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2022.04.27
#アレルギー科 #呼吸器内科 #対象外来

喘息外来

喘息とは

喘息(気管支喘息)とは、空気の通り道である気管支が急に狭くなり、呼吸が苦しくなるという状態(発作)が繰り返される病気のことです。気管支の慢性的な炎症が原因で、ちょっとした刺激で気管支の壁が腫れたり、痰が出やすくなったり、周囲の筋肉が収縮したりして喘息が起きるとされています。

喘息は子どもの病気のイメージもありますが、成人になってから初めて発症するケースも少なくありません。子どもが発症する喘息の90%以上はアレルギーが関係していますが、成人の場合のアレルギーは60%程度で、残りはアレルギーが関係しない非アトピー性といわれています。また、成人の喘息は完治が困難だとされていますが、正しい治療を継続的に受けることで、喘息でない人と変わらない生活を送ることが期待できるとされています。

喘息の症状

主な症状

  • 咳が1か月以上続いている
  • 急な気温の変化やハウスダスト、たばこの煙などがきっかけで咳や息苦しさが出る
  • 呼吸するときに「ゼーゼー、ヒューヒュー」となる
  • 胸が締め付けられるような感じがある など

受診の目安

上記のような症状がある場合には、喘息の可能性があるため内科やアレルギー科、またはかかりつけ医などの受診を検討するとよいでしょう。炎症がなくならない限り、喘息の発作はいつまでも現れるとされており、炎症が長期間続くと、気管支が硬くなって狭いまま元に戻らない“リモデリング”と呼ばれる状態になるといわれています。こうなると重症化の原因になったり、治療しても治りにくくなったりしてしまうため早めの治療が必要です。

また、すでに治療中の方も、発作時の薬を使用しても症状が改善しない場合や強い喘息症状がある場合にはためらわずに受診を検討するとよいでしょう。

喘息の治療のポイント

喘息の治療の基本は薬を使用する薬物療法です。治療に加えて後述する生活環境・習慣の改善を行うことも大切です。

薬物療法

喘息の治療で使用する薬は、長期管理薬と発作治療薬の2種類に分けられます。

長期管理薬

長期管理薬は、気道の炎症を抑えて発作を予防する目的で使います。具体的には気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬や気管支を広げるための気管支拡張薬を使うことが一般的です。

吸入ステロイド薬は気管支に直接効果を発揮するため、少ない量で効果が期待でき、長期間の内服や点滴をしたときのような副作用が起こらないとされています。また、長期管理薬はその名のとおり長い期間使用することで効果が現れるものです。通常、薬を使い始めると症状はすぐに改善されますが、炎症は続いているため、自己判断で使用を中断しないようにしましょう。

発作治療薬

発作治療薬は、喘息の発作が起きたときに使用する薬で、気管支を広げる効果が期待できます。通常は使用してすぐに効果が現れますが、気道の炎症を改善するような根本的な治療薬ではなく、あくまでも発作を抑えるための薬です。そのため、発作治療薬だけに頼っていると、気道の炎症が進行して喘息を悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。

喘息になったときに気を付けたいポイント

喘息を悪化させる要因は、生活環境や生活習慣に潜んでいることもあります。喘息と診断された際に気を付けたいポイントは以下のとおりです。

悪化の原因となるものを避ける

喘息の悪化の原因として、以下のようなものが挙げられます。

  • かぜなどの感染症
  • 受動喫煙
  • ストレス
  • 激しい運動
  • ダニ
  • ペットの毛 など

このようなものを避けるため、日常的に部屋の掃除やストレス解消を心がけるなど、悪化の原因となるものを避けるようにしましょう。

規則正しい生活と適度な運動

規則正しい生活、睡眠時間の確保も大切です。また、体力をつけることで発作が起こりにくくなると考えらえているため、適度な運動を行うこともすすめられます。また、肥満が喘息を悪化させる要因になることも分かっているため、生活習慣の改善は重要です。ただし、激しい運動は喘息の悪化につながることもあるので、医師と相談しながら適切な内容で行いましょう。