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2022.09.28

アレルギーの一種“花粉症”とは?~特徴的な症状や治療法についてご紹介~

花粉が飛ぶ時期になると毎年鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を起こして、時に生活に支障が出ることもある…こんなお悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。その症状はもしかしたら花粉症かもしれません。症状が悪化すると治療がききにくくなることもあるため、花粉症について正しく理解し、適切な対処をするようにしましょう。

アレルギーの1種“花粉症”とは

花粉症はアレルギーの1種である“アレルギー性鼻炎”のことです。アレルギー性鼻炎は、花粉が飛ぶ時期だけにアレルギー症状が見られる“季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)”と、1年中アレルギー症状がある“通年性アレルギー性鼻炎”の2つがあります。

アレルギーとは

アレルギーとは体を守るためにはたらく免疫が過剰に反応することで、さまざまな症状が起こる病気で、アレルゲン (アレルギーの原因となる物質)や症状の経過などによって、花粉症を含むアレルギー性鼻炎のほか、喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどさまざまな種類に分けられます。花粉症の場合は主にスギ花粉やヒノキ花粉などがアレルゲン となり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3つの症状が現れることが特徴です。

花粉症の症状

前述のとおり、花粉症の主な症状にはくしゃみ、鼻水、鼻づまりが挙げられます。なかでもくしゃみは、かぜやインフルエンザなどの場合よりも回数が多い点が特徴です。また、鼻水は無色で粘り気がなく、水のようにサラサラしています。そのほかにも、頭痛や熱っぽさ、だるさなどを感じる場合もあります。

花粉症の検査

花粉症が疑われる場合は、自己判断せずに受診を検討することが大切です。原因となる植物の花粉や症状の程度は患者さんによって異なります。そのため、まずは原因を調べて、自分に合った治療法を見つけることが花粉症の治療において重要なポイントです。本当に花粉症なのか、また花粉症の場合はどんな花粉が原因になっているのかは、次のような検査によって確認します。

  • 血中IgE検査:アレルギー反応に関わるIgEという抗体の血中量などを調べる検査です。
  • 皮膚反応検査:皮膚の表面を少しひっかき、花粉のエキスで刺激することでその反応をみます。
  • 鼻粘膜誘発テスト:花粉エキスがしみ込んだ紙を鼻の粘膜に貼り付け、鼻の反応をみる検査です。

花粉症の治療

アレルギー性鼻炎の治療には症状を和らげる対症療法として薬の処方や、根本的に改善を目指す根本治療としてアレルゲン免疫療法や手術があります。このほか、原因物質の除去や接触の回避を行うことも重要です。

なお、すでに花粉症だとわかっている場合は、花粉が飛ぶ時期より前から治療を受けることで、そのシーズンを楽に乗り切ることができるといわれています。

薬の処方

抗ヒスタミン薬

くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を抑える作用があります。眠気などの副作用がありますが、近年は眠気が出にくいものも開発されています。効き目の強さや眠気の少なさなど、鼻の症状やライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

ステロイド点鼻薬

くしゃみや鼻水などの鼻の症状が強いときに使われます。ステロイド点鼻薬は、飲み薬と違って部分的に作用するため、全身への副作用が少ないといったメリットがあります。

アレルゲン免疫療法

花粉症の原因となるアレルゲン(抗原)を毎日取り込むことで免疫を獲得する治療法です。治療期間は3〜5年と長期間ですが、根本的な治療が期待できる唯一の方法です。

アレルゲン免疫療法には、注射もしくは舌下錠を用いる方法がありますが、近年はより簡単に扱える舌下錠を使用する方法が主流となっています。

不安や疑問は医師に相談を

花粉症は免疫に異常が起こるアレルギーの一種で、スギやヒノキなどの花粉によって発症します。主な症状は目のかゆみやくしゃみ、水のような鼻水で、治療の基本は、アレルゲン(抗原)の除去や回避のほか、薬やアレルゲン免疫療法などを行います。放置すると、症状が悪化して日常生活に支障をきたすこともあるため、気になる症状がある場合は、自己判断せず医師や看護師に相談することを検討しましょう。