ゴムありの性病の感染率は?コンドーム使用時の感染リスクと予防法

「妊婦健診で淋菌のPCR検査が必要と言われたけれど、本当に受けるべき?」と不安に感じていませんか。自覚症状がなくても淋菌に感染していることはあり、気づかないまま放置すると、お母さんの体だけでなく出産時に赤ちゃんへ影響する可能性もあります。
この記事では、妊娠中に淋菌核酸同定検査(PCR法)が行われる理由、検査の時期や方法、陽性だった場合の治療などを解説します。記事を読むことで、検査の必要性を正しく理解し、落ち着いて妊婦健診に臨めるようになります。
イーヘルスクリニック新宿院では、妊娠中の性感染症検査やご相談に対応しています。お母さんと赤ちゃんの健康を守るため、検査の必要性や安全な対応を丁寧にご案内します。
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記事監修:天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
経歴:埼玉医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院や足利赤十字病院などで勤務。2016年、帝京大学大学院公衆衛生学研究科へ入学。2018年、ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)へ留学。予防医療特化のメディカルクリニックで勤務後、2022年「イーヘルスクリニック新宿院」開院。
専門分野:腎臓内科、抗加齢医学(アンチエイジング)、産業医学
資格:日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士・博士
淋菌の検査は、症状がなくても感染を見逃さないために重要です。すべての妊婦に一律で実施される検査ではありませんが、赤ちゃんへの影響を防ぐ目的で行われます。ここでは、なぜ検査が勧められるのか、必要性を具体的に解説します。
妊婦健診で淋菌検査を行うのは、赤ちゃんへの感染を防ぐために重要なためです。お母さんが感染したまま出産すると、赤ちゃんが産道を通るときに菌がうつることがあります。その結果、目に強い炎症が起きる「新生児結膜炎」や、重い場合は視力に影響が出ることもあります。
感染が進むと子宮内に炎症が広がり、早産や流産の原因になることもあります。症状がなくても検査を受けることで、赤ちゃんを守ることにつながります。
淋菌検査は、症状やリスクがある人に優先的に行われ、妊娠初期と後期が重要なタイミングです。特に検査が勧められるのは次のような場合です。
淋菌は無症状のことも多いため、これらに当てはまらなくても医師の判断で検査が行われることがあります。検査時期は、早期発見のための妊娠初期と、出産時の感染予防のための妊娠後期が目安です。不安があれば時期に関係なく相談することが大切です。
無症状でも感染しているケースがあるため、早期発見のための検査の意義を理解しておく必要があります。以下の記事では、淋菌感染症の症状や感染経路、検査方法や治療について総合的に解説しています。
>>淋菌感染症
淋菌の検査は、高精度で体への負担が少なく、痛みもほとんどないため、安心して受けられる検査です。主な検査方法は次のとおりです。
現在は「PCR法」などの核酸増幅検査が主流で、少量の菌でも正確に見つけることができます。不安を感じすぎず、早めに受けることが大切です。
淋菌の検査は、赤ちゃんに影響を与える可能性は低く、安全性が高いとされています。子宮頸管の検査では、器具は子宮の入り口に軽く触れるだけで、赤ちゃんがいる子宮の中までは入りません。そのため、検査が原因で流産や早産が起こる可能性は低いとされています。
尿検査の場合も、お母さんの尿を採るだけなので、赤ちゃんへの影響はまったくありません。検査を受けずに感染を見逃すほうが、赤ちゃんにとって大きなリスクになります。赤ちゃんを守るためにも、安心して検査を受けることが大切です。
淋菌感染は、適切に治療すれば赤ちゃんへの影響は防ぐことができます。ここでは、治療しなかった場合に起こりうる母体と赤ちゃんへの影響について解説します。
淋菌は、気づかないうちに子宮の奥へ広がり、母体にさまざまなリスクをもたらす可能性があります。無症状でも注意が必要で、主なリスクは次のとおりです。
淋菌は症状が出にくく、気づかないまま感染が進むことがあります。その結果、子宮内の環境が悪化し、妊娠経過に影響を与えることもあります。少しでも異変や不安があれば、早めに検査を受けることが母体と赤ちゃんを守るために重要です。
淋菌は、出産時に赤ちゃんへ感染し、目の病気を引き起こす可能性があります。早めの対策が大切です。お母さんが感染したまま出産すると、赤ちゃんが産道を通るときに菌がうつり「新生児結膜炎」を起こすことがあります。まぶたの腫れや大量の目やにが特徴で、治療が遅れると視力に影響が出ることもあります。
妊娠中に検査と治療を受けることで、このリスクは防ぐことができます。赤ちゃんの目と健康を守るためにも、早めの対応が重要です。
陽性でも、適切な治療を受ければ赤ちゃんへの影響は防ぐことができます。ここでは、妊娠中でも行える治療方法と注意点をわかりやすく解説します。
妊娠中でも、赤ちゃんに配慮した安全性の高い治療が可能です。主な治療のポイントは次のとおりです。
これらの注射薬は、1回の投与で高い効果が期待できており、お母さんの体への負担も少ないのが特徴です。現在は薬が効きにくい菌の増加により、飲み薬ではなく注射が第一選択とされています。これにより短期間で確実な治療が可能です。
医師の指示に従って治療を受けることで、母体と赤ちゃんの両方をしっかり守ることができます。
淋菌は、パートナーと一緒に検査と治療をしないと再感染を防げません。どちらかが感染していると、もう一方も感染している可能性が高く、治療しても再びうつし合う「ピンポン感染」が起こります。これを防ぐためには、二人で同時に検査と治療を受けることが大切です。
治療が終わるまでは性行為を控える必要があります。淋菌はクラミジアと一緒に感染していることもあるため、両方の検査を受けることも重要です。お互いに協力することが、確実な治療と赤ちゃんを守ることにつながります。以下の記事では、クラミジア感染症の症状や感染経路、検査・治療について解説しています。
>>クラミジア感染症
淋病は、治療後の行動によって再感染を防げるかが決まります。治療中・治療後について、重要なポイントとして以下が挙げられます。
治療の途中で性行為をすると、再感染やパートナーへの感染につながります。淋菌は他の性感染症と同時に感染していることもあるため、まとめて確認することが重要です。治療後も予防を続けることで、再発を防ぎ健康を守ることができます。
淋菌の検査や治療にかかる費用は、大きく分けて以下の3つのパターンに分類されます。
検査費用の違いや治療費の目安、サポート制度について解説します。
妊婦健診での淋菌検査は、検査の目的によって保険・公費・自費のいずれになるかが変わります。事前に確認しておくことが大切です。症状があり、医師が感染の疑いを判断して行う検査は保険診療となり、自己負担は比較的少なくなります。
症状がなく予防目的で受ける検査は健診扱いとなり、自治体の補助券が使える場合と使えない場合があります。補助の対象外であれば自費となることもあるため、費用は事前に確認しておくと安心です。不安がある場合は遠慮せず医師やクリニックに相談することが大切です。
検査の結果、淋菌感染症と診断された場合の「治療」にかかる費用は、病気の治療にあたるため、健康保険が適用されます。自己負担割合は、ご加入の健康保険に応じて通常1〜3割です。費用の総額は、主に以下の合計で決まります。
淋菌核酸同定検査(PCR法)自体の費用は、3割負担の場合で約600円です。これに初診料(3割負担で約860円)や再診料、治療に使う注射薬の費用などが加わります。治療内容によって金額は変動しますので、正確な金額については、会計時や事前にクリニックへご確認ください。
妊婦健診の費用補助は、自治体ごとに内容が異なり、検査と治療で使える制度も違います。妊婦健診の補助券は、病気の早期発見のための「検査」に使われます。一方、感染が見つかった後の治療は健康保険が適用され、補助券は使えません。このように、検査と治療で役割が分かれています。
どの検査が補助されるかや金額は自治体ごとに異なるため、同じ検査でも費用が変わることがあります。母子手帳の案内を確認したり、自治体やクリニックに相談したりすることで、事前に把握できます。不安があれば早めに確認することが安心につながります。

淋菌検査は、赤ちゃんを守るために重要で安全に受けられる検査です。過度に不安になる必要はありません。自覚症状が出にくい淋菌は、気づかないうちに赤ちゃんへ影響する可能性がありますが、検査によって早期発見が可能です。検査自体が赤ちゃんに悪影響を与えることはなく、感染が見つかっても妊娠中でも安全に治療できます。
再感染を防ぐためにはパートナーの協力も欠かせません。少しでも不安があれば一人で悩まず、早めに医師へ相談することが大切です。イーヘルスクリニック新宿院では「検査を受けるべきか迷っている」などのご相談にも対応しています。早めの確認が安心につながります。
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