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花粉症では、主に鼻水や鼻づまりなどの症状がみられることが知られています。このほか、時に喉の症状が起こることもあります。しかし、喉の症状は風邪などでもみられるため、どちらなのかを自分で判断するのはなかなか難しいものです。そこでこの記事では、花粉症の喉の症状に焦点を当て、主な症状や風邪との違い、簡単な対処法を解説します。
喉の症状は花粉症患者さんに高頻度で発症すると考えられています。実際、シラカンバ花粉を原因とした花粉症患者さんを調べたある研究では、半数以上(55.3%)に喉症状(喉頭アレルギー)がみられたといわれています。
花粉症患者さんにみられる主な喉症状は以下のとおりです。
なぜ花粉症患者さんに喉の症状がみられるのでしょうか。
花粉は、目や鼻といった粘膜から体に侵入します。これが鼻粘膜に到達しアレルギー反応を起こすと鼻症状が出ます。一方、喉の粘膜に到達しアレルギー反応を起こすと、喉の症状がみられるようになるのです。
花粉症患者さんは鼻づまりの症状を起こすことがあります。鼻づまりの状態になると、口呼吸になって喉が乾燥し、粘膜が刺激されたり、鼻水が喉のほうに回ったりすることがあり、それによって喉のイガイガや違和感が生じるケースもあると考えられています。
喉がイガイガする、痛みがあるなどの症状は、風邪などの別の病気でも現れます。ここでは花粉症と風邪とで症状の出方にどのような違いがあるのかをみてみましょう。
花粉症は、ウイルスなどが原因の風邪と異なり、特定の植物の花粉によって起こります。そのため、スギやヒノキなど、アレルギーの原因となる植物の花粉が飛散する時期に喉に症状が出る、飛散時期の間はずっと症状が治まらないといった特徴があります。また、花粉が飛散する時期“締め切った家の中にいると喉に異常はないのに、外出すると症状が出る”“雨の日は症状が治まる”といった場合も花粉症の可能性が高いでしょう。
風邪でウイルスや細菌に感染すると、花粉症と同じく体内に異物が入ったことに対する免疫のはたらきで喉に症状が現れます。喉が赤く腫れたり、咳や痰が出たりするのも、風邪に多くみられる症状です。
ただし、風邪が治るまでの目安期間は1週間から10日程度です。花粉症のように、花粉が飛ぶ間の数か月にわたって続くようなことはないと考えられます。
喉の症状のほか、花粉症と風邪の両方にみられる症状として、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどもあります。このような症状も踏まえて花粉症なのか風邪なのかを総合的にみて判断する必要があります。
花粉症の主な症状はくしゃみや鼻づまり、鼻水などの鼻症状です。しかし、花粉症患者さんでは高頻度で喉の症状もみられるといわれています。治療は患者さんの症状や重症度などをみて、総合的に判断することが一般的です。そのため、自己判断せずに気になる症状がある場合は早めに受診を検討しましょう。
イーヘルスクリニック新宿院では、花粉症をはじめとするアレルギー疾患の診療を行っています。来院はもちろんオンライン診療にも対応しており、忙しい方でも通いやすいような体制を整えています。診療の際は患者さんの症状を丁寧に診察し、本人に必要な検査や治療の提案をします。ご不安なことがあればいつでもご相談ください。
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参考記事
記事監修:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。