イーヘルスクリニック新宿院の天野です。
新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活様式を大きく変え、依然としてその影響は続いています。2023年5月8日からは、感染症法上の位置づけが「5類感染症」へと移行し、社会全体で警戒感が薄れつつある中、コロナ後遺症に悩む患者様は少なくありません。
複数の研究から、新型コロナウイルス感染症の感染回数が増えるほど、後遺症のリスクが高まることが明らかになっており、決して油断できない状況です。当院では、このような状況を鑑み、コロナ後遺症でお悩みの方々へ、多角的なアプローチによる治療を行っています。
新型コロナウイルス感染症は、2020年の流行開始から私たちの生活を一変させました。そして、2023年5月8日からは、感染症法上の位置づけが「5類感染症」へと移行しました。この移行に伴い、医療体制や社会的な対応は大きく変化し、人々の意識も以前とは変わってきているように感じます。
5類感染症への移行後、発熱や咳などの症状があっても、検査を受けない人が増えてきたという報告があります。これは、医療機関の負担軽減や社会経済活動の回復という観点から見ればある程度理解できる側面もあります。しかし、一方で、コロナ後遺症に悩まされる患者さんは、依然として多いのが現状です。
コロナ後遺症のメカニズムについては、まだ解明されていない部分も多くありますが、研究が進み、少しずつその全貌が明らかになってきています。ウイルスが体内に残留する、免疫系の異常、脳への影響など、様々な要因が考えられています。
特に注目すべきは、コロナ感染回数と後遺症リスクの関係です。複数の研究から、感染回数が多くなるほど、後遺症を発症するリスクが上昇することが示されています。
これらのデータは、コロナ感染を安易に考えてはいけないことを示唆しています。後遺症は、単に身体的な不調だけでなく、精神的な負担も大きく、患者さんのQOL(生活の質)を大きく低下させる可能性があります。
新型コロナウイルス感染症は、5類感染症に移行したとはいえ、決して終息したわけではありません。特に、後遺症のリスクを考えると、感染対策は依然として重要です。ワクチン接種、マスク着用、手洗いなどの基本的な感染対策を継続し、自分自身だけでなく、周りの人々を守るために、引き続き注意を払うことが大切です。
当院では
を組み合わせて、新型コロナ後遺症にお悩みの患者さんが早期に回復できるよう、サポートしています。
新型コロナ後遺症に対しては、さまざまな観点から症状に対して有用と思われる対策を行うことが重要です。つらいと感じる症状のあるときはお気軽にご相談ください。
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参考文献