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尿路結石は、腎臓から尿管、膀胱、尿道までの尿路にできる石で、尿中の結晶になりやすい成分がたんぱく質などと一緒になり固まったものです。食生活が豊かになるとともに患者数は増え、2005年の尿路結石全国疫学調査によると 10万症例以上のうち、生涯で尿路結石になる確率は男性で15.1% 女性で6.8%と高頻度であることが報告されています。ここでは、尿路結石の症状について解説します。
尿路結石は結石ができる場所によって、上部尿路結石(腎結石、尿管結石)と、下部尿路結石(膀胱結石、尿道結石)に分けられ、症状もそれぞれ異なります。なお、尿路結石のうち約96%は上部尿路結石です。
無症状であることが多く、検診などで偶然見つかることも少なくありません。しかし、結石が大きい場合には血尿(目視で確認できる程度)が出ることがあります。また、細菌による感染があると、発熱や腰痛が現れることもあります。
結石が腎臓から尿管に移動すると尿の流れが悪くなるため、腎臓の圧力が高くなり、わき腹から背中、下腹部に激痛が現れます。痛みは夜から早朝の間に現れ、強くなったり弱くなったりを繰り返しながら3時間程度続くことが多いです。吐き気や嘔吐を伴うほど強い痛みがあり、救急車で運ばれることがあります。
結石が尿管の下の方にあると膀胱を刺激して頻尿(尿が近い、尿の回数が多い)や残尿感(尿が出きっていない、尿が残っている感じがする)が現れ、結石が膀胱に移動する際には下腹部に痛みが現れることがあります。
結石が膀胱に移動すると尿と一緒に排出されますが、排尿に勢いがない場合には結石は排出されずに膀胱で大きくなります。血尿や濁った尿が出ることがあるほか、排尿時に痛みを感じ、排尿が困難になることがあります。
尿の出が悪くなり、膀胱に尿がたまり下腹部に痛みが現れるだけでなく、尿が出なくなる(尿閉)ことがあります。
痛みが現れたときには、我慢することなく受診しましょう。血尿が出た、健康診断や人間ドックの尿検査で潜血陽性や、超音波検査で尿路結石の疑いが指摘された場合には精密検査が必要となるため、早めに泌尿器科の受診を検討しましょう。
結石の有無、位置、大きさと、水腎症(腎盂というところに尿がたまり、腎盂から尿管にかけて拡張すること)が生じていないかなどを主に尿検査や血液検査、超音波検査などの画像検査によって調べます。
検査結果から結石の大きさが1cm未満の場合には、経過観察または結石の成分によっては排出を促す薬物治療によって排出されるのを待つことが一般的です。結石の大きさが5mm未満であれば約68%、5~10mmであれば約47%が自然に排出されるといわれています。この場合、1日に2L程度の水分を取って尿を増やして、結石の排出を促します。
結石の大きさが1cmを超える場合や1か月以内に結石が排出されない場合には、腎機能障害や尿路感染を防ぐために結石を取り除く手術が行われます。
尿路結石は自覚症状がなくても、放置すると腎機能が低下することがあります。健康診断や人間ドックの尿検査で潜血陽性や、超音波検査で尿路結石の疑いが指摘された場合には、早めに泌尿器科の受診を検討するようにしましょう。また、今回ご紹介した症状がみられるなど、気になる症状がある場合も早めに医師に相談するようにしましょう。
eHealth clinicの泌尿器科では、尿管結石の診療を行っています。尿管結石の原因は食生活にあるといわれており、治療や再発予防には薬などの治療のほか、食生活を見直すことも必要です。eHealth clinicには管理栄養士が在籍し、本人の生活スタイルなどを踏まえて食事のアドバイスをしています。ご不明点などあればいつでもご相談ください。