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トリクロルメチアジドとは、トリクロルメチアジドを有効成分とする、錠剤の降圧利尿剤です。降圧利尿剤とは、尿の出をよくして血液量を減らし血圧を下げる薬で、高血圧症などの治療に使われる薬です。先発医薬品の名前は“フルイトラン”です。
ジェネリック医薬品としてトリクロルメチアジド錠1mgと2mgがあります。
成人の場合、1日2~8mg(トリクロルメチアジド錠1mgの場合、2~8錠)を1~2回に分けて飲むことが基本ですが、年齢、症状により適宜増減することがあります。
また、高血圧症に対して使う場合は、少量から始め、徐々に増量する必要があります。悪性高血圧に対して使う場合は、ほかの降圧剤と併用することが一般的です。
以下の薬は併用が禁止されています。
低ナトリウム血症(血液中のナトリウムの濃度の低下)が現れることがあります。
また、以下の薬は併用注意とされています。
起立性低血圧(急に起き上がる、立ち上がるなどの動作をしたときに血圧が下がり、立ちくらみなどの症状が強く現れるもの)が強まることがあります。
昇圧アミンの作用が弱まる可能性があります。
麻痺作用が強くなることがあります。
降圧作用が強くなりすぎることがあります。
ジギタリスの心臓に対する作用を強くし、ジギタリス中毒を起こすことがあります。
低カリウム血症(血液中のカリウムの濃度の低下)が現れることがあります。
血中のカリウム値の低下が現われやすくなります。
糖尿病の薬の作用を著しく低下させる可能性があります。
リチウム中毒(ふるえや消化器の症状)が強くなることがあります。
利尿降圧作用が弱くなることがあります。
以下の食品は併用注意とされています。
起立性低血圧が強まることがあります。
重大な症状として、再生不良性貧血、低ナトリウム血症(倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、けいれん、意識障害などの症状を伴う)、低カリウム血症(倦怠感、脱力感、不整脈などの症状を伴う、間質性肺炎、肺水腫などが起こることがあります。服用中止などの適切な処置が必要となるため、すぐに受診するとよいでしょう。
以上の症状は全てではありません。詳細な効果や副作用については、医師や薬剤師への確認のほか、薬の添付文書を読むようにしましょう。eHealth clinicでは、患者さんの症状に合わせてトリクロルメチアジドを処方することがあります。ご不安な点があればお気軽にご相談ください。
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