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2022.09.16

アレルギー性鼻炎の主な症状とは?〜くしゃみや鼻水、鼻づまりが見られることが特徴〜

アレルギー性鼻炎とは、アレルギー反応を起こさせる物質である“アレルゲン”が鼻の粘膜に付着し、刺激をすることで引き起こされる免疫反応の1つです。放置すると心身の健康や日常生活に支障を及ぼすことがあるので、しっかりと治療しましょう。

この記事では、アレルギー性鼻炎の症状や似たような症状が出やすいかぜ、新型コロナウイルス感染症とどのように区別するのかという点も解説します。

アレルギー性鼻炎の症状の特徴はくしゃみ、鼻水、鼻づまり

アレルギー性鼻炎はアレルギーが原因で鼻の粘膜に炎症が起こり、アレルギー反応が出る病気です。代表的な症状には、くしゃみや鼻水、鼻づまりの3つがあります。中でもくしゃみは続けて起こり、回数が多いことが特徴です。

また、アレルギー性鼻炎はくしゃみ・鼻水を主症状とする“鼻水タイプ”と、鼻づまりを主症状とする“鼻閉タイプ”、両方の症状がある“混合タイプ”に分類することができます。人によって症状や重症度が異なり、1日に出るくしゃみの回数や鼻をかんだ回数、口呼吸の時間などをもとに診断されます。

症状が起こるメカニズム

このような症状はどのようにして起こるのでしょうか。まず、花粉やホコリなどアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が鼻の穴に侵入します。鼻の粘膜に付着したアレルゲンを感知した体の免疫細胞は、これらを“敵・侵入者”と認識して化学伝達物質を放出し、この敵を排除するように体に刺激を与えます。これが、アレルギー反応です。

この際、“鼻水”は鼻の粘膜を刺激してアレルゲンを洗い流すため、“くしゃみ”は強く息を吐いてアレルゲンを体外に排出するため、“鼻づまり”は鼻の血管や粘膜を腫れさせて異物がこれ以上入らないようにするために起こります。これらの鼻症状が強く現れてしまうのがアレルギー性鼻炎です。

アレルギー性鼻炎の症状が出る時期

アレルギー性鼻炎はアレルゲン(原因)により、症状が出る時期が異なります。主に1年中症状がある“通年性アレルギー性鼻炎”と、春や秋など特定の期間に飛散する植物の花粉に反応して症状が現れる“季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)”に分けられます。原因は以下のとおりです。

  • 通年性アレルギー性鼻炎:ダニ(ダニの死骸)、カビ、ハウスダスト(家の中のホコリ、チリ、イヌやネコなどペットの毛やフケ)、ガやゴキブリなどの昆虫
  • 季節性アレルギー性鼻炎:スギ(春・秋)、ヒノキ(春)、カモガヤ(春)、ブタクサ(秋)、シラカンバ(春)、イネ科(春〜秋)、ヨモギ(秋)、ハンノキ(春)、カナムグラ(秋)

花粉症を引き起こす花粉は、地域によって飛散時期が異なります。そのため、自分の住んでいる地域にいつ頃、どの植物の花粉が飛散するのかを調べ、自分の症状が現れた時期と照合すれば、何の花粉が原因で症状が出現しているのかを把握することができます。

アレルギー性鼻炎と普通のかぜ、新型コロナウイルス感染症との症状の違い

アレルギー性鼻炎の症状は、かぜと区別がつきにくいことがあります。近年では新型コロナウイルス感染症の初期症状と似ているケースがあるため、次のような症状があるか注意してみるとよいでしょう。

表 アレルギー性鼻炎とかぜ、コロナウイルス感染症の症状の違い

(※新型コロナウイルス感染症の症状は、ウイルスタイプにより異なる場合があります)

鼻水 くしゃみ 発熱 寒気 咽頭痛
アレルギー性鼻炎 なし なし
かぜ なし まれ なし
新型コロナウイルス感染症 まれ なし

たとえば、くしゃみや鼻水、涙の症状が強く、スギ花粉の飛散する時期である場合には、アレルギー性鼻炎の可能性が疑われます。

症状を和らげるためにできること

症状を少しでも和らげるためには、原因となるアレルゲンを見つけ、できるだけ排除することが大切です。アレルゲンを見つけるには、医療機関を受診し、アレルギー検査などを受けることでわかります。

また、このほかにも自身ではバランスの取れた食生活や規則正しい生活、睡眠時間の確保、ストレスを避けるなど、心身の健康を保つことも重要です。

治療には時間がかかるため早めに専門医に相談

アレルギー性鼻炎は治療しないと仕事の効率や睡眠の質が下がったりすることもあるため、症状が長く続く場合は専門医に相談することがすすめられます。また、治療法によっては、改善までにある程度の期間が必要になることがあります。治療については専門医の指示に従って継続し、疑問や不安がある場合は医師に相談するようにしましょう。