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コラム
2024.08.17

性行為後の不安を解消!Doxy PEPで性感染症を予防しよう

性行為後の不安を解消!Doxy PEPで性感染症を予防しよう

「もしかして、性行為後に感染したかも…?」そんな不安を感じたことはありませんか?性感染症は、早期発見・治療が大切です。近年注目されている「Doxy PEP」は、性行為後の感染リスクを減らすための効果的な手段です。

Doxy PEPとは?

Doxy PEPとは、性感染症の予防薬として注目されている「ドキシサイクリン」を服用する方法です。性行為によって感染する可能性のある細菌の増殖を抑え、感染を防ぐ効果が期待できます。クラミジア、淋病、梅毒などの予防に効果を発揮し、性行為後72時間以内(3日以内)に服用することで、感染リスクを大幅に下げることができます。

実際に下記で紹介する論文では、1,766人の参加者を分析した結果、ドキシサイクリンによって、性感染症の全体的な発生率が56%低下したことがわかりました。

Doxy PEPの効果

  • 高い予防効果: 複数の臨床研究で、Doxy PEPはクラミジア、淋病、梅毒の感染リスクを大幅に減少させることが確認されています。
  • 早期服用が重要: 性行為後できるだけ早く服用を開始することが重要です。72時間以内であれば、まだ細菌が体内に定着する前なので、効果的に予防できます。

Doxy PEPの副作用と注意点

「ドキシサイクリン」は抗生物質のため、吐き気、嘔吐、下痢などの副作用が起こることがあります。また、光過敏症などの副作用が出る可能性も報告されています。服用前に必ず医師に相談し、指示に従って服用しましょう。

Doxy PEPを処方してもらうには?

当院は、性病予防・治療を目的としたオンライン診療のSTOP性病クリニックと提携しています。

STOP性病クリニックは、性感染症の予防と治療に特化したクリニックです。患者様が安心して治療を受けられる環境を提供し、性感染症の早期発見と予防に努めています。

 

特徴
  • 豊富な予防薬メニュー:PEP(ペップ)/PrEP(プレップ)、Doxy PEP(ドキシペップ)の提供
  • オンライン診察後、即日最短30分でお薬をお届け
  • 深夜時間帯の対応も可能
  • 豊富な検査キットと予防薬のセットメニュー
サービス
  • HIV予防(PrEP・PEP)
  • 梅毒予防(Doxy PEP)
  • クラミジア予防(Doxy PEP)
  • クラミジア治療
  • ED治療
  • 緊急避妊

 

目的

この研究は、性感染症(STI)の予防のためのドキシサイクリン(抗生物質の一種)の効果を調べるために実施されました。

方法

研究者たちは、2023年11月7日までに発表された研究の中から、ランダムに割り当てられたグループを比較する試験(RCT)を集めました。対象者は主に男性と性交渉のある男性(MSM)、トランスジェンダー女性(TGW)、シスジェンダー女性(CGW)でした。

結果

1,766人の参加者を分析した結果、ドキシサイクリンを使用したグループでは、STIにかかる人が約56%減少しました。特に、クラミジアと梅毒の予防効果が高く、淋病にも効果がある可能性が示唆されました。重篤な副作用は報告されていません。

結論

ドキシサイクリンは、MSMやTGWにおけるクラミジアや梅毒の予防に効果的で、淋病にも効果がある可能性があります。ただし、淋病については地域ごとの薬剤耐性状況にも影響されるため、注意が必要です。

引用文献:Doxycycline prophylaxis for the prevention of sexually transmitted infections: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials – International Journal of Infectious Diseases. Int J Infect Dis. 2024 Aug 7:107186.  Epub ahead of print.

https://www.ijidonline.com/article/S1201-9712%2824%2900257-1/fulltext

まとめ

性行為後の不安を解消し、安心して性生活を送りたい方は、Doxy PEPを検討してみてはいかがでしょうか。当院のオンライン診療では、専門医があなたの不安に寄り添い、適切なアドバイスを行います。お気軽にご相談ください。

参考記事

Doxy PEP(ドキシペップ)による性病予防!効果や副作用について徹底解説

性病予防の基本知識と具体的な対策を解説!安全な性生活のために

記事作成:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

 

 

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