ゼップバウンド
男性更年期障害(LOH症候群)とは、男性ホルモンの低下に伴い心身に不調が起こる病気のことをいいます。更年期障害と聞くと“女性の病気”というイメージを持つ方も多いかと思いますが、男性にもみられる病気です。症状には個人差がありますが、性欲の低下やだるさ、筋肉や関節の痛み、筋力低下、不眠、無気力などがあります。このような症状を改善するには、原因を知って対処することが大切です。
男性ホルモンはストレスや睡眠不足といった生活習慣に影響を受けたり、中年以降は加齢とともに緩やかに減少したりすることが一般的です。そのため、男性更年期障害は40歳代以降どの年代でも起こることがあり、期間も終わりがないのが特徴です。一方で女性の更年期障害は閉経の前後5年程の間に起こり、症状は閉経後5年ほどで落ち着くという違いがあります。
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記事監修:天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
経歴:埼玉医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院や足利赤十字病院などで勤務。2016年、帝京大学大学院公衆衛生学研究科へ入学。2018年、ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)へ留学。予防医療特化のメディカルクリニックで勤務後、2022年「イーヘルスクリニック新宿院」開院。
専門分野:腎臓内科、抗加齢医学(アンチエイジング)、産業医学
資格:日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士・博士
以下の症状が生じた場合にも、早めに医師に相談することが必要です。
これらの症状が生じた場合は、慢性的な問題を引き起こす可能性もありますので、早めに治療を開始することが大切です。
「やる気が出ない」「気分が落ち込む」などの心の不調は、男性更年期障害だけでなく、うつ病や自律神経失調症でもみられます。原因が違うため、治療法も異なります。自己判断はせず、専門の医師に相談することが大切です。それぞれの病気の特徴を知り、適切な治療への第一歩としましょう。
| 男性の更年期障害 | うつ病 | 自律神経失調症 | |
| 主な原因 | 男性ホルモン(テストステロン)の減少 | 脳のエネルギーが枯渇し、機能が不調になること | 体の調子を整える自律神経のバランスが乱れること |
| 特徴的な症状 | ・性欲がなくなる、ED ・筋力が落ちる ・ほてり、汗をかく |
・何をしても楽しくない ・自分を責めてしまう ・強い気分の落ち込み |
・動悸、めまい ・頭痛、肩こり ・胃腸の不調 |
症状だけでは区別がつきにくいことも多く、専門の医師による診断が重要です。特に男性更年期障害が疑われる場合は、血液検査でホルモンの量を調べることで、体の状態をより正確に知ることができます。症状が軽いうちは、男性更年期障害とうつ病や自律神経失調症の区別が難しいこともあります。
心の症状が、重いと感じる場合は注意が必要です。うつ病の可能性も考え、精神科や心療内科を受診してください。一人で悩まず、まずは専門の医療機関に相談することが重要です。
以下のセルフチェック表でご自身の状態を振り返ってみましょう。
下記項目のうち、1と7に当てはまる方、あるいは3つ以上の項目に当てはまる方は男性更年期障害の可能性が考えられます。
女性の場合は、閉経前後5年の間(50歳前後)で発症することが一般的です。一方で男性の場合は、50~60歳代の患者さんが多い傾向にあります。
ただし、発症時期は特に決まっておらず、男性ホルモンの減少の速さや度合い、時期は個人差が大きいため、どの年代でも起こる可能性があります。
女性の場合は閉経後5年ほどで落ち着きますが、男性の場合はいつ始まって、いつまで続くのかが明らかではありません。そのため、放置されてしまうこともあります。
普段からやる気の低下やイライラなどの症状を感じている場合は、一度医師に相談してみるとよいでしょう。
下記の症状が生じた場合は、早めに医師に相談することが必要です。
これらの症状が生じた場合は、慢性的な問題を引き起こす可能性もありますので、早めに治療を開始することが大切です。
EDの症状がある場合、年齢やストレスなどのせいにしてあきらめてしまう人もいます。しかし、勃起のメカニズムは血管の機能とも大きな関係があり、EDになっているということは、動脈硬化や、動脈硬化と関連する病気(高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病)が生じている可能性も考えられます。
さらに、男性ホルモンが少ないと、前項で解説したような症状のほか、認知症といった認知機能の低下、糖尿病、骨粗しょう症、心血管疾患、筋肉の減少といった病気のリスクも高まります。つまり、男性ホルモンは健康維持のために重要なものだといえるのです。
また、定期的に健康診断を受けるなどの心がけも大事です。男性更年期障害に関わる数値としては、テストステロン値、遊離テストステロン値などが挙げられます。いずれも血液検査で調べることができ、テストステロン値が300ng/ml以下または遊離テストステロン値が8.5pg/ml以下の場合は男性更年期障害の可能性があります。ただし、男性更年期障害は医学的に明確な定義があるわけではないため、症状なども総合的に見る必要があります。
テストステロンの減少に加え、仕事や家庭のストレス、生活習慣の乱れ、動脈硬化なども性欲低下の一因になります。放置すると、体力や集中力の低下、夫婦関係や自信の喪失につながることもあります。ある研究によると、成人男性の約3人に1人が何らかの性機能障害を経験しているのです。
生活習慣病が引き起こす動脈硬化は、性機能の低下に直結する重大な要因です。高血圧や糖尿病、脂質異常症などは血管の内側を傷つけ、血管を硬く・狭く・もろくしてしまいます。結果、全身の血流が悪化し、体のさまざまな機能に影響を与えます。
勃起は、陰茎の中にある「海綿体」へ血液が十分に流れ込むことで起こります。しかし、陰茎の血管はとても細く、動脈硬化の影響を最も受けやすい部分の一つです。血管が詰まり始めると、性欲があっても勃起しにくい、いわゆる勃起不全(ED)の原因となります。さらに怖いのは、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる疾患の前兆である可能性があることです。性機能の変化は単なる加齢現象ではなく、全身の血管状態を映す健康のバロメーターです。小さなサインを見逃さず、生活習慣を見直すきっかけにしましょう。
男性更年期障害の3大要因を、以下のとおり解説します。
男性更年期障害の要因の一つは、男性ホルモン「テストステロン」の減少です。テストステロンは、男性が心身ともに健康でいるために欠かせないホルモンです。テストステロンは、精子をつくったり性欲を高めたり、性機能において大切な役割を果たします。
筋肉や骨を丈夫に保ち、やる気や決断力を高める働きも持っています。テストステロンは、一般的に20代をピークに、40代頃から加齢とともに少しずつ減っていきます。テストステロンの減少スピードは人によってさまざまですが、急激に低下すると心と体のバランスが崩れます。
心と体のバランスが崩れた結果、更年期障害の症状が現れやすくなります。近年の研究では、テストステロンの重要性が注目されています。性機能だけでなく、心臓や血管の健康、代謝、骨の強さにも深く関わっています。生涯にわたる健康を維持するためには、テストステロンの値を適切に保つことが必要です。
テストステロンの減少に大きな影響を与えるのが、仕事や家庭などで感じる「ストレス」です。強いストレスが長期間続くと、脳の働きが乱れホルモン分泌の指令がうまく伝わりません。脳は、体の中でテストステロンを作るように精巣へ指令を出しています。
過剰なストレスは、ホルモン分泌の指令システムを妨害する場合があります。精巣でのテストステロンの生産が滞り、ホルモン量が減少します。次に示すようなストレスが、テストステロンを減らす要因となります。
ストレスは、テストステロンを直接減らすだけではありません。体の調子を整える自律神経のバランスも乱すため、悪循環に陥りやすくなります。イライラや不安感、不眠などの症状がさらに強まることにつながります。
テストステロンの分泌量は、日々の生活習慣によっても大きく左右されます。バランスの悪い食事、運動不足、睡眠不足など、不規則な生活も大きな原因の一つです。過度な運動や極端な食事制限には注意が必要です。
摂取エネルギーが消費エネルギーを下回る「エネルギー不足」の状態が続くと、体は生命の維持を優先するようになります。その結果、テストステロンの産生が後回しになると報告されています。
不規則な生活習慣によるテストステロン分泌の減少は「機能的テストステロン欠乏症」とも呼ばれ、生活習慣の見直しで改善が期待できます。不規則な生活は、脳のホルモン調節機能に影響を与え、テストステロンの分泌を抑えることがあります。日々の少しの心がけがホルモンバランスを整えることにつながります。
以下の点に注意して生活習慣を見直しましょう。
テストステロン値がどれくらい遺伝で決まるのかを調べた、非常に興味深い双子の研究があります。
12歳の双子(183組)や、成人男性の双子(約128人)を対象にした調査によると、テストステロン値のばらつきのうち、遺伝で説明できるのは「約50〜56%」に留まりました。
これは何を意味するのでしょうか。
残りの約半分の要因は、遺伝子ではなく「非共有環境」、すなわち個人の生活習慣(日々の食事、運動量、睡眠の質、ストレスの有無など)にあるということです。
遺伝はどうすることもできませんが、生活習慣なら今からでも自分の意志で変えられます。「半分は自分の行動次第でコントロールできる」というのは、ホルモン低下に悩む男性にとって非常に大きな希望と言えるでしょう。
診断では、まず症状の状態を客観的に確認し、ホルモンの変化を数値で把握します。これにより、不調の原因を明確にし、適切な治療方針を立てることが可能になります。主な検査内容として「AMSスコア」と「テストステロン値」を使った診断について解説します。
ご自身の症状がどの程度なのかを客観的に知るために、質問票を使ったチェックを行います。質問票は「AMSスコア(Aging Male Symptoms)」と呼ばれる世界共通の質問票です。心と身体の状態に関する簡単な質問に答えることで、現在の症状の重さを点数で評価できます。
AMSスコアは、精神的な症状、身体的な症状、性機能に関する症状についての17項目の質問で構成されています。質問に対して、症状の程度を「なし(1点)」から「非常に重い(5点)」までの5段階で回答し、合計点数で重症度を判断します。
AMSスコアによる重症度の目安は、以下のように判断されます。
AMSスコアは、治療を始める前の状態を把握するだけでなく、治療によって症状がどれくらい改善したかを確認するための大切な指標にもなります。
AMSスコアによるチェックと問診に加えて、血液検査で「テストステロン」の量を調べます。テストステロンは男性ホルモンの一種で、体や心の元気を支える重要な物質です。特に注目されるのが「遊離テストステロン(フリーテストステロン)」という値で、体の中で実際に働くホルモンの量を表します。
現在はガイドラインに基づき「総テストステロン(トータルテストステロン)」の値を主に測定し、一般的にホルモンが最も高くなる午前中に採血します。あわせて血糖値や肝機能、腎機能、前立腺の状態(PSA検査)なども確認し、他の病気の可能性を除外します。
テストステロン値が低ければ男性更年期と診断されることがありますが、数値だけでなく症状のつらさも治療判断のポイントになります。
男性ホルモン値がそこまで低くなく、症状も軽い場合は、まずは生活習慣の改善を行うことが大事です。ストレスや睡眠不足は男性ホルモンの減少につながることがあるため、十分な睡眠を取り、ストレスをためないようにしましょう。ストレス解消のために、趣味などを見つけるのもおすすめです。そのほか、栄養バランスの取れた食生活、適度な運動、太陽光を浴びるなどの行動もよいとされています。
生活習慣を改めても症状が改善されない場合は薬物療法を行うことがあります。また、男性ホルモン値が低く、症状も重い場合は男性ホルモン補充療法を検討することがあります。詳細は以下のとおりです。
漢方とは、人間が本来持っている自然治癒力を高め、根本からの体質改善に重点に置いた伝統医学のことです。本来なら男性ホルモン補充療法が検討されますが、副作用などの観点から必要に応じて漢方薬が選ばれる場合もあります。
漢方薬での治療は効果が現れるまでに数ヶ月と長期的に服用する必要があるといわれていますが、副作用が少ないということが特徴です。また、原因が特定できない病気でも対応可能なため、更年期障害の場合には効果的な側面もあります。
処方される漢方薬の例
40代男性が感じやすい「性欲の低下」「疲れやすさ」「やる気が出ない」などの悩みに対しても、体の状態に合わせて漢方薬が処方されることがあります。代表的な漢方薬は次のとおりです。
| 漢方薬名 | 主な目的・特徴 | 使用の目安例 |
| 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) | 体力や気力を補い、胃腸の働きを助ける | 疲れやすく食欲がない、元気が出ないと感じるとき |
| 八味地黄丸(はちみじおうがん) | 加齢に伴う体の衰えを補い、冷えや排尿トラブルに対応 | 足腰の冷え、頻尿などが気になるとき |
| 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) | 神経の高ぶりをやわらげ、心身を落ち着かせる | ストレスや不安、緊張が続くとき |
漢方薬は一人ひとりの体質や症状に合わせて選ばれるため、自己判断ではなく医師や薬剤師に相談することが大切です。保険診療として処方される場合もあり、続けて服用することで少しずつ体の調子が整っていくケースもあります。
また、個別の症状に対して薬を使うこともあります。たとえば、性機能が低下している場合はED治療薬、うつや不安症状がある場合は抗うつ薬や抗不安薬、骨密度低下などがあれば骨粗しょう症治療薬を使うなどの方法が挙げられます。保険適応外ではありますが、プラセンタ注射を行う場合もあります。エネルギー増強や性機能向上、睡眠改善、精神的な安定などの改善効果が期待されています。
男性ホルモン値が低く、症状も重い場合は男性ホルモン補充療法が検討されることがあります。保険適用内で治療する場合は、男性ホルモン(テストステロン)を2~4週間おきに筋肉注射します。症状が改善されるまで行うことが一般的です。また、自費診療でグローミン 4,158円(1本/2週間分・1日1回睾丸に塗布)で処方を行っております。
*テストステロン注射は供給の不安定により、現在中止しています。
男性ホルモン補充療法の適応
除外
治療によって元気が戻る方もいますが、前立腺の病気がある場合は注意が必要です。精子の数が減ることがあるため、子どもを望む方は事前に医師へ相談しましょう。副作用を防ぐためにも、定期的な検査を受けながら、安全に治療を続けることが大切です。
対症療法とは、つらい症状を和らげ、日常生活を送りやすくするための治療法です。男性更年期障害では、ホルモン補充療法や漢方薬と並行して行われることも多く、特に「今すぐに困っている症状」に合わせて薬を使い分けます。症状の種類によって、処方される薬や目的は異なります。
主な治療薬とその特徴をまとめると次のとおりです。
| 主な治療薬 | 対応する症状・特徴 |
| ED(勃起不全)治療薬 | ・性機能の低下が主な悩みの場合に使用 ・ED改善だけでなく、服用によりテストステロン値が上昇した報告もある |
| 抗うつ薬・抗不安薬 | ・気分の落ち込みや不安、不眠など精神的な不調が強い場合に処方される ・神経伝達物質のバランスを整え、心のつらさを軽くする |
使用の際は以下の点に注意する必要があります。
対症療法は症状を和らげる重要なサポート手段です。適切に行うことで、心身の負担を減らし、前向きに過ごせる時間を取り戻すことができます。
テストステロン値は、食事を含む様々な要因に影響されていると考えられています。今回は、テストステロン値を改善するために効果的な食事内容についてご紹介します。
肥満は、男性のテストステロン値に悪影響を及ぼす可能性があります。
脂肪組織(ファット)には、芳香化と呼ばれるプロセスによって、テストステロンをエストロゲンの一種であるエストラジオールに変換する可能性が指摘されています。つまり体脂肪が多いと、より多くのテストステロンがエストロゲンに変換されるため、テストステロンレベルが低下する可能性があるということです。
さらに、肥満はインスリン抵抗性と炎症を引き起こします。こうした現象もテストステロンレベルの低下の一因となる可能性があるでしょう。インスリン抵抗性は、体内でブドウ糖をエネルギーとして利用する能力を乱し、テストステロンの生成を損なう可能性があります。一方、炎症にはホルモン生成を妨げることによって、体内の酸化ストレスを増加させる可能性があるのです。
肥満の男性では、テストステロン値の低下から筋肉量の減少、骨密度の低下、2型糖尿病のリスク増加、性欲の減退など、多くの健康問題が引き起こされる可能性があります。
一方、肥満の男性のテストステロン値は、食事と運動を組み合わせて減量することで改善されることが分かっています。ある研究では、肥満の男性が10%減量することで、テストステロン値が15%上昇したことが分かっています。したがって、減量はテストステロン値上げ、全体的な健康を改善する効果的な方法となることがわかります。
健康な若年男性を対象に行われた研究(JAMA, 2011)では、参加者にまず1週間、十分な睡眠(8時間)をとってもらった後、研究施設で「1日5時間睡眠」を1週間続けてもらいました。結果は次のとおりです。
わずか1週間の睡眠不足で、テストステロン値が「10〜15%」も低下しました。10〜15%の低下というのは、加齢によるホルモン低下の「10〜15年分」に相当します。
睡眠時間を確保するだけでなく、「睡眠の質」もテストステロンには不可欠です。現代人の睡眠の質を損なう要因のひとつが「夜間の光」です。
私たちの体には、約24時間周期のリズム(サーカディアンリズム)を刻む「体内時計」が備わっています。この時計の針を合わせているのが「光」です。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ活動モードになり、夜暗くなると睡眠ホルモンである「メラトニン」が分泌されて休息モードに入ります。
しかし、夜遅くまで明るいリビングにいたり、寝室に豆電球をつけたままでいたりすると、脳は「まだ昼間だ」と錯覚してしまいます。これによりメラトニンの分泌が抑制され、深い睡眠がとれなくなります。結果として自律神経が乱れ、テストステロンの分泌が落ちるだけでなく、肥満や高血圧、糖尿病といった生活習慣病のリスクも高まります。
夜間の光から体を守るために、今日から取り組める対策は次のとおりです。
また、研究でも、睡眠がうまく取れていない人ほど性機能が低下しやすい傾向があると報告されています。睡眠障害がある人はリスクが約2倍、睡眠の質が低い人は約1.5倍、睡眠時間が短い人でも約1.1倍に上がるというデータがあります。つまり、よく眠ることがホルモンのリズムを整える第一歩です。
適度な運動は、テストステロンの分泌を促すための方法の一つです。運動をすると、ストレス解消や気分のリフレッシュにもつながります。男性更年期障害のさまざまな症状に良い影響を与えることが期待できます。筋肉に負荷をかける「筋トレ」を取り入れることも一つの方法です。
適度な筋力トレーニングは、健康維持に役立つと考えられています。運動習慣がない方でも、まずは軽いものから始めてみましょう。おすすめの運動メニューを以下の表にまとめました。
| 種類 | 頻度・時間 | 種目 | 内容・ポイント |
| 筋力トレーニング | 週2〜3回 | スクワット | 太ももやお尻など、体の大きな筋肉を効率よく鍛えられ、テストステロンの分泌を促す効果が期待できる |
| 〃 | 週2〜3回 | 腕立て伏せ | 胸や腕の筋肉を鍛える(難しい場合は、膝をついて行う) |
| 有酸素運動 | 週2〜3回(1回20分〜30分程度) | ウォーキング | 少し早歩きを意識することから始める |
| 〃 | 週2〜3回(1回20分〜30分程度) | ジョギング | 無理のないペースで続ける |
無理なく継続することが重要です。「エレベーターの代わりに階段を使う」「一駅手前で降りて歩く」など、日常生活の中に運動を取り入れ習慣にしていくことを目指しましょう。

疲れやすい、やる気が出ない、気分が落ち込みやすい、性欲の低下、睡眠の質の低下などの症状が続く場合は、男性更年期障害(LOH症候群)が関係している可能性があります。当院では、症状や生活習慣を丁寧に確認し、必要に応じて男性ホルモンの状態や関連する健康リスクを検査します。検査結果をもとに、生活習慣の見直しや治療方針についてわかりやすく説明し、患者様のご希望を伺いながら最適なプランをご提案します。年齢のせいと決めつけず、不調の原因を確認し、前向きに過ごせる毎日を取り戻すためのサポートを行います。
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