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2022.07.28
#内科 #対象疾患

カルボシステイン

カルボシステインとは

カルボシステイン(L-カルボシステイン)とは(たん)の改善、かぜウイルスなどへの感染予防などに効果などに効果が期待できる薬です。医療用医薬品(医師が処方する薬)のほか、市販薬もあります。また、さまざまな薬が製造販売されており、先発品としてムコダイン錠250mg、500mg、ムコダインDS50%(ドライシロップ)などが、ジェネリック医薬品としてカルボシステイン錠などがあります。

痰は異物(細菌やウイルスなど)を外に出そうとする時に作られる分泌物のことです。健康な場合は外に出ることがありませんが、感染症によって気道に炎症が起きると、分泌物が増えたりして痰を外に出そうとします。カルボシステインは、痰のバランスを整えて、痰を出しやすくするといわれています。

カルボシステインが処方される病気とは?

カルボシステインが処方されるのは、主に以下のような病気があるときです。

  • 上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)
  • 急性気管支炎
  • 気管支喘息(きかんしぜんそく)
  • 慢性気管支炎
  • 気管支拡張症
  • 慢性副鼻腔炎 など

カルボシステインの使用方法とは?

錠剤の場合

成人の場合は、1回500mg(ムコダイン錠250mgなら2錠、ムコダイン錠500mgなら1錠)を1日3回服用します。なお、年齢や症状によって服用量は適宜増減されます。

ドライシロップの場合

ドライシロップとは、水に溶かして飲む顆粒状の薬のことです。成人の場合、カルボシステインとして1回500mg(ムコダインDS 50%を1g)を溶かして1日3回服用します。なお、年齢や症状によって服用量は適宜増減します。

カルボシステインの使用に注意が必要な人とは?

カルボシステインは、以下のような方で使用に注意が必要、または使用できないことがあります。気になることがある場合は、事前に医師や薬剤師などに相談するようにしましょう。

カルボシステインの使用に注意が必要な人

  • 肝障害がある人
  • 心障害がある人
  • 高齢者
  • 妊婦または妊娠している可能性がある人 など

カルボシステインの使用ができない人

  • カルボシステイン(ムコダイン)の成分に対して過敏症の既往歴(これまでにかかったことのある病気のこと)がある人 など

カルボシステインの使用中に注意したい症状

カルボシステインの使用中に注意したい症状として、以下のようなものがあります。

重大な症状

重大な症状として以下のような症状が起こることがあります。当てはまる症状がある場合は適切な処置を受けるために、すぐの受診が必要とされています。

皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症

皮膚粘膜眼症候群では唇や口の中、目、鼻、外陰部といった粘膜がただれ、全身の皮膚にも赤い斑点や水ぶくれ、ただれ、発熱、全身のだるさなどが、中毒性表皮壊死症(ちゅうどくせいひょうひえししょう)では全身が広範囲にわたって赤くなり、やけどのような皮膚の剥がれやただれ、水ぶくれが生じ、38℃以上の高熱、目が赤くなる、皮膚や口にぶつぶつができるといった症状がみられることがあります。

肝機能障害、黄疸

AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDHといった肝機能に関わる数値の上昇を伴う肝機能障害や、黄疸(おうだん)(皮膚や白目が黄色くなること)がみられることがあります。

肝機能障害は初期には自覚症状がないことも多いですが、進行すると倦怠感が生じることがあるため、倦怠感を覚えた場合は注意が必要です。

ショック、アナフィラキシー

呼吸困難やむくみ、蕁麻疹(じんましん)などがみられることがあります。

その他の症状

そのほか、0.1~5%未満の頻度で食欲不振や下痢、腹痛、発疹(ほっしん)が現れることがあり、0.1%未満の頻度で悪心や嘔吐、腹部膨満感、ロの渇き、湿疹、紅斑(赤い斑点)、かゆみなどが現れることがあります。また、頻度は不明ですが、むくみや発熱、呼吸困難などの症状が現れることもあります。

気になる症状があったり、症状が長く続いたりするような場合は受診を検討するとよいでしょう。

詳細な効果や副作用については、医師や薬剤師のほか、薬の添付文書を確認するとよいでしょう。