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Oops HAIRは、フィナステリドやデュタステリドを処方する、AGAのオンライン診療サービスです。料金は薄毛の進行度に応じた3つのプランに分かれ、送料込みで月2,640〜17,490円(税込)です。手軽さの一方で、「怪しい」と検索されることもあります。理由としてよく挙がるのは、オンライン診療への馴染みの薄さと、AGA治療の広告そのものへの不信感です。
ただし、医療広告ガイドラインの規制を受ける公式情報と、規制の外にあるネット口コミでは、確からしさが同じではありません。この2つは分けて読む必要があります。とくにミノキシジル内服薬は国内で承認されていない医薬品で、副作用被害救済制度の対象外です。処方内容とリスクを公式情報で確かめたうえで判断してください。
この記事のポイント
※ AGA治療は自由診療のため、公的医療保険は適用されません(費用は全額自己負担です)。
「Oops HAIR 怪しい」という検索が起きる理由は、大きく3つに分けられます。サービス固有の事情というより、オンライン診療とAGA広告の受け取られ方に理由があります。
診察から処方までを対面せずに済ませる仕組みは、広く使われるようになってからまだ日が浅いものです。「画面越しで頭皮の状態が伝わるのか」という疑問が、そのままサービスへの不信につながります。
とはいえ、オンライン診療は厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に沿って行われる医療行為です。指針では、医師が患者本人であることを確認する方法、対面診療への切り替えが必要になる場合、処方できない医薬品の扱いなどが定められています。仕組みを知れば、漠然とした不安は具体的な確認事項に変わります。
※ 参考:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」
AGA治療の広告には、効果を大げさにうたうものが混じります。そうした広告に何度も触れると、AGA治療という分野そのものが疑わしく見えてきます。Oops HAIRへの警戒も、その延長にあるものです。
つまり、疑われているのは特定のサービスというより、広告の見せ方です。判断するときは広告の印象ではなく、処方薬の承認状況・料金・診療体制といった、自分で確かめられる事実を見てください。
オンライン診療は、対面のクリニックとは費用の内訳が違います。診察料・薬代・送料という組み立てを見慣れていないと、「この金額に何が含まれているのか」がつかめません。
Oops HAIRの場合、かかるのは薬代と送料550円(税込)で、診察料は0円です(薬が処方されなかった場合のみ1,650円)。金額が事前に決まっており、わかりやすい価格体系になっています。
医療機関の「広告」と「口コミ」は、守るべきルールが違います。同じ画面に並んでいても、書いてよいことの範囲がまったく別です。
医療機関のサイトや広告は、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」で細かく規制されています。狙いは、不正確な情報によって患者が誤った選択をしないようにすることです。主な規制は次のとおりです。
※ 参考:厚生労働省「医療広告ガイドライン」
一方、利用者が自分の意思で書き込む口コミサイトやSNSは、広告とは見なされません。ガイドラインの規制がかからないため、書かれている内容の正確さは誰も保証していません。
そのため口コミには、個人の主観や思い違い、意図的に作られた好意的な評価(サクラ)、競合による否定的な書き込みが紛れ込みます。ひとつの評価は、一人の感想として読んでください。
判断のもとにするなら、複数の情報源を突き合わせることです。公式サイトの料金表、添付文書に書かれた副作用、厚生労働省の資料は、いずれも自分で確かめられます。
Oops HAIRが合う人と、対面のクリニックを選んだほうがよい人を分けて整理します。
① Oops HAIRでのAGA治療がおすすめなケース
② 他の選択肢を検討すべきケース
※ 参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
Oops HAIRの料金は、薄毛の進行度に合わせて初期・中期・後期の3段階に分かれています。AGA治療は年単位で続けるものなので、月々にいくらかかるかを先に確かめておいてください。
送料込みの月額は2,640〜6,600円(税込)です。薬は次の2つから選びます。
| 薬(いずれかを選択) | 薬代(税込) | 送料(税込) |
|---|---|---|
| 国内承認フィナステリド | 3,828〜6,050円 | 550円 |
| 海外製フィナステリド | 2,090〜3,606円 | 550円 |
送料込みの月額は3,450〜9,625円(税込)です。薬は次の3つから選びます。
| 薬(いずれかを選択) | 薬代(税込) | 送料(税込) |
|---|---|---|
| デュタステリド | 5,478〜9,075円 | 550円 |
| 国内承認フィナステリド+ミノキシジル内服薬 | 4,950〜8,228円 | 550円 |
| 海外製フィナステリド+ミノキシジル内服薬 | 2,900〜4,816円 | 550円 |
送料込みの月額は7,078〜17,490円(税込)です。薬は次の2つから選びます。
| 薬(いずれかを選択) | 薬代(税込) | 送料(税込) |
|---|---|---|
| デュタステリド+ミノキシジル内服薬 | 6,528〜11,253円 | 550円 |
| デュタステリド+ミノキシジル外用薬 | 13,090〜16,940円 | 550円 |
※ ミノキシジル内服薬および海外製フィナステリドは、日本ではAGA治療薬として承認されていない医薬品です。医師が自身の責任で個人輸入したものが処方され、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。国内での承認状況・入手経路・海外での安全性情報は、後述の各薬剤の説明をご確認ください。
※ AGA治療は自由診療のため、公的医療保険は適用されません(費用は全額自己負担です)。上記のほかに、初診料・再診料・検査料はかかりません。
※ 治療期間・回数の目安:AGA治療は服用の継続が前提です。効果の判定までに6ヶ月程度かかり、その後も服用を続けます。服用をやめると、脱毛は再び進行します。
※ 料金は2026年7月時点の公式サイト情報にもとづきます。最新の料金は公式サイトで確認してください。
薬代のほかにかかる費用は、次のとおりです。
| 項目 | 費用(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 診察料(初診・再診) | 0円 | 薬が処方されなかった場合に限り1,650円 |
| 配送料 | 550円/回 | 全国一律 |
初診料・再診料はかかりません。かかるのは薬代と送料550円(税込)で、金額は事前に決まっています。
治療を続けるうえで選び方が分かれるのは、次の2点です。
Oops HAIRには、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月をまとめて受け取る定期配送があります。毎回注文し直す手間がなく、飲みきってから次が届くまでの空白も生まれません。AGA治療は長期にわたって服用を続けるものなので、継続を目的に期間を決めておく選び方です。
フィナステリドとデュタステリドには、先発医薬品と、有効成分・分量が同じ後発医薬品(ジェネリック)があります。後発医薬品は、先発医薬品と同等の効き目があることを国が確認したうえで承認しています。診察のときに、どちらを希望するか医師に伝えてください。
Oops HAIRで処方される主なAGA治療薬は3種類です。国内で承認された薬とそうでない薬が混在するため、作用・副作用に加えて承認状況も整理しました。
※ 参考:PMDA「プロペシア錠 添付文書」
※ 参考:PMDA「ザガーロカプセル 添付文書」
※ 参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
ミノキシジル内服薬は、日本国内でAGA(男性型脱毛症)の治療薬として承認されていない「未承認医薬品」です。医師が自身の責任で個人輸入した医薬品として処方されます。患者自身が個人輸入した場合、成分や含有量が表示と異なる偽造品が届いても、健康被害への対応はすべて自己責任になります。
日本でAGA治療薬として承認されているミノキシジルは、ドラッグストアで買える外用薬(塗り薬)だけです。内服薬を脱毛症の治療薬として承認している国は、海外にもありません。もともとは重症高血圧の治療薬として使われてきた成分で、AGA目的で使ったときの安全性については、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
もう一点、この内服薬は国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外です。万が一、重い副作用が起きても、公的な給付は受けられません。血圧の低下、動悸、体のむくみ、体毛が濃くなることなどが報告されています。リスクを理解したうえで、使うかどうかを医師と決めてください。
※ 参考:PMDA「医薬品副作用被害救済制度」
※ 参考:厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
※ 参考:厚生労働省「医薬品等の個人輸入について(あやしいヤクブツ連絡ネット)」
予約から薬の受け取りまで、すべてLINEで進みます。流れは4つです。
問診票の内容は、医師が治療方針を決める材料になります。服用中の薬や持病、これまでの経過は、省かずに書いてください。
※ 医師の判断により、薬を処方できない場合や、対面診療が必要となる場合があります。
※ 参考:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」
要点をまとめます。
この記事のまとめ
薬の選び方や副作用への不安は、診察のときに医師へ伝えてください。処方するかどうかは医師が判断するため、持病や服用中の薬は必ず申告する必要があります。
頭皮の状態を確認するにはビデオ通話が適していますが、音声のみの通話にも対応しています。希望する場合は、予約時か問診票で伝えてください。
自己判断で中断せず、まずはLINEから再診を予約して医師に相談してください。症状を確認したうえで、薬の変更や量の調整、一時的な休薬などを判断します。ただし、強い動悸や息苦しさ、胸の痛み、顔や足の急なむくみが出た場合は、服用をやめて医療機関を受診してください。
効果の判定には、6ヶ月ほどの継続が目安とされています。毛周期(ヘアサイクル)が入れ替わるのに時間がかかるためです。3ヶ月で変化がなくても自己判断でやめず、医師に相談してください。※実際には個人差があります。
LINEから解約でき、最低契約期間や違約金はありません。ただし決済が済んだ分はキャンセルできないため、次回の発送予定日を確認したうえで手続きしてください。
診察は自宅で受けられます。薬はクリニック名や薬剤名が書かれていない箱で届き、ポストに投函されます。ただし、同居している人が先に受け取ることもあるため、届く時期は把握しておいてください。
この記事の監修者
天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長) 埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。 日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)
この記事の運営者:イーヘルスクリニック新宿院