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診療科目
2022.10.31
#泌尿器科 #対象疾患

男性更年期障害

男性更年期障害とは

男性更年期障害とは、男性ホルモンの減少によって不調を感じたり、ほてりや発汗などの更年期症状が生じたりするものです。加齢性腺機能低下症やLOH症候群とも呼ばれます。

男性ホルモンはストレスや睡眠不足といった生活習慣に影響を受けたり、中年以降は加齢とともに緩やかに減少したりすることが一般的です。そのため、男性更年期障害は40歳代以降どの年代でも起こることがあり、期間も終わりがないのが特徴です。一方で女性の更年期障害は閉経の前後5年程の間に起こり、症状は閉経後5年ほどで落ち着くという違いがあります。

男性更年期障害の症状

主な症状

  • 突然のほてりや発汗の持続
  • 関節痛や筋肉痛
  • 疲れやすさ
  • 肥満、メタボリックシンドローム
  • 頻尿
  • イライラ
  • 不安、パニック、うつ
  • 興味や意欲の喪失
  • 集中力や記憶力の低下
  • 不眠
  • ED(勃起不全)
  • 性欲の低下

受診の目安

EDの症状がある場合、年齢やストレスなどのせいにしてあきらめてしまう人もいます。しかし、勃起のメカニズムは血管の機能とも大きな関係があり、EDになっているということは、動脈硬化や、動脈硬化と関連する病気(高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病)が生じている可能性も考えられます。

さらに、男性ホルモンが少ないと、前項で解説したような症状のほか、認知症といった認知機能の低下、糖尿病、骨粗しょう症、心血管疾患、筋肉の減少といった病気のリスクも高まります。つまり、男性ホルモンは健康維持のために重要なものだといえるのです。

そのため、男性更年期障害のような気になる症状があれば、早めに泌尿器科などの受診を検討するとよいでしょう。

また、定期的に健康診断を受けるなどの心がけも大事です。男性更年期障害に関わる数値としては、テストステロン値、遊離テストステロン値などが挙げられます。いずれも血液検査で調べることができ、テストステロン値が300ng/ml以下または遊離テストステロン値が8.5pg/ml以下の場合は男性更年期障害の可能性があります。ただし、男性更年期障害は医学的に明確な定義があるわけではないため、症状なども総合的に見る必要があります。

男性更年期障害になったときに気を付けたいポイント

男性ホルモン値がそこまで低くなく、症状も軽い場合は、まずは生活習慣の改善を行うことが大事です。ストレスや睡眠不足は男性ホルモンの減少につながることがあるため、十分な睡眠を取り、ストレスをためないようにしましょう。ストレス解消のために、趣味などを見つけるのもおすすめです。そのほか、栄養バランスの取れた食生活、適度な運動、太陽光を浴びるなどの行動もよいとされています。

男性更年期障害の治療のポイント

生活習慣を改めても症状が改善されない場合は薬物療法を行うことがあります。また、男性ホルモン値が低く、症状も重い場合は男性ホルモン補充療法を検討することがあります。詳細は以下のとおりです。

薬物療法

薬物療法では、漢方薬が処方されることがあります。たとえば、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、多汗症やEDの治療に使われる漢方薬であり、このような症状の改善が期待できます。

また、個別の症状に対して薬を使うこともあります。たとえば、性機能が低下している場合はED治療薬、うつや不安症状がある場合は抗うつ薬や抗不安薬、骨密度低下などがあれば骨粗しょう症治療薬を使うなどの方法が挙げられます。

男性ホルモン補充療法

男性ホルモン値が低く、症状も重い場合は男性ホルモン補充療法が検討されることがあります。保険適用内で治療する場合は、男性ホルモン(テストステロン)を2~4週間おきに筋肉注射します。症状が改善されるまで行うことが一般的です。

eHealth clinicの泌尿器科では、本人の生活スタイルなどに合わせたよりよい治療法を提案します。医師はもちろん、看護師や管理栄養士などがチームになって男性更年期障害の改善をサポートします。ぜひご相談ください。