると、悪心、嘔吐、しびれ、知覚過敏、脱力感などの症状が現れることがあるほか、カリウムの濃度が過剰になると、心臓にも影響が及ぶこともあるため注意しましょう。
うっ血性心不全とは、体の需要に対して十分な血液が送り出せず、肺に血液がたまるものです。動くと息苦しい、疲れやすい、足がむくむ、急激な体重増加、咳やピンク色の痰などの症状が現れることがあります。
発熱、咳、呼吸困難などの症状が現れることがあります。
吐血、下血、血便などの症状がみられ、時にショック状態になることがあります。
ここにある症状が全てではありません。詳細な効果や副作用については、医師や薬剤師のほか、薬の添付文書を確認するとよいでしょう。