イーヘルスクリニック新宿院の天野です。今日はビタミンCについて情報を共有していきます。
ビタミンCは、体内で様々な役割を担う重要な栄養素です。
ビタミンCが不足すると、以下の症状が現れることがあります。
ビタミンCは水溶性ビタミンなので、過剰摂取しても尿によって排泄されます。そのため、一般的に過剰症の心配はほとんどありません。しかし、まれに以下の症状が現れることがあります。
ビタミンCは、強い抗酸化作用を持つ、体にとって非常に重要な栄養素です。コラーゲンやホルモンの合成など、様々な役割を担っています。
ここでは、ビタミンCの4つの重要な働きについて詳しくご紹介します。
ビタミンCは、強力な抗酸化作用により、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぎます。LDLコレステロールが酸化されると血管内に蓄積し、動脈硬化を引き起こします。ビタミンCはこの酸化を防ぐことで、血管を健康に保ち、動脈硬化の予防に役立ちます。
ビタミンCは、コラーゲンの合成を促進し、肌のハリや弾力を維持するために欠かせない栄養素です。コラーゲンは、肌の構造を支える重要なタンパク質であり、その量が減少するとシワやたるみが目立ち始めます。ビタミンCを積極的に摂取することで、コラーゲン生成を促進し、若々しい肌を保つことができます。
食品中の鉄分には、吸収されやすいヘム鉄と吸収されにくい非ヘム鉄があります。植物性食品に多く含まれる非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が大幅に向上します。ビタミンCは、貧血予防にも効果的な栄養素と言えるでしょう。
ビタミンCは、骨形成に重要な役割を果たすことが近年明らかになっています。閉経後の女性では、ビタミンCの補給によって骨密度が向上することが研究で示されています。また、骨粗鬆症の予防にも効果が期待できます。
ビタミンCは、以下のような疾患予防に効果があると言われています。
当院では、既存の処方薬では予防が難しい疾患や症状に対して、積極的にビタミンC療法を活用しています。
具体的には、以下の症状の予防・改善に効果が期待できます。
従来の治療法に加えて、ビタミンC療法を取り入れることで、より効果的な予防・改善が期待できます。
ビタミンCは、体内で様々な役割を担う重要な栄養素です。ビタミンCは、体内で様々な役割を担い、健康維持に欠かせない栄養素です。日頃から、ビタミンCを多く含む果物や野菜を積極的に摂取し、健康な体づくりを目指しましょう。
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参考文献
・Vitamin C: One compound, several uses. Advances for delivery, efficiency and stability
記事作成:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。