高尿酸血症の食事で気を付けるポイントとは?具体的な食事の注意点を解説
アセトアミノフェンは、熱を下げて、痛みを和らげるというはたらき(解熱鎮痛作用)がある薬のことです。アセトアミノフェンが含まれる薬には医療用医薬品(医師が処方する薬)以外に市販薬も製造されているほか、薬のタイプには内服薬や坐薬、注射薬などがあり、それぞれで用途が異なります。中でも代表的なものにはカロナール錠200、300、500があります。
アセトアミノフェンが処方されるのは、主に以下のような病気や症状があるときです。
また、アセトアミノフェンは新型コロナウイルスワクチン接種後の発熱や痛みに対して使用することも可能です。
使用可能な解熱鎮痛薬にはアセトアミノフェンのほか、イブプロフェンやロキソプロフェンなどがあります。なかでもアセトアミノフェンは子どもや妊娠中・授乳中の方でも使用できることが特徴です。ただし市販薬の場合、対象年齢などがそれぞれ異なるため、確認したうえで使用しましょう。
アセトアミノフェンは、用途や年齢によって使い方が異なります。詳細は以下のとおりです。
成人の場合は1回300~1,000mgを服用するのが基本です。年齢や症状によって適宜増減しますが、1日の総量は4,000mgが限度とされています。
また、服用間隔は4~6時間以上あける必要があり、空腹時の服用は避けることが望ましいとされています。
成人の場合、1回300~500mgを必要に応じて服用します。年齢や症状によって適宜増減が可能ですが、服用は1日2回までで、1日最大1,500mgが限度とされています。また、空腹時の服用は避けたほうがよいでしょう。
幼児、小児は体重1kgあたり1回10~15mgを服用します。年齢や症状によって適宜増減が可能ですが、1日の総量は60mg/kgを限度とし、成人の場合の用量を超えないようにする必要があります。
また、服用間隔は4~6時間以上あけ、空腹時の服用は避けるのが望ましいとされています。
アセトアミノフェンでは、以下のような方の使用に注意が必要、または使用できないことがあります。気になることがある場合は、事前に医師や薬剤師などに相談するようにしましょう。
以下の薬は併用に注意が必要とされています。このような薬を服用している場合は、事前に医師や看護師に相談するようにしましょう。
体や精神に何らかの毒性や有害な症状が出るリチウム中毒に陥る可能性があります。
アセトアミノフェンの作用が弱くなる可能性があります。
アセトアミノフェンの作用が強くなる可能性があります。
長期間にわたって使っている場合、アセトアミノフェンとの併用によって肝障害を生じやすくなるとされています。
過度の体温低下が起こることがあるとされています。
アルコールを多量に常飲している場合、アセトアミノフェンを服用することで肝不全を起こす可能性があるため注意が必要です。お酒をよく飲む場合は医師に相談するとよいでしょう。
いずれも頻度は不明ですが、重大な症状として以下のようなものが挙げられます。該当する症状が現れた場合は服用中止などの適切な処置が必要となるため、すぐに受診が必要とされています。
重篤なアレルギー反応によって、呼吸困難や全身の潮紅、血管浮腫(皮膚や粘膜の腫れ)、蕁麻疹などがみられることがあります。
広範囲の皮膚の赤み、やけどのような皮膚のはがれ、ただれや水ぶくれ、唇のただれ、喉の痛み、目の充血、38℃以上の高熱、倦怠感、食欲低下などがみられることがあります。
気管支喘息の既往歴がある場合、症状が悪化して喘息発作につながることがあります。
頻度は不明ですが、チアノーゼ(血液中の酸素が不足して皮膚が青っぽくなること)、血小板減少や血小板機能低下による出血時間の延長、悪心、嘔吐、食欲不振、過敏症(全身の赤い斑点やリンパ節の腫れなどが生じる)などの症状が現れることがあります。
特に血液の異常や過敏症が現れた場合はすぐに服用中止が必要となるため、早めに医師に相談しましょう。ほかにも気になる症状があれば適宜受診を検討するとよいでしょう。
詳細な効果や副作用については、医師や薬剤師のほか、薬の添付文書を確認するとよいでしょう。