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コラム
2025.02.01

最新の抗アレルギー薬とは?市販薬(OTC)との違いや効果を徹底解説

最新の抗アレルギー薬とは?市販薬(OTC)との違いや効果を徹底解説

国民の約30%が悩んでいる花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の治療法は、主に「症状を抑える薬物療法」と「根本的に治す根治療法」の2つに分けられます。特に薬物療法では、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド薬などが使用され、症状の重症度やライフスタイルに応じて適切な薬が選ばれます。

本記事では、花粉症治療で広く使われる抗ヒスタミン薬の効果・特徴・注意点を詳しく解説します。花粉症の症状でお悩みの方や、適切な治療法をお探しの方にとって役立つ情報を提供します。

 

アレルギー症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

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抗ヒスタミン薬の効果とは?

抗ヒスタミン薬は、花粉症の症状を引き起こす「ヒスタミン」の働きを抑える薬です。主に鼻水やくしゃみの症状を軽減する効果があり、症状が出てから使用するだけでなく、症状が出る前から服用する「初期療法」としても有効です。初期療法を行うことで、症状の重症化を防ぎ、シーズン中の生活の質を向上させることができます。


ヒスタミンとは?花粉症のメカニズムを解説

ヒスタミンは、花粉症の症状を引き起こす原因物質です。花粉が体内に入ると、肥満細胞からヒスタミンが放出され、鼻の神経や血管を刺激します。これにより、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー反応が起こります。

抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンの働きをブロックすることで、花粉が鼻や目に付着してもアレルギー反応を抑える効果があります。抗ヒスタミン薬には、内服薬、点鼻薬、点眼薬などさまざまなタイプがありますが、花粉症治療では主に内服薬や点鼻薬が使用されます。


抗ヒスタミン薬の種類と特徴

抗ヒスタミン薬は、大きく「第1世代」と「第2世代」に分けられます。それぞれ特徴が異なるため、症状やライフスタイルに合わせて適切な薬を選ぶことが重要です。

1. 第1世代抗ヒスタミン薬

  • 特徴: 古くから使用されている薬で、市販薬にも含まれることがあります。
  • 副作用: 眠気や口の渇きが起こりやすい。
  • 代表的な薬: ジフェンヒドラミン塩酸塩(レスタミン)、ヒドロキシジンパモ酸塩(アタラックス)など。

2. 第2世代抗ヒスタミン薬

  • 特徴: 第1世代に比べて副作用が少なく、効果が持続しやすい。花粉症治療の主流となっています。
  • 副作用: 眠気や口の渇きが軽減されており、長期的に服用しやすい。
  • 代表的な薬: フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)、ビラスチン(ビラノア)、エピナスチン塩酸塩(アレジオン)など。

第2世代抗ヒスタミン薬の代表的な薬

  1. アレグラ(フェキソフェナジン)
    • 1日2回服用で24時間効果が持続。
    • 眠気が少なく、日常生活に支障が出にくい。
  2. ビラノア(ビラスチン)
    • 1日1回服用で空腹時に効果を発揮。
    • 脳への移行が少ないため、眠気がほとんどない。
  3. デザレックス(デスロラタジン)
    • 食事の影響を受けず、副作用が少ない。
    • パイロットや電車運転士も服用可能(※医師の指示が必要)。
  4. ルパフィン(ルパタジン)
    • 抗ヒスタミン作用に加え、鼻づまり改善効果も期待できる。
    • 即効性があり、効果が持続。

市販薬と医療用医薬品の違い

抗ヒスタミン薬には、薬局やドラッグストアで購入できる市販薬(OTC医薬品)もあります。特に、医療用医薬品から転用された「スイッチOTC医薬品」は、安全性が高く手軽に入手できる点が特徴です。例えば、市販薬の「アレグラFX」は、医療用医薬品の「アレグラ錠」を転用したものです。

しかし、市販薬では効果が不十分と感じる方も多いため、当院では最新の抗アレルギー薬を積極的に処方し、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに合った治療を提案しています。


当院の抗アレルギー薬の選び方

当院では、以下のポイントを考慮し、最適な薬を処方します。

  • 症状の程度: 軽度から重度まで、症状に応じた薬を選択。
  • 副作用の有無: 眠気や口の渇きが少ない薬を優先。
  • 服用タイミング: 1日1回や2回など、ライフスタイルに合わせた服用方法を提案。
  • ライフスタイル: 仕事や運転に支障が出ないよう配慮。

まとめ

花粉症の治療には、抗ヒスタミン薬が非常に有効です。特に第2世代抗ヒスタミン薬は、副作用が少なく効果が持続するため、多くの患者様に支持されています。当院では、最新の薬物療法を通じて、花粉症の症状を軽減し、快適な生活をサポートします。

花粉症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。適切な治療法を見つけるお手伝いをいたします。

 

アレルギー症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

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※自動車運転等に関する注意事項

自動車運転能力を評価した試験では運転能力の低下は認められませんでした。このため車の運転を含めた機械の操作など眠気に関する制限事項がなくデザレックスを服用していても自動車の運転が可能です。
同様に国土交通省航空局の「航空機乗組員の使用する医薬品の取扱いに関する指針」では鎮静作用(眠気)のない抗ヒスタミン薬と指定されています。

参考記事

【新宿駅・新宿三丁目駅】花粉症外来 ~検査・治療はイーヘルスクリニック新宿院で

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アレルギー性鼻炎の薬とは? 〜種類別の効果や注意点についてご紹介〜

花粉症の抗ヒスタミン薬の効果や特徴とは?~第一世代と第二世代の違いについてご紹介~

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