【肥満症の認可薬】ウゴービ注射とは?効果・副作用・費用を徹底解説

ウゴービは肥満症治療薬として厚生労働省から承認を受けている注射薬です。自由診療のため、費用は月額3~5万円程度と高額ですが、当院では、0.25mgのウゴービを15,400円(税込)から提供しています。
オンライン診療の活用や複数月分のまとめ処方、クリニック独自のキャンペーンなどを組み合わせることで、ウゴービの費用負担を軽減できる可能性があります。この記事では、ウゴービをより安く処方してもらう方法や、安全に治療を受けるためのクリニック選びのポイントなどを解説します。
高額な費用が負担に感じてウゴービ治療を躊躇していた方も、一歩踏み出せるかもしれません。
イーヘルスクリニック新宿院では、医療ダイエット外来(肥満外来)を実施しています。健康的な体重管理を目指す方のために栄養カウンセリングや合併症の精査などさまざまな治療オプションをご提案いたします。ウゴービの自由診療にも対応しており、医師の診察にもとづいて適切な治療をご提案しています。
単に体重減量を目指すだけでなく、肥満によって引き起こされる健康問題の早期発見や治療にも重点を置いているのが特徴です。忙しい方でも受診しやすい環境を整えていますので、お気軽にご相談ください。
ウゴービの費用はクリニックによって多少異なりますが、一般的に月額3〜5万円程度です。残念ながら健康保険は適用されておらず、全額自己負担になるため高額です。高額である理由としては、最新の薬剤であり、開発に多くのコストがかかっていること、高い効果が期待されていることが挙げられます。
費用には、薬剤費に加えて、初診料や再診料、血液検査などの検査費用が含まれている場合もあります。クリニックによっては、初月に多くの費用がかかるケースもあります。事前に費用の内訳を確認し、無理のない範囲で継続できるかどうかを検討することが大切です。
当院では、患者様の負担を抑えるため、0.25〜1.0mgを下記の料金でご提供しています。
含有量 | 1か月あたりの価格(税込) |
0.25mg | 15,400円 |
0.5mg | 24,200円 |
1.0mg | 25,200円 |
※初診3,300円、再診1,100円が別途必要です。
ウゴービは効果の期待される肥満治療薬ですが、自由診療のため費用が気になる方も多いです。ウゴービを少しでも安く処方してもらう4つの方法と、安全に治療を受けるためのポイントについて、以下の内容を解説します。
オンライン診療は、スマートフォンやパソコンで医師の診察を受けられるため、通院にかかる交通費や移動時間を節約できます。オンライン診療に特化したクリニックは、コストが抑えられるため、ウゴービの処方費用が比較的安い傾向にあります。
オンライン診療では、初診から処方箋の発行まで、すべてインターネット上で行います。忙しくてなかなか通院できない方や、遠方のクリニックに通いたい方にとって便利な選択肢です。ただし、処方箋の送料や決済手数料、オンライン診療システム利用料などが別途かかる場合があるので、事前に確認しましょう。
多くのクリニックでは、数か月分のウゴービをまとめて処方してもらうことで、1か月あたりの費用が割引になる場合もあります。3か月分まとめて処方してもらうと、1か月ごとに処方してもらうよりも総額が安くなる場合などです。まとめての処方は、通院の手間も減らすことができます。
一部のクリニックでは、初回限定割引や期間限定キャンペーンなどを実施している場合があります。キャンペーンを利用することで、ウゴービを通常よりも安く処方してもらうことが可能です。クリニックのWebサイトやSNS、医療情報サイトなどを定期的にチェックして、お得なキャンペーン情報を見逃さないようにしましょう。
キャンペーン内容はクリニックによってさまざまです。初回診察料の割引や特定期間の処方費用割引、数か月処方時の割引などがあります。キャンペーンの適用条件や期間をよく確認し、自分に合ったキャンペーンを見つけて活用しましょう。
ウゴービの処方費用はクリニックによって大きく異なるため、複数のクリニックの価格を比較検討することが重要です。医療機関の価格比較サイトなどを活用し「ウゴービ 価格比較」「GLP-1 ダイエット 比較」といったキーワードで検索すると、多くの情報を得られます。
費用の安さだけでクリニックを選ぶのは危険です。正規品でない薬の使用や、医療管理体制が整っていない可能性もあります。医師の説明やアフターフォローの有無、厚生労働省の認可薬かどうかを確認し、価格だけではなく医師の質やクリニックの信頼性を含めて総合的に判断しましょう。
ウゴービによる肥満治療を始めようと思っても、どのクリニックを選べば良いのか迷う方も多いです。適切なクリニックを選ぶために、以下の4つのポイントについて解説します。
ウゴービの治療費は自由診療のため高額ですが、価格の安さだけでクリニックを選んでしまうのは危険です。クリニック選びの注意点は以下の表のとおりです。
注意ポイント | 概要 |
医師の診察が不十分 | 十分な診察なしに治療が始まるおそれがある |
正規品ではない薬剤を使用している | 効果や安全性が保証されていない薬剤が使われ、健康被害のリスクがある |
必要な検査を行っていない | 治療前に血液検査など健康状態を正確に把握していない |
ウゴービの服用は、単に薬剤を注射すれば良いというものではありません。薬剤の効果や副作用の有無、生活指導などを医師が定期的に確認し、必要に応じて治療方針を調整していく必要があります。治療開始後も安心して相談できる体制が整っているかを確認しましょう。具体的なアフターフォローについては、以下の表のとおりです。
サポート内容 | 概要 |
定期的な診察と検査 | 体重や血糖値、血圧、副作用の有無を確認 |
食事指導 | 健康的な食生活を身につけるために、管理栄養士などによる指導 |
運動指導 | 安全で効果的な運動習慣を身につけるために、理学療法士などによる指導 |
電話やメールでの相談 | 治療中の疑問や不安をすぐに相談できる窓口 |
ウゴービは厚生労働省が承認した医薬品です。クリニックで処方されるウゴービが正規品であることを必ず確認しましょう。正規品でない薬剤は効果や安全性が保証されておらず、健康被害のリスクも懸念されます。正規品かどうかは、クリニックのWebサイトで厚生労働省の承認状況を確認するか、医師に直接確認しましょう。
クリニックの評判を知るためには、口コミを調べることも有効な手段です。実際にクリニックで治療を受けた人の意見を聞くことで、クリニックの雰囲気や医師の対応、治療効果などを事前に知ることができます。インターネット上の口コミサイトやSNSなどで情報を集めてみましょう。
ただし、口コミはあくまでも個人の感想であるため、参考程度にとどめておくことが大切です。医師の説明が丁寧かどうか、親身になって相談に乗ってくれるかどうかなども重要なポイントです。最終的には、ご自身の判断でクリニックを選びましょう。
肥満治療において、新たな選択肢となるウゴービですが、正しく使用しなければ体に負担がかかる可能性もあります。ウゴービを使った肥満治療でより良い結果を得るために、以下のポイントを解説します。
ウゴービの投与期間は、臨床試験において最長68週間(約1年4か月)で安全性と有効性が確認されています。68週間を超えて使用を続ける場合の安全性は確立されておらず、必ず医師の指示に従うことが大切です。投与期間が定められているのは、すべての薬には効果と副作用があり、ウゴービも例外ではないからです。
主な副作用として、悪心や嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が報告されています。長期間にわたって使用を続けることで、まだ知られていない副作用が現れる可能性も否定できません。決められた期間を守ることは、安全な治療を継続するうえで重要です。
GLP-1アナログ製剤であるウゴービは、内臓脂肪や皮下脂肪、肝臓の脂肪など、さまざまな脂肪組織を減少させる効果が報告されています。2022年5月17日までの研究によると、GLP-1アナログは内臓脂肪や皮下脂肪、肝臓の脂肪、心臓周囲の脂肪を減少させる効果が認められました。
ウゴービは自己注射で皮下に投与する薬ですが、2か月に1度は通院し、医師の診察を受けましょう。体重の変化や副作用の有無などを医師に報告してください。ウゴービは、0.25mgからスタートし、4週間ごとに徐々に増量していきます。少量ずつ投与するのは、副作用を最小限に抑えながら、効果を高めるためです。
増量のタイミングは医師が判断しますので、自己判断で変更することは絶対に避けてください。通院では、血液検査を行うこともあります。血液検査では、血糖値や肝機能、腎機能などをチェックし、ウゴービが体に及ぼす影響をモニタリングします。定期的な通院と検査によって、安心な治療が期待できます。
ウゴービの効果を最大限に引き出すには、食事改善と運動を組み合わせることが不可欠です。食事は、栄養バランスを考えたうえで、摂取カロリーを適切にコントロールすることが重要です。暴飲暴食を避け、野菜や果物、たんぱく質を積極的に摂り入れましょう。
運動は、ウォーキングやジョギング、水泳など、無理なく続けられるものを選びましょう。1日30分程度の軽い運動でも、続けることで大きな効果が期待できます。ウゴービは、あくまでも食事改善や運動をサポートする薬です。生活習慣を見直すことで、肥満の治療効果を高め、より健康的な体を目指しましょう。
最近では、同様に注目を集めている治療薬に「マンジャロ(チルゼパチド)」があります。マンジャロは、GLP-1受容体作動薬とGIP受容体作動薬という二重作用を持つ新しいタイプの薬で、血糖値のコントロールと体重減少の両方で高い効果が期待されています。
以下の記事では、マンジャロの詳しい減量効果や作用メカニズムについてわかりやすく解説していますので、治療を検討中の方はぜひ参考にしてください。
>>マンジャロの減量効果について
ウゴービは、すべての人に効果があるとは限りません。数か月服用しても体重が減らない場合や、効果が不十分な場合は、医師と相談のうえ、ウゴービの使用を中止することがあります。肥満治療にはさまざまな方法があり、ウゴービが合わなくても、他の治療法で効果が得られる可能性は十分にあります。
他のGLP-1受容体作動薬を試したり、食事療法や運動療法をさらに強化したりするなど、さまざまな選択肢があります。
ウゴービを安く処方してもらうには、オンライン診療の活用や数か月分のまとめ処方、キャンペーンの利用、クリニック間の価格比較などが有効です。安全に治療を受けるためには、安さだけでクリニックを選ばず、アフターフォロー体制や正規品の使用、医師の説明の丁寧さなどを確認しましょう。
ウゴービは費用負担が大きい薬ですが、適切な医療機関での診察や処方のもと、費用を抑えて治療を継続できる可能性があります。価格だけではなく、安全性やサポート体制も含めて、総合的に判断することが大切です。医師と二人三脚で治療に取り組み、時間をかけて、健康的な体を目指していきましょう。
イーヘルスクリニック新宿院では、肥満症治療に特化した「医療ダイエット外来(肥満外来)」を実施しています。健康的な体重管理を目指す方のために栄養カウンセリングや合併症の精査などさまざまな治療オプションをご提案いたします。
当院の医療ダイエット外来(肥満外来)は、単に体重減量を目指すだけでなく、肥満によって引き起こされる健康問題の早期発見や治療にも重点を置いているのが特徴です。忙しい方でも受診しやすい環境を整えていますので、お気軽にご相談ください。
以下の記事では、来院治療に加えてオンライン診療でも受診可能な肥満外来について詳しく解説しています。
>>肥満外来(医療ダイエット外来)~来院治療に加え、オンライン診療でも受診可~
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