「もしかして、性行為後に感染したかも…?」そんな不安を感じたことはありませんか?性感染症は、早期発見・治療が大切です。近年注目されている「Doxy PEP」は、性行為後の感染リスクを減らすための効果的な手段です。
Doxy PEPとは、性感染症の予防薬として注目されている「ドキシサイクリン」を服用する方法です。性行為によって感染する可能性のある細菌の増殖を抑え、感染を防ぐ効果が期待できます。クラミジア、淋病、梅毒などの予防に効果を発揮し、性行為後72時間以内(3日以内)に服用することで、感染リスクを大幅に下げることができます。
実際に下記で紹介する論文では、1,766人の参加者を分析した結果、ドキシサイクリンによって、性感染症の全体的な発生率が56%低下したことがわかりました。
「ドキシサイクリン」は抗生物質のため、吐き気、嘔吐、下痢などの副作用が起こることがあります。また、光過敏症などの副作用が出る可能性も報告されています。服用前に必ず医師に相談し、指示に従って服用しましょう。
イーヘルスクリニック新宿院は新宿三丁目駅からわずか1分の距離にある当院は、来院またはオンライン診療であなたの健康に対応します。性感染症の治療・予防やED治療だけでなく、保険診療にも対応しています。どうぞお気軽にご相談ください。
目的
この研究は、性感染症(STI)の予防のためのドキシサイクリン(抗生物質の一種)の効果を調べるために実施されました。
方法
研究者たちは、2023年11月7日までに発表された研究の中から、ランダムに割り当てられたグループを比較する試験(RCT)を集めました。対象者は主に男性と性交渉のある男性(MSM)、トランスジェンダー女性(TGW)、シスジェンダー女性(CGW)でした。
結果
1,766人の参加者を分析した結果、ドキシサイクリンを使用したグループでは、STIにかかる人が約56%減少しました。特に、クラミジアと梅毒の予防効果が高く、淋病にも効果がある可能性が示唆されました。重篤な副作用は報告されていません。
結論
ドキシサイクリンは、MSMやTGWにおけるクラミジアや梅毒の予防に効果的で、淋病にも効果がある可能性があります。ただし、淋病については地域ごとの薬剤耐性状況にも影響されるため、注意が必要です。
引用文献:Doxycycline prophylaxis for the prevention of sexually transmitted infections: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials – International Journal of Infectious Diseases. Int J Infect Dis. 2024 Aug 7:107186. Epub ahead of print.
https://www.ijidonline.com/article/S1201-9712%2824%2900257-1/fulltext
性行為後の不安を解消し、安心して性生活を送りたい方は、Doxy PEPを検討してみてはいかがでしょうか。当院のオンライン診療では、専門医があなたの不安に寄り添い、適切なアドバイスを行います。お気軽にご相談ください。
メニュー | 値段 |
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緊急時に服用 | ||
梅毒・クラミジア予防 | Doxy PEP 1回分 | 2,500円 |
Doxy PEP 3回分 | 6,000円 | |
Doxy PEP 5回分 | 9,000円 | |
HIV予防 | PEP 1回分 | 70,000円 |
事前に服用 | ||
HIV予防 | デイリーPrEP 1か月分 | 9,000円 |
デイリーPrEP 3か月分 | 18,000円 | |
HIV予防 | オンデマンドPrEP 1回分 | 2,500円 |
オンデマンドPrEP 3回分 | 6,000円 |
参考記事
・Doxy PEP(ドキシペップ)による性病予防!効果や副作用について徹底解説
・性病予防の基本知識と具体的な対策を解説!安全な性生活のために
性病予防・治療を目的としたオンライン診療の新宿予防クリニックと提携しています。
新宿予防クリニックは性感染症から自分とパートナーを守る。PrEP、PEP、ドキシペップ、性感染症予防薬、ED薬、アフターピルをオンラインで処方します。
記事作成:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。