高尿酸血症の食事で気を付けるポイントとは?具体的な食事の注意点を解説
エピデュオ(一般名:アダパレン・過酸化ベンゾイルゲル)とは、アダパレンと過酸化ベンゾイルの2つの有効成分を含んだ尋常性ざ瘡(ニキビ)に対する塗り薬です。ニキビ治療で使われる塗り薬にはアダパレンや過酸化ベンゾイルなどがありますが、エピデュオはその2つを配合していることが特徴です。
アダパレンは、毛穴の詰まりを改善し、ニキビのきっかけになる面皰(毛穴の中に皮脂がたまった状態)をできにくくするとされています。また、過酸化ベンゾイルは、ニキビの炎症につながるアクネ菌などの細菌に対する抗菌作用と、角質を溶かす・剥がす作用によって、面皰を減少させるとされています。
エピデュオは1本で2種類の効果が期待できるほか、アダパレン単体よりも早く効果が現れることが報告されています。また、効果も持続することが分かっています。
エピデュオが処方されるのは、主に以下のような病気や状況のときです。
尋常性ざ瘡はいわゆるニキビのことです。皮脂の分泌が多いことと、毛穴が詰まることが重なり、毛穴の中に皮脂がたまることがニキビの始まりです。この状態を面皰といいます。
面皰の中は、皮脂が多く酸素は少ない環境であり、アクネ菌が増えやすい状態になっています。アクネ菌の数が増えると炎症が起き、ぶつぶつとした赤いニキビや膿がたまったニキビにつながることがあります。強い炎症によって毛穴の周りの皮膚にも影響が及ぶと、ニキビ跡が残ることもあるため、できるだけ早く治療を始めることが大切です。
エピデュオを使うことができる場所は顔のみです。胸や背中など、顔以外の部位に対する有効性や安全性が確立していないため、注意しましょう。
1日1回、夕方から就寝前の洗顔後、患部に適量を塗ります。切り傷やすり傷、湿疹がある場所に塗ることはせず、目や唇、小鼻、粘膜も避けましょう。万が一目に入った場合はすぐに水で洗い流す必要があります。
また、塗り始めから3か月経っても症状が改善しない場合は、使用を中止することが一般的です。症状が改善された場合も塗るのをやめ、長期にわたって漫然と使用しないようにしましょう。
そのほか、髪の毛や着色・染色された布織物に付くと漂白、退色する恐れがあるため、髪の毛や衣服などに付かないよう注意が必要です。
ほかの刺激性のある塗り薬と併用すると、皮膚の刺激感が増す可能性があるため注意しましょう。また、ほかに薬などを使っている場合は、お互いに作用を弱めたり強めたりしてしまうことがあるため、医師に確認してから使うとよいでしょう。健康食品などにも注意が必要です。
過敏症や重度の皮膚刺激感が現れた場合は、使用を中止する必要があります。また、皮膚が剥がれたり赤い斑点、刺激感、腫れなどが現れたりすることがあり、赤い斑点や腫れは顔全体や首まで及ぶこともあるため、異常がある場合は使用を中止するケースもあります。
5%以上の頻度で、皮膚の刺激感が生じることがあります。適切な処置が必要となるため、早めに受診を検討するとよいでしょう。
0.1~5%未満の頻度で、皮膚の疼痛、アレルギー性皮膚炎、赤い斑点、そう痒症、日光皮膚炎、皮膚のただれ、皮膚の剥脱、眼瞼炎、まぶたのむくみ、サンバーン(日焼けによって皮膚が赤くなること)などが生じることがあります。
また、頻度は不明ですが、顔面の腫れ、水ぶくれ、皮膚の乾燥・灼熱感・不快感・刺激感・炎症・むくみ、皮膚反応、発疹、湿疹、かゆみのある皮疹、丘疹、紅斑性皮疹、かぶれ、アレルギー性接触皮膚炎、皮脂欠乏症、皮脂欠乏性湿疹、皮膚炎、脂漏性皮膚炎、あせも、蕁麻疹、乾皮症、間擦疹、脂腺機能亢進、顔面のむくみ、眼瞼刺激、眼瞼紅斑、まぶたのかゆみ・腫れ、咽喉絞扼感、単純ヘルペス、口角炎、違和感、ほてりなどが生じることがあります。いずれも適切な処置が必要となるため、気になる症状があれば早めに受診を検討するとよいでしょう。
以上の症状は全てではありません。詳細な効果や副作用については、医師や薬剤師への確認のほか、薬の添付文書を確認するようにしましょう。eHealth clinicでは、患者さんの症状に合わせてエピデュオを処方することがあります。ご不安な点があればお気軽にご相談ください。