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バリウム検査(胃透視検査・胃部X線検査)とは、胃がん検診などで行われる検査方法の1つです。“バリウム”と呼ばれる造影剤と、胃を膨らませるための“発泡剤”を飲んでX線を撮影することにより、胃の形状や粘膜表面の凹凸の状態を観察して異常がないか確認します。また、服用したバリウムは検査後に下剤などを用いて排泄させます。
胃がん検診ではバリウム検査のほかにも、口や鼻から小型カメラを入れて胃の中を観察する“胃の内視鏡検査”がありますが、バリウム検査のほうが、検査費用が比較的安価で検査を受けやすいというメリットがあります。一方でバリウム検査は、胃液の多い人ではバリウムがうまく胃の表面に付着せず、粘膜の凹凸が撮影しにくいことや平たい病変を発見しにくいこと、X線撮影を行うため多少の放射線被ばくがあることなどがデメリットとして挙げられます。
日本では男女ともに50歳以上になると、症状のない人を対象に2年に1回の胃がん検診が推奨されます。検査方法はバリウム検査と胃の内視鏡検査のいずれかを選択することになります。
バリウム検査がすすめられる人の特徴は、以下のとおりです。
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バリウム検査では、主に以下のような病気の疑いが分かります。
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バリウム検査の結果は一般的に、“異常なし”もしくは“異常あり”に分けられます。
異常なしという結果が出た場合は、その時点では“精密検査を行う必要はない”という意味です。そのため、今後も引き続き定期的な検査を受けるようにしましょう。
以下のような人はバリウム検査を受けることができません。医師の指示に従い、同じ胃がん検診の検査である胃の内視鏡検査を受けるなど、ほかの手段を検討しましょう。
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検査前の食事や服用している治療薬などについては、事前に医師から詳しく説明を受けるようにしましょう。
バリウム検査を行う当日は、検査終了まで食べ物を食べられません。前日の決められた時間までに食事を済ませ、以後は食事をしないようにしましょう。
水分については前日寝る前までは水やお茶を飲んでも構いません。朝はコップ1杯の水を飲んでもよい場合が一般的です。
現在何らかの治療薬を服用している人は、検査前に必ずその旨を医師に伝え、服用を控えるべきか確認するようにしましょう。
検査当日は検査終了までの間、禁煙が指導されることが一般的です。医師の指示に従うようにしましょう。
バリウムを飲む際は、スタッフの指示に従ってその都度決められた量を飲むようにしましょう。バリウムは粘り気があって飲みにくいので、時間をかけてゆっくり落ち着いて飲むことを意識しましょう。
バリウム検査では、胃を膨らませるための“発泡剤”を服用します。そのため、検査中はげっぷが出そうになることがありますが、げっぷをしてしまうと胃がしぼみ正しく検査できなくなる可能性があるため、検査中はげっぷを我慢するようにしましょう。
なお、万一検査中にげっぷをしてしまった場合、再度発泡剤の服用が必要になることもあります。
バリウム検査に具体的な痛みはありませんが、バリウムを飲むこと、げっぷを我慢することなど、検査中に苦痛が伴う可能性があります。また、バリウムを飲むことでアレルギー症状が出る人もいるため、蕁麻疹や気分が悪くなるなどの症状があれば、速やかに医療機関を受診しましょう。
バリウム検査後は、飲んだバリウムを排出する必要があります。検査機関で出された下剤をしっかり飲みましょう。
バリウム検査後の便は一時的に普段より白っぽくなります。便が通常の色に戻るまでは、いつもより積極的に水分を取るようにしましょう。
なお、バリウムが長期間腸内に残っていると排出されにくくなります。下剤を飲んでも翌日までに一度もバリウム便が出ない場合には、医療機関の受診を検討しましょう。
バリウム検査で異常が発見された場合、医療機関で胃の内視鏡検査(胃カメラ)を受けましょう。胃の内視鏡検査では、口や鼻から小型のカメラを挿入し、食道・胃・十二指腸の状態を直接観察できます。