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2023.07.03
#内科 #対象外来

禁煙外来

「何度禁煙しても続かない」「自分の意志が弱いせいだ」と感じていませんか?たばこがやめられないのは意志の問題ではなく、ニコチン依存症が原因です。

イーヘルスクリニック新宿院は、新宿三丁目駅から徒歩1分の好立地で、平日20時まで、土日も診療しています。オンライン診療にも対応しているため、忙しい方でも無理なく禁煙治療を続けられます。

2025年10月に禁煙補助薬バレニクリン(チャンピックス)の処方が再開されました。本記事では、禁煙のメリットや治療薬、治療の流れについてご案内します。ご自身に合った治療法を知り、一人で抱え込まず医師に相談しましょう。

禁煙外来とは?なぜ自力でやめにくいのか

禁煙外来とは、禁煙を希望する方が医師のサポートを受けながら禁煙に取り組む専門外来です。薬の処方に加え、医師や看護師による禁煙指導を受けられるため、自力での禁煙より高い成功率が期待できます。自力での禁煙が難しい原因には、次の2つがあります。

  • ニコチン依存症は「病気」です
  • 禁煙できない理由は意志の弱さではありません

ニコチン依存症は「病気」です

たばこがやめられない主な原因はニコチン依存症です。意志の強さに関係なく医療的なサポートが必要な状態です。

ニコチン依存症は、たばこに含まれるニコチンが脳内の受容体に作用し、ドーパミン(快楽物質)を放出させることで生じる依存状態です。喫煙を続けることで、脳はニコチンなしでは神経伝達物質を正常に分泌できなくなっていきます。

その結果、たばこを吸わないでいると不快感やイライラなどの症状が現れ、喫煙することで症状が和らぐ悪循環が生まれます。身体的・心理的な依存が形成されているため、強い意志だけで禁煙を達成するのは容易ではありません。

禁煙できない理由は意志の弱さではありません

何度禁煙しても続かない経験は、意志が弱いせいではありません。たばこを吸わないでいると、ニコチン不足によりイライラや集中力の低下、喫煙欲求などの離脱症状(禁断症状)が現れます。離脱症状は禁煙開始から数日でピークを迎えるとされており、多くの方が禁煙を断念する時期です。

食後の一本や仕事の合間の一服など、日常のさまざまな場面に結びついた喫煙習慣も禁煙を難しくする要因の一つです。身体的な依存と心理的な依存が重なることで、自力での禁煙はより困難になります。

禁煙のメリット

禁煙によって得られるメリットは2点あります。

健康面のメリット

禁煙を始めると、身体にはさまざまな良い変化が現れます。禁煙開始直後から効果は始まり、時間の経過とともに健康状態が改善されていきます。厚生労働省によると、主な身体の変化は以下のとおりとされています。

  • 20分後:血圧・脈拍が正常値に近づく
  • 8時間後:血中の一酸化炭素濃度が低下し、酸素濃度が上がる
  • 24時間後:心臓発作のリスクが低下し始める
  • 2週間〜3か月後:心臓や血管など、循環機能が改善する
  • 1年後:軽度・中等度の慢性閉塞性肺疾患のある方は、肺機能の改善がみられる
  • 10〜15年後:さまざまな病気にかかるリスクが非喫煙者のレベルまで近づく

禁煙は、がんや心臓病、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などのリスク低下が期待できることが報告されています。口臭や体臭の改善、肌状態の向上など、日常生活における変化も期待できます。

経済面のメリット

禁煙は家計にもメリットをもたらします。1日1箱(約600円)を吸う場合の節約金額の試算は次のとおりです。

期間 節約できる金額
1か月 約18,000円
6か月 約10万8,000円
1年 約21万9,000円
5年 約109万5,000円
10年 約219万円

保険適用で禁煙治療を受けた場合の費用は13,000〜20,000円前後(3割負担)です。たばこ代1か月分とほぼ同額で、12週間の禁煙プログラムを受けられます。禁煙が継続できた場合、削減されるたばこ代で治療費を上回る節約が期待できます。

禁煙治療を始めるならイーヘルスクリニック新宿院へ

一人ではなかなか続かないと禁煙にお悩みの方は、イーヘルスクリニック新宿院にご相談ください。

2025年10月にチャンピックスの処方が再開され、禁煙治療の選択肢が広がっています。一定の要件下で保険診療にて治療を行うことができ、患者さんの生活スタイルやニコチン依存度に合わせた治療法を選択できます。

イーヘルスクリニック新宿院は、新宿三丁目駅から徒歩1分、平日20時までの診療と土日も診療しています。お気軽にご予約、お問い合わせください。

使用する治療薬の種類

禁煙治療で使用する薬には、以下の飲み薬と貼り薬の2種類があります。

  • バレニクリン(チャンピックス)
  • ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)

バレニクリン(チャンピックス)

チャンピックスは、2つの働きで禁煙をサポートします。脳内のニコチン受容体に作用し、離脱症状を和らげながら、たばこの満足感を抑えます。

服用期間は標準12週間で、段階的に用量を増やしていきます。服用中は眠気やめまいが生じる場合があるため、車の運転には注意が必要です。2021年6月に品質上の問題から出荷停止となっていました。製造方法の見直しと安全性の確認を経て、2025年10月30日より通常出荷が再開されています。

当院でのチャンピックスの処方は保険診療のみでの対応となります。保険診療の場合、初回と最終回は来院が必要ですが、2〜4回目はオンラインで受診できます。

チャンピックスの服用スケジュール

禁煙開始日1週間前から食後に服用し、12週継続することが一般的です。服用スケジュールの例は以下のとおりです。

1~3日:0.5mgを1日1錠(食後)

4~7日:0.5mgを1日2錠(朝夕食後)

8日以降:1mgを1日2錠(朝夕食後)

服用開始から7日間は喫煙しながら服用し、服用後8日目から禁煙します。

チャンピックスの副作用

代表的な副作用は胃の不快感といった消化器症状です。胃の弱い方は一緒に胃腸薬が処方されることもあります。

ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)

ニコチンパッチは、皮膚に貼ることでニコチンをゆっくり吸収させ、禁煙中の離脱症状を和らげる貼り薬です。

使用方法は毎日1枚を肌に貼ります。治療開始時は大きいサイズから始め、段階的にサイズを小さくしながらニコチン量を減らしていきます。チャンピックスとは異なり、服用中の車の運転が可能なため、仕事で運転が必要な方にも適しています。副作用は比較的少なく、貼った部分がかゆくなる皮膚症状が出る場合があります。

ニコチンパッチと市販薬の違い

ニコチンパッチは薬局や薬店でも販売されていますが、市販のニコチンパッチは医療用医薬品のものと比べて用量が少ないため、喫煙本数が多い方では効き目が不十分となる可能性があります。

ニコチンパッチの使用方法

使用方法は市販と医療用医薬品とで異なりますが、医療用医薬品のほうは1日1回1枚をお腹や背中などに24時間貼ります。

また、標準的な治療期間は8週間(2か月)で、初めの4週間は大きいサイズのニコチンパッチを貼ります。次の2週間は真ん中のサイズのものを、最後の2週間は小さいサイズのものを貼るというように、期間によってサイズを切り替えていくことが一般的です。

なお、サイズの大きさはニコチンの含有量による違いで、ニコチンの含有量が多いほどニコチンパッチのサイズが大きくなります。ニコチンパッチを貼っている間に喫煙すると急激にニコチンの血中濃度が上昇するため、喫煙をしないことが必要です。

ニコチンパッチの副作用

ニコチンパッチの主な副作用はかゆみや赤みなどの皮膚症状です。毎日貼る部位を変えると、副作用の軽減が期待できます。

バレニクリンとニコチンパッチの比較

2つの治療薬の特徴は以下のとおりです。

チャンピックス ニコチネルTTS
種類 飲み薬 貼り薬
特徴 離脱症状を軽減しながら禁煙をサポート ニコチンを補充し禁煙をサポート
運転 注意が必要 可能
主な副作用 吐き気、不眠 皮膚のかゆみ

どちらの薬が適しているかは、生活スタイルやニコチン依存度によって異なります。医師と相談しながら、患者さんに合った治療薬を選択できます。

禁煙治療をサポートする治療用アプリ

喫煙が習慣化している方にとって、禁煙は「つらい」「難しい」と感じることもあるかも知れません。そこで近年はたばこへの心理的依存を解消するために、前述の治療薬に加えてスマートフォンなどを活用した治療用アプリも登場し、2020年12月に保険適用となりました。

この治療用アプリは医師の指導のもと導入され、禁煙外来への通院と通院の間の期間を個人の状況に合わせてサポートします。具体的には、モバイルCOチェッカーで日々の一酸化炭素濃度を測定・記録できるほか、喫煙したくなった際にチャット機能でその対処法を伝えるなど、行動療法という形でたばこへの心理的依存を軽減させます。

このアプリを併用することで、禁煙の成功率が向上することが分かっています。

保険診療で禁煙治療を受けられる条件

禁煙治療は、一定の条件を満たすことで健康保険が適用されます。保険適用の条件は以下の4つです。すべてに該当する方が対象となります。

  • ニコチン依存症スクリーニングテストで5点以上
  • 1日の平均喫煙本数×喫煙年数=200以上(35歳未満の場合は200未満でも可)
  • 直ちに禁煙を始めたいと思っている
  • 禁煙治療を受けることに文書で同意している

ニコチン依存症スクリーニングテストは、精神医学的な観点からニコチン依存症を診断することを目的として開発されたものです。全10問の質問で構成され「はい」と答えた質問が5問以上で「ニコチン依存症」と診断されます。

禁煙治療の流れ

イーヘルスクリニック新宿院では、来院とオンライン診療の両方で禁煙治療を受けられます。

【来院の場合】治療の流れ(12週間・全5回)

来院での禁煙治療は、12週間にわたり全5回の受診で進めます。

初回診察では、ニコチン依存度テストや呼気中の一酸化炭素(CO)濃度の測定を行います。検査結果をもとに医師が治療プランを決定し、患者さんに合った禁煙補助薬を処方します。2回目以降は禁煙状況や離脱症状の確認を行いながら、12週間かけて禁煙を目指します。

【オンライン診療の場合】治療の流れ

イーヘルスクリニック新宿院では、初回と最後を除く2〜4回目の診察をオンラインで受けることができます。スマートフォンやパソコンから予約・受診が可能で、お薬は自宅に郵送されます。

仕事が忙しくて毎回通院が難しい方でもオンラインで受診できるため、通院の負担を減らしながら禁煙治療を継続できます。初回と最後は来院が必要です。

自費診療を利用する場合、完全オンラインでも禁煙外来を行っています。処方はニコチンパッチのみです。詳細はお気軽にお問い合わせください。

禁煙外来で行う検査

禁煙外来では、今後の治療方針を検討したり、治療による禁煙効果を確認したりするために“呼気一酸化炭素濃度測定”という検査を行います。これにより、測定前日から当日の紙巻たばこの喫煙状況を確認できます。

たばこには、ニコチンや一酸化炭素、タールをはじめとする約200種類以上の有害物質が含まれています。これらの有害物質をどれくらい体内に取り込んでいるかはたばこの吸い方によって変わり、吸ったたばこの本数を確認するだけでは正確に把握できません。そのため、検査機器を用いて実際にどのくらいの一酸化炭素が体内に取り込まれているかを確認する必要があるのです。

検査のタイミング

この検査は、たばこの摂取状況を確認するものです。治療開始前(初診時)に測定することはもちろんですが、治療効果を確認するために再診時にも測定します。しかし、オンラインで禁煙治療を行っている場合では、再診時の測定は省略されるケースもあります。

呼気一酸化炭素濃度測定の検査方法

呼気一酸化炭素濃度測定では、吐く息の中に含まれる一酸化炭素の量を測定することで、喫煙によってどのくらいの一酸化炭素が体内へ取り込まれたかを調べます。機械に息を吹き込むだけの検査なので、痛みを伴わず、ほんの数分間で終わります。

  1. 大きく息を吸います。
  2. 適切な検査数値を出すために、吸ったところで20秒間息を止めます。20秒間息を止めることができない場合は、途中で息を吐き出しても構いません。
  3. マウスピースにゆっくりと息を吹き込みます。
  4. 機械の画面に、息に含まれる一酸化炭素の濃度が表示されたら終了です。

検査結果

吐く息に含まれる一酸化炭素濃度(ppm)と喫煙レベルの関係はおおよそ以下のとおりです。検査の数値を確認することで、禁煙することができているかを客観的に確認できます。

0~6 ppm :非喫煙者

7~10 ppm :要注意範囲(低頻度の喫煙の可能性あり)

11~15 ppm :喫煙者

16~25 ppm :頻繁にたばこを吸う喫煙者

26~35 ppm :常習的な喫煙者

36~50 ppm :極めて常習的な喫煙者

51 ppm以上 :危険なほど常習的な喫煙者

検査をするうえでの注意点

たばこを吸った後は、最短でも 10分たたないと検査ができません。たばこの煙がまだ肺の中に残っている状態だと、非常に高い値が出て適正な測定ができないためです。詳しくは医師の指示に従うようにしましょう。

禁煙外来の費用・料金

禁煙治療の費用は、保険適用の有無によって異なります。保険診療と自費診療の費用の目安をご案内します。

保険適用の場合

保険適用の条件を満たす方は、健康保険を使って禁煙治療を受けられます。3割負担の場合、12週間・全5回のプログラムを通じた自己負担額の目安は13,000〜20,000円前後です。

過去に保険診療で禁煙治療を受けた方は、前回の初回診察日から1年以上経過していることが再度保険適用を受ける条件です。

自費診療の場合

保険適用の条件を満たさない方や、オンラインで完結したい方は自費診療での受診が可能です。禁煙外来(ニコチネルTTS)カウンセリング4回コースは、58,080円(税込)となります。詳細はお気軽にお問い合わせください。

禁煙外来の費用や保険適応の条件について詳しく見る

よくある質問(FAQ)

禁煙外来に関するよくある質問に回答します。

Q:保険は使えますか?

以下の条件をすべて満たす方は、健康保険を使って禁煙治療を受けられます。

  • ニコチン依存症スクリーニングテストで5点以上
  • 1日の平均喫煙本数×喫煙年数=200以上(35歳未満の場合は200未満でも可)
  • 直ちに禁煙を始めたいと思っている
  • 禁煙治療を受けることに文書で同意している

条件を満たさない場合も、自費診療での受診が可能です。

Q:何回通院が必要ですか?

標準的な禁煙治療は12週間・全5回の通院が必要です。来院での受診のほか、初回と最後を除く2〜4回目はオンライン診療に対応しています。初回と最後は来院が必要です。

Q:薬の副作用はありますか?

チャンピックスの主な副作用は吐き気です。多くの場合、服用を続けるうちに和らぎますが、気になる症状が現れた場合は医師にご相談ください。ニコチンパッチでは、貼った部分がかゆくなる皮膚症状が出る場合があります。

Q:オンラインでも受診できますか?オンライン診療の場合の費用も教えてほしいです

保険診療の場合、初回と最後を除く2回目以降の診察はオンラインで受診できます。自費診療では完全オンラインでの受診も可能です。スマートフォンやパソコンから予約・受診でき、お薬は自宅に郵送されます。

費用は診察料・システム利用料で1,980円(税込)となります。

健康保険利用の場合、
・診察料(初診/再診)の自己負担分
・オンライン診療に関するシステム利用料
を合わせて1,980円(税込)で提供しています。

別途、処方に関する費用など保険診療に関する諸費用の自己負担分がかかります。
※3割負担の方で日中の診察・処方がある場合、自己負担の総額の目安は約2,200円です。

自費診療では完全オンラインでの受診も可能です。スマートフォンやパソコンから予約・受診でき、お薬は自宅に郵送されます。

Q:チャンピックスは処方してもらえますか?

チャンピックスは、現在保険診療のみでの対応となります。保険診療の場合、初回と最終回に来院が必要ですが、2〜4回目はオンラインで受診できます。自費診療でのチャンピックス処方は行っておりません。詳細はお気軽にご相談ください。

Q:チャンピックスは運転中に服用できますか?

チャンピックス服用中は、眠気やめまいが生じる場合があります。服用中の車の運転や危険を伴う機械の操作には注意が必要です。運転する機会が多い方は、事前に医師にご相談ください。運転への影響が心配な方には、運転中の使用が可能なニコチンパッチでの治療もご提案できます。

イーヘルスクリニック新宿院が選ばれる理由

イーヘルスクリニック新宿院はアクセス抜群で、仕事帰りや週末にも通いやすい環境が整っています。時間が取れない方でもスケジュールを調整しやすく、オンライン診療にも対応しています。

条件を満たす方は健康保険を使って治療を受けられます。条件を満たさない場合も自費診療にも対応しています。幅広い診療科目に対応した医師が、専門知識に基づき丁寧に対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。

参考文献

厚生労働省:禁煙の効果(2025年)

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