リベルサス
オーグメンチンとは、ブドウ球菌属、大腸菌、淋菌、プロテウス属、クレブシエラ属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属、プレボテラ属などの細菌の殺菌、抗菌に効果が期待できる抗生物質です。細菌を破壊したり、増殖を押さえたりするなどのはたらきがある薬を抗菌薬といい、中でも抗生物質は微生物がつくった化学物質のことを指します。
オーグメンチン配合錠125SS、250RSがあり、それぞれ成分の含有量が異なります。
オーグメンチンが処方されるのは、主に以下のような病気のときです。
成人の場合、1日3~4回、6~8時間毎に服用します。オーグメンチン配合錠125SSは1回2錠、オーグメンチン配合錠250RSは1回1錠服用することが一般的ですが、年齢、症状により適宜増減することもあります。
オーグメンチンでは、以下のような方の使用に注意が必要、または使用できないことがあります。気になることがある場合は、事前に医師や薬剤師などに相談するようにしましょう。
オーグメンチンでは、以下の薬との組み合わせが悪いとされています。
以下の薬は併用注意となっています。
オーグメンチンの成分であるクラブラン酸の血中濃度が維持できなくなる場合があります。
ワルファリンの作用が強くなりすぎる可能性があると考えられています。
これらの薬の効果が減弱する恐れがあります。
オーグメンチンの服用中に、以下のような症状が現れることがあります。服用を止めたり、適切な処置が必要となったりする場合もあるため、気になる症状が現れた場合は医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
重大な症状として以下のような症状が現れることがあります。その場合、適切な処置が必要となるため急ぎの受診が必要です。
不快感、口内異常感、喘鳴、めまい、便意、耳鳴り、発汗、顔面浮腫、眼瞼浮腫などの症状が現れることがあります。
発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の赤い斑点・水ぶくれ、膿疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛などの症状が現れることがあります。
白血球が少なくなると、肺炎といった細菌感染症が起こりやすくなり、血小板が少なくなると、出血しやすくなることがあります。
尿量低下、むくみ、嘔吐、食欲低下、全身の倦怠感などの症状が現れることがあります。
腹痛、頻回な下痢などの症状が現れることがあります。
肝炎、黄疸(皮膚や白目が黄色くなること)などの肝障害が現れることがあります。また、主に男性や高齢の患者さんが服用した際に起こることが報告されており、長期間の服用と関連する可能性もあると考えられています。
肝障害自体は初期症状がほとんどありませんが、進行すると倦怠感などの症状が現れることがあります。
0.1〜5%未満の頻度で発疹、悪心、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が現れることがあります。長く続く場合などは受診を検討するとよいでしょう。
以上の症状は全てではありません。詳細な効果や副作用については、医師や薬剤師のほか、薬の添付文書を確認するようにしましょう。