高尿酸血症の治療薬ユリス(ドチヌラド)とは?処方される病気や使用時の注意点を解説
ビタメジンは、ビタミンB群の不足を補う薬のことです。ビタメジンには内服薬と注射薬がありますが、ここでは注射薬についてご紹介します。
ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、ビオチン、葉酸、パントテン酸の8つがあり、主に糖質や脂質などの代謝に関わる栄養素で、エネルギーを生産したり皮膚や粘膜の健康を維持したりするなどのはたらきがあります。
ほとんどのビタミンは人が体内で作ることはできず、通常は食事などから摂取されます。補給されたビタミンは体内の化学反応を活発化させ、エネルギーを生み出します。しかし、何らかの理由で、ビタミンの不足や需要の増大が起こった場合は、上記で紹介したはたらきができなくなるなどの支障が出るため、薬などから補給が必要になるのです。
ビタメジンが処方されるのは、以下のような状況のときです。
ただし、効果が実感できないのに、漫然と使用するのは控えたほうがよいでしょう。医師の指示に従って、正しく使用するようにしましょう。
ビタメジンの注射薬は時間をかけて1日1回、静脈内に点滴もしくは注射をします。使用期間は、効果を見ながら決めていくことが一般的です。なお、静脈内に注射する場合では、3分以上かけて注射をします。
ビタメジンの使用に際しては、以下のような方で使用に注意が必要です。気になることがあれば、医師や薬剤師に相談しましょう。
など
ビタメジンは、次の薬との併用には注意が必要とされます。
レボドパはパーキンソン病の治療薬です。ビタメジンに含まれる成分が、レボドパの効き目を弱める可能性があります。
使用中に気になる症状が出た場合は、副作用の可能性もあります。次のような症状が出た場合は、適切な処置が必要となることがあるため、使用を中止し、必ず医師または薬剤師に相談するようにしましょう。
頻度は不明ですが、重大な症状としてアナフィラキシー(重いアレルギー反応)が起こることがあります。主に不快感、口内異常感、喘鳴、めまい、便意、耳鳴り、発汗、顔面浮腫、眼瞼浮腫などの症状がみられます。
頻度は不明ですが、発疹やかゆみが現れることがあります。
頻度は不明ですが、食欲不振、胃の不快感、吐き気や嘔吐、下痢など消化器の症状が現れることがあります。
また、薬の作用ではありませんが、使用に際し、薬と間違えてPTPシートを誤って飲んでしまったケースが報告されています。特に高齢者の方は注意するようにしましょう。服用に際しては、医師、薬剤師から十分な説明を受け、添付文書も確認しましょう。