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2022.10.26

アレルギー検査(39項目)では何を調べられる? ~何科に行くべき? 検査費用についても解説~

アレルギー検査とは、アレルギーの原因となる物質を調べる検査のことです。この検査にはいくつかの種類がありますが、今回は採血による“特異的IgE抗体検査”についてご紹介します。特異的IgE抗体検査はアレルゲン (アレルギーの原因となる物質のこと)が体に侵入してから比較的すぐに症状が出る“即時型アレルギー”の原因を調べることができます。アレルゲンには種類がありますが、何に対してアレルギーが出ているのか分からない場合は“view39”と呼ばれる、アレルギー症状を起こしやすい39項目の代表的なアレルゲンを一度に検査できるセットがおすすめです。

39項目を調べられるアレルギー検査とは?

アレルギー検査の1つである特異的IgE抗体検査とは、採血によってアレルゲンを調べる検査のことです。特異的IgE抗体は、さまざまなアレルゲン(花粉やダニ、特定の食べ物などアレルギーの原因となる物質のこと)に対して作られる特有のIgE抗体(異物を体外に出そうとする物質)のことで、このIgE抗体が即時型アレルギーの症状に関与していると考えられています。そのため、特異的IgE抗体を調べることによって原因となっているアレルゲンが分かるといわれています。

現在、特異的IgE抗体検査で調べられるアレルゲンの種類は200以上もありますが、中でもアレルギーの原因となりやすいアレルゲンである39項目が1度で調べることができる検査が“view39”です。ただし、この検査は原因が分からない食物アレルギーなどに対するスクリーニング検査(病気の疑いがある人を発見する検査のこと)と位置付けられ、診断などに用いることは推奨されておらず、検査結果が陽性の場合でも詳細な原因を特定するには追加検査が必要となることが一般的です。

39項目の内訳

検査できるアレルゲン39項目の中には、花粉やハウスダストなどの吸入系アレルゲンや、卵や小麦などの食物系アレルゲンが含まれています。

吸入系アレルゲン

  • 室内の(ちり):ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト
  • 動物:ネコ、イヌ
  • 昆虫:ガ、ゴキブリ
  • 樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
  • 草:カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ
  • カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア、ラテックス

食物系アレルゲン

  • 卵:卵白、オボムコイド
  • 牛乳:ミルク
  • 小麦:小麦
  • 豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米
  • 甲殻類:エビ、カニ
  • 果物:キウイ、りんご、バナナ
  • 魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉

検査結果の見方

検査結果は、クラスといった分類で示されます。0~6までの7段階のクラスがあり、クラス0〜1の場合は“陰性”、クラス2の場合は“偽陽性”、クラス3~6の場合は“陽性”という意味となります。ただ、クラスが高くても症状がないこともあるので、前述のとおりこの検査のみではアレルギーの診断はできません。クラスが高い場合は、そのアレルゲンが原因である確率が高いという考え方になります。

 

 

検査費用はどのくらい?

医師の診断により、症状があるものの問診などで原因が特定できない方には健康保険が適用され、自己負担3割の方では5,000~6,000円ほどで検査を受けられます。

eHealth clinicのアレルギー科では、花粉症などのアレルギー性鼻炎をはじめ、喘息や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などに対して、原因を調べるため39項目のアレルギー検査を行っています。前述の通り、医師が判断した場合は保険診療で実施することが可能です。また、自由診療の場合は、5,500円(税抜)となります。詳しくはこちらをご確認ください。

アレルギー検査(39項目)について分からないことは医師に相談しよう

アレルギー検査(39項目)とは、アレルギーの原因となることの多いアレルゲン39項目を一気に調べられる検査のことです。この39項目の中には、花粉やハウスダストなどの吸入系アレルゲン、卵や小麦などの食物系アレルゲンが含まれており、自分が何に対するアレルギーをもっているのか知りたい方におすすめの検査です。アレルギー検査(39項目)について分からないことがあれば、医師に相談や医療機関を受診しましょう。

eHealth clinicではアレルギーの原因を調べるため、39項目のアレルギー検査を実施しています。検査や治療に際してご不安やお困り事などあればぜひご相談ください。

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