希望するご予約を
お選びください

×閉じる
診療科目
2023.10.28
#泌尿器科・性感染症 #自費診療 #対象外来

HIV検査・PrEP外来

HIV予防に対するPrEPについて

PrEPは、「曝露前予防(Pre-Exposure Prophylaxis)」の略語です。これは、HIV感染のリスクが非常に高い人々(たとえば、HIV感染者と性行為をするパートナーがいる場合など)が、感染リスクを軽減するために抗HIV薬を予防的に内服する方法のことです。

 

イーヘルスクリニック新宿院の特徴

  1. 保険診療・健康診断も行っている医療施設
  2. 平日20時、土日祝まで開院
  3. オンライン診療にも対応
  4. 他の性感染検査を割引価額で実施できる

 

▼【来院】のご予約はこちら▼

▼【オンライン診療】のご予約はこちら▼

 

・PrEP療法の効果

PrEPを正しく使うと、HIVの予防効果が非常に高いです。ただし、薬を一貫して飲み続けないと、その効果が低下する可能性があります。しっかりと薬を継続的に摂取することで、予防効果は90%以上になることが知られています。

PrEPは、日本ではまだ一般的ではありませんが、世界的にはHIV予防の重要な方法として認識されています。WHO(世界保健機関)は、PrEPを「HIV感染の高いリスクにさらされているすべての人に提供されるべき選択肢」として推奨し、それに関するガイドラインも発表していす。

 

【動画】PrEPの概要について

(Taiwan AIDS Society 作成 日本語版)

https://youtu.be/_QOqNkrg0e8

 

・PrEP療法の2種類の予防方法

  1. デイリーPrEP

抗HIV薬を1種類、1日1回1錠毎日内服する

      2.  オンデマンドPrEP

抗HIV薬を1種類、性行為の前日・当日・翌日のみ内服する

 

・PrEP療法が推奨される方

  1. パートナーがHIV感染者である
  2. 不特定多数との性行為がある
  3. コンドームを使用しないアナルセックスをすることがある
  4. 性風俗で働いている

 

  • PrEP療法は、性行為や日常生活でHIV感染の心配がある方、HIV感染のリスクがあると感じている方におすすめです。
  • PrEP療法を受けるには、毎日抗HIV薬を内服できる方が条件です。
  • 当院ではPrEP療法を始める前に、HIVやB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していないことを確認するための検査を実施しています。ただし、感染が既に確認されている場合、PrEP療法は適用できません。
  • CDCのデータによれば、PrEP療法はHIV感染を約90%前後予防できるとされていますが、100%の予防効果を保証するものではありません。
  • 重要な注意点として、PrEP療法はHIV感染予防のための治療であり、他の性感染症に対する予防効果はありません。
  • 薬の飲み忘れが頻繁に発生する場合、HIV感染予防の効果が低下する可能性があります。ただし、1回の飲み忘れではその効果がほとんど変わらないとされています。

 

・PrEPの副作用について

安全性についての研究では、重大な副作用の発生や、薬が効かなくなる耐性ウイルスの出現に関して、プラセボ(偽薬)を使用した群と比較して有意な違いは見つかりませんでした。ただし、個人による差異があり、短期間では吐き気、腹痛、下痢、頭痛、皮疹などの軽度の症状が現れることがありますが、通常は数週間で症状が収まります。

長期的には、腎臓の機能に影響を及ぼす可能性があるため、PrEPを始める前に腎機能を評価することが、多くの国のガイドラインで推奨されています。腎臓に問題がなければ、PrEPを安全に利用できます。さらに、PrEPを続ける間も、定期的な検査が必要です。

 

・処方までの流れ

患者へのHIV感染リスクおよびPrEP療法の適応を判断するため、以下のステップを実施いたします。

  1. 問診と診察 初めに、問診と診察を行います。これにより、患者のHIV感染リスクおよびPrEP療法の適用に関する情報を収集し、適切な診断を行います。
  2. HIVおよびB型肝炎ウイルスに対する感染状況を確認するための血液検査を行います。同時に、腎機能に関する評価も実施します。これにより、PrEP療法の安全性と効果を確保します。
  3. HIV、HBV/HCV、性感染症が陽性の場合、当院で対応が難しい場合には、連携病院をご紹介し、高度な検査・治療を受けられるよう対応いたします。
  4. 医師による説明と同意文書の署名 抗HIV薬の保険適用外使用に関する詳細な説明を医師から受け、患者は同意文書に署名することになります。この段階で患者の理解と同意が確認されます。
  5. 抗HIV薬の処方 評価および同意が確保された後、医師は抗HIV薬の処方箋を患者に提供します。これにより、PrEP療法が開始されます。
  6. フォローアップ 最後に、PrEP療法の効果と患者の健康状態を定期的に評価するためのフォローアップスケジュールについて説明が行われます。これにより、継続的なサポートと最適な治療結果を確保します。

 

 

・PrEP療法診療の料金
HIV予防薬であるPrEP(プレップ)のジェネリックを安い価格にて処方させていただきます。

メニュー値段
緊急時に服用
梅毒・クラミジア予防
Doxy PEP
1回分
2,500円
Doxy PEP
3回分
6,000円
Doxy PEP
5回分
9,000円
HIV予防PEP
1回分
70,000円
事前に服用
HIV予防デイリーPrEP
1か月分
9,000円
デイリーPrEP
3か月分
18,000円
HIV予防オンデマンドPrEP
1回分
2,500円
オンデマンドPrEP
3回分
6,000円

 

*原則、治療を開始時はHIV、B型肝炎、腎機能の検査を行います。

*1週間以内にHIV、B型肝炎、腎機能の検査結果を提出する場合はオンライン診療で対応できます。

*原則として服用開始から3ヶ月毎にHIV検査が必須となり、ほかに定期的な肝機能、腎機能評価検査を推奨しております。

*PrEP療法の治療期間中の3ヶ月毎の検査は、別途費用が必要になります。

 

デイリーPrEPの仕組み

ここでは、デイリーPrEPがどのようにしてHIV感染を防ぐのか、他の予防法との違いを解説します。

デイリーPrEPの基本(HIV感染リスクを低減する仕組み)

デイリーPrEPは、毎日薬を飲むことでHIVの感染リスクを大きく下げる予防法です。あらかじめ体の中に薬の成分を保っておくことで、HIVが体内に入ってきても増えるのを防ぐ仕組みです。具体的には、HIVが増殖するために必要な働きを薬がブロックし、感染が成立しにくくなります。

この効果をしっかり得るためには、毎日決まった時間に飲み続けることが重要です。薬の濃度が体の中で安定していることで、予防効果が保たれます。効果が十分に出るまでには一定の期間が必要で、行為の種類によって数日〜数週間かかるとされています。正しく続けることで、高い予防効果が期待できます。

デイリーPrEP・オンデマンドPrEP・PEPの違い

デイリーPrEP・オンデマンドPrEP・PEPは、それぞれ服用するタイミングと目的が異なる予防法です。事前に備える方法と、事後に対応する方法があるため、自分の状況に合わせて選ぶことが重要です。それぞれの主な違いは、以下のとおりです。

デイリーPrEPは日常的にリスクがある人向け、オンデマンドPrEPはタイミングを予測できる人向けの方法です。PEPはコンドームの破損など予期せぬ場面で使う緊急対応です。PrEPは「事前の予防」、PEPは「事後の対処」と覚えると理解しやすくなります。

使用される薬剤(ツルバダ・デシコビ)

デイリーPrEPでは、2種類の抗HIV薬を組み合わせた薬が使われます。代表的なのは「ツルバダ」と「デシコビ」で、それぞれ特徴に違いがあります。主な薬剤として挙げられるのは次のとおりです。

  • ツルバダ:実績が長く、世界中で使われている標準的な薬
  • デシコビ:少ない成分量で効果を発揮し、腎臓や骨への負担が少ないとされる薬

どちらもHIVの増殖を防ぐ働きを持っていますが、体への影響や適した人が異なります。薬の選択は自己判断ではなく、健康状態に合わせて医師と相談することが重要です。なお、これらは予防のための薬であり、治療目的では使用できません。

デイリーPrEPの始め方

デイリーPrEPを安全に始めるには、ご自身の状況を把握して正しい手順を踏むことが何よりも重要です。どのような方が対象となり、クリニックではどのような流れで処方に至るのかを具体的に解説します。

服用が推奨される人の特徴

デイリーPrEPは、性別にかかわらず、HIVに感染するリスクのある行為をされるすべての方のための予防法です。以下のいずれかに心当たりがあれば、デイリーPrEPがあなたを守るための有効な選択肢になるかもしれません。

  • パートナーがHIV陽性、または感染状況が不明
  • 複数または不特定のパートナーと性行為の機会がある
  • コンドームの使用が難しい状況がある
  • 過去に梅毒やクラミジアなどの性感染症にかかったことがある
  • アルコールや薬の影響でリスク行動がある
  • HIVへの強い不安で日常生活に影響が出ている

これらはあくまで一例です。ご自身の状況で少しでも不安な点があれば、一人で抱え込まずに専門のクリニックへご相談ください。

HIVは初期段階では風邪症状に似ていることもあり、気づかないまま経過してしまうケースもあります。感染の可能性がある場合には、症状の特徴や現れ方を知っておくことが早期発見につながります。以下の記事では、HIVの初期症状や見逃しやすいサイン、感染の可能性があるケースについて解説しています。
>>HIVの初期症状を見逃さない!感染する可能性と早期発見のポイントを解説

初診から処方までの流れ

デイリーPrEPは、医師の診察と検査を経て安全に開始することが大切です。自己判断では始められず、体の状態を確認したうえで処方されます。基本的な流れは次のとおりです。

  1. 問診・カウンセリング:健康状態やリスクを確認する
  2. 事前検査:HIV・腎機能・B型肝炎などをチェック
  3. 結果説明・処方:問題なければ服用開始

重要なのがHIV検査で陰性を確認することです。すでに感染している状態で服用すると、薬が効きにくくなるリスクがあります。腎臓の状態や他の性感染症の有無もあわせて確認します。すべて問題がなければ薬が処方され、服用を開始します。

開始後も定期的な検査や診察が必要となるため、継続的に医師と相談しながら進めることが大切です。

デイリーPrEPの副作用や注意点

デイリーPrEPの服用初期に起こりやすい症状から、飲み忘れたときの具体的な対応などを解説します。

初期にみられる副作用

デイリーPrEPを飲み始めてから数週間は、体が薬に慣れる過程で、一時的に以下のような症状が出ることがあります。

  • 吐き気
  • 頭痛
  • お腹の張り(腹部膨満感)
  • 下痢

これらの症状の多くは軽いもので、ほとんどの場合、服用を続けるうちに1か月ほどで自然に気にならなくなります。症状が長引いたり、生活に支障が出るほどつらく感じたりした場合は、自己判断で服用を止めず、処方してくれた医師へ遠慮なくご相談ください。

長期服用で確認する腎機能・骨密度

デイリーPrEPは長期的に安全に続けるために、定期的な検査が必要です。薬の影響は大きくないとされていますが、体の変化を早めに確認することが大切です。特に確認しておきたいポイントは次のとおりです。

  • 腎機能:薬は腎臓で処理されるため定期的な血液・尿検査が必要
  • 骨密度:まれにわずかな低下が報告されている
  • 脂質・体重:薬の種類によっては変化がみられることがある

これらの変化は多くの場合軽度であり、定期的な検査で早めに対応できます。腎機能は重要なチェック項目であり、年齢や体の状態によってはより慎重な管理が必要です。過度に心配する必要はありませんが、医師の指示に従って検査を継続することが安心して予防を続けるポイントです。

飲み忘れた場合の対応

飲み忘れた場合は、気づいた時点ですぐに1錠飲み、次はいつも通り続けることが大切です。デイリーPrEPは毎日同じ時間に飲むことで効果を保ちますが、1回の飲み忘れで大きく慌てる必要はありません。基本の対応はシンプルです。気づいたらすぐに1錠飲み、その後は通常の時間に戻します。

夜に気づいて飲んでも、翌日はいつも通りの時間に服用して問題ありません。ただし、飲み忘れた分をまとめて2錠飲む必要はありません。飲んだか不安な場合は、念のためもう1錠飲んでも大きな問題はないとされています。飲み忘れを防ぐためには、スマートフォンのアラームを使うなど、習慣化する工夫も効果が期待できます。

予防できる感染症とできない感染症

デイリーPrEPは、HIVの感染は防げますが、他の性感染症は防ぐことができません。この点はとても重要で、PrEPを飲んでいてもすべての感染リスクがなくなるわけではありません。梅毒や淋病、クラミジア、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、B型肝炎などは防ぐことができません。

これらは皮膚や粘膜の接触、体液などによって感染するため、PrEPだけでは対策が不十分です。そのため、PrEPを使用している場合でも、コンドームの使用や定期的な検査を組み合わせることが大切です。PrEPはあくまで「HIV専用の予防法」であることを理解しておきましょう。

以下の記事では、HIVの予防策や日常生活で実践できる具体的な対策について解説しています。
>>効果的なHIV予防策は?感染リスクを減らす方法と対策を解説

コンドーム併用による性感染症予防

デイリーPrEPだけでは不十分で、コンドームを併用することで性感染症の予防効果が高まります。PrEPはHIVを防ぐ強力な方法ですが、梅毒やクラミジア、淋病など他の感染症には効果がありません。そのため、より安全に予防するには複数の対策を組み合わせることが大切です。主なポイントは以下のとおりです。

  • コンドーム併用:HIV以外の性感染症のリスクも大幅に低減
  • 二重の予防:PrEP+コンドームでより高い安全性を確保
  • DoxyPEP:性行為後の服用で細菌性STIのリスク低減が期待される

コンドームは体液や粘膜の接触を防ぐため、幅広い感染症対策に効果を発揮します。近年はDoxyPEPという新しい予防法も注目されています。ある研究では、DoxyPEPによってクラミジア、淋病、梅毒などの細菌性性感染症の感染リスクが60%以上減少したと示されました。

PrEPだけに頼らず、複数の対策を組み合わせることが自分の体を守るポイントです。

HIV検査の受け方と流れ

HIV検査の流れや受けられる場所、注意点などを知っておくことで安心して検査に臨めます。ここでは、具体的なポイントについてそれぞれ解説します。

HIV検査の基本的な流れ(予約から結果説明まで)

HIV検査は、予約から結果説明までシンプルな流れで進み、事前に知っておくと不安を軽減しながら受けられます。基本的な手順は難しくなく、以下のような検査の流れで行います。

  1. 予約:Webや電話で事前に申し込む
  2. 受付・問診:感染の可能性や体調を確認
  3. 採血:短時間で終わる簡単な検査
  4. 結果説明:即日または後日で確認

全体の流れはシンプルで、特別な準備はほとんど必要ありません。事前に流れを理解しておくことで、不安を減らし落ち着いて検査に臨めるのがポイントです。

保健所・医療機関・検査センターの違い

HIV検査は、費用や匿名性、スピードなど何を重視するかで最適な場所が異なります。それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切であり、主な違いは次のとおりです。

保健所は費用と匿名性、医療機関は安心感と総合対応、検査センターはスピードが強みです。自分が何を優先したいかを基準に選ぶことで、無理なく検査を受けられます。

自分に合った検査場所の選び方

検査場所は「何を優先するか」で選ぶことが大切で、自分の不安に合った場所を選ぶことが安心への近道です。費用やスピード、相談体制など、それぞれの特徴を理解して選びましょう。選び方のポイントは主に以下の3つです。

  • 費用や匿名性を重視:保健所が適している
  • 早く結果を知りたい:検査センターが便利
  • 相談や治療も重視:医療機関が安心

どの方法にもメリット・デメリットがあるため、自分の状況に当てはめて考えることが重要です。自分の不安の正体をはっきりさせて選ぶことで、納得して検査を受けられるようになります。

検査を受ける際の持ち物と注意点

検査前は必要な持ち物を準備し、基本的な注意点を知っておくことでスムーズに受診できます。事前に以下の持ち物を準備しておくことで当日の不安や手間を減らせます。

注意点も押さえておきましょう。食事制限は基本不要ですが、施設の指示があれば従うことが大切です。不安がある場合は、そのままにせずスタッフに相談できます。事前準備と正しい理解が、安心して検査を受けるためのポイントです。

HIV即日検査のポイント

HIV検査は、匿名や費用、スピードなど自分の希望に合わせて選べるのが特徴です。ここでは、検査方法ごとの違いと選び方のポイントを解説します。

即日検査の種類と結果が出るまでの時間

即日検査はその日のうちに結果がわかる検査で、不安な時間を短くできるのが大きな特徴です。すぐに確認できるため、早く安心したい人に向いています。主に行われるのは「迅速抗体検査」で、少量の血液からHIVに対する反応を調べます。結果は早ければ30分〜1時間ほどでわかり、その場で説明を受けることもできます。

ただし、この検査はあくまで最初の判断です。陽性と出た場合でも、より詳しい確認検査が必要になります。まれに別の原因で陽性になることもあるためです。最終的な診断は精密検査で行われることを理解しておくことが大切です。

即日検査の精度と注意点

即日検査は精度は高いものの、受けるタイミングによっては正しい結果が出ないことがあるため注意が必要です。特に「ウインドウピリオド」を理解しておくことが大切です。HIVは感染してすぐには検査で見つからず、抗体や抗原が検出可能になるまでに数週間かかるとされています。

この期間に検査をすると、実際は感染していても陰性と出てしまうことがあります。即日検査の結果はあくまで一次的なものです。陽性の場合は必ず確認検査が必要になります。正確な判断のためには、適切な時期に検査し、必要に応じて再検査することが重要です。

HIV検査を受けるタイミングと検査

ここでは、HIVの基本的な感染経路や適切な検査方法、検査を受けるタイミングについて解説します。

HIVの感染経路と初期症状

HIVは主に3つの経路で感染し、初期症状は風邪に似ているため気づきにくいのが特徴です。知らないうちに、以下のような経路で感染し、進行することもあるため注意が必要です。

  • 性行為感染:コンドームなしの接触で感染
  • 血液感染:注射器の使い回しなどで感染
  • 母子感染:妊娠・出産・授乳で感染

また、初期には次のような症状が出ることがあります。

  • 発熱やだるさ
  • 喉の痛み
  • 発疹

これらは風邪に似ているため見逃されやすく、その後は長い間症状が出ないこともあります。症状だけで判断せず、検査で確認することが大切です。

以下の記事では、HIVの初期症状の見分け方や感染の可能性を判断するポイントについて解説しています。
>>HIVの初期症状を見逃さない!感染する可能性と早期発見のポイントを解説

HIV検査の種類と精度(抗体検査・NAT検査)

HIV検査は「抗体検査」と「NAT検査」の2種類があり、検出できる時期と精度が異なります。目的やタイミングに応じて選ぶことが重要であり、以下のような違いがあります。

抗体検査は一般的で精度も高く、現在は抗原も同時に調べる方法が主流です。NAT検査はより早い段階で感染を確認できますが、費用が高く実施施設も限られます。正確な結果を得るには、感染の可能性があった時期に合わせて検査方法を選ぶことが大切です。

検査を受ける適切なタイミング(ウインドウ期間)

HIV検査は感染の可能性があってから一定期間あけて受けないと、正しい結果が出ないことがあります。この期間を「ウインドウピリオド」といい、検査のタイミングが重要です。一般的な抗体検査では、感染の機会から約4週間である程度わかり、より確実にするには3か月後の検査がすすめられます。

ウイルスを直接調べる検査は、約10日〜1か月ほどで確認できる場合もあります。早すぎる検査では、感染していても陰性となることがあります。正確な結果を知るためには、適切な時期に検査を受けることが大切です。不安な場合は医師に相談し、必要に応じて再検査を行いましょう。

以下の記事では、HIV感染に不安があるときの考え方や具体的な対処法、検査を受けるタイミングについてわかりやすく解説しています。
>>【心配しすぎ?】HIV感染に不安がある方へ!適切な対処と検査のタイミング

新宿でHIV検査を受けられる場所

新宿では目的や優先したい条件に合わせて検査場所を選べるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。保健所や医療機関、検査センターのそれぞれの特徴をわかりやすく解説します。

保健所(匿名・無料で受けたい方)

保健所は匿名・無料でHIV検査を受けたい人に最も適した選択肢です。費用をかけずに、プライバシーを守りながら検査ができます。名前や住所を伝える必要がなく、誰にも知られずに受けられるため、初めての方でも利用しやすいのが特徴です。HIVだけでなく他の性感染症も一緒に検査できる場合があります。

ただし、検査できる日時が限られ、結果が後日になることが多い点には注意が必要です。費用と匿名性を重視するなら、保健所は安心して利用できる方法です。

医療機関(専門的な診療・相談が可能)

医療機関は、検査だけでなく専門的な診断や治療まで一貫して受けられる点が最大の強みです。不安が強い方や、しっかり相談したい方に向いています。医療機関の特徴は以下のとおりです。

  • 専門医に直接相談できる
  • 陽性時にすぐ治療を開始できる
  • 他の病気も含めて総合的に判断してもらえる

検査は記名が基本で費用がかかる場合もありますが、その分サポート体制が整っています。体の状態は見た目だけで判断できないことも多く、専門的な視点が重要になります。安心して確実に対応したい場合は、医療機関を選ぶのが適しています。

検査センター(即日・利便性重視)

検査センターはすぐに結果を知りたい人や、通いやすさを重視する人に向いている選択肢です。時間や場所の自由度が高く、忙しい人でも利用しやすいのが特徴です。多くの施設では、夜間や土日にも対応しており、予約もWebや電話で簡単に行えます。匿名で受けられるため、プライバシー面でも安心です。

検査は自費になりますが、料金が明確で事前に確認できる点もメリットです。即日検査に対応しており、採血後30分〜数時間で結果がわかります。ただし、陽性の場合は精密検査が必要になる点には注意が必要です。

感染症の診断や経過は一様ではなく、結核など他の感染症でも免疫反応によって病状が変化する例が報告されています。HIV検査では1回の結果だけで判断せず、適切なタイミングでの再検査や経過確認が重要とされています。

イーヘルスクリニック新宿院の特徴

いつも当院をご利用いただき、ありがとうございます。PrEP(プレップ)を使用されている皆様に、改めてお伝えしたいことがございます。

まず、PrEPを正しく使用することでHIVの予防効果が高まることを再確認させていただきます。毎日の服用を忘れずに行い、定期的な検査と診察を受けることが重要です。これにより、効果的にHIV感染を防ぎ、健康を守ることができます。

また、PrEPはHIV感染予防において非常に有効ですが、他の性行為感染症(STI)に対する予防効果はありません。そのため、コンドームの使用や定期的なSTI検査も引き続き重要です。総合的な健康管理を心掛けていただければと思います。

 

新宿三丁目駅からわずか1分の距離にある当院は、来院またはオンライン診療であなたの健康に対応します。性感染症やED治療だけでなく、保険診療にも対応しています。どうぞお気軽にご相談ください。

  1. 保険診療・健康診断も行っている医療施設
  2. 平日20時、土日祝まで開院
  3. オンライン診療にも対応
  4. 他の性感染検査を割引価額で実施できる

 

何か疑問や不安がある場合は、遠慮なく当院にご相談ください。皆様の健康と安全を第一に考え、全力でサポートいたします。

今後とも、安心してPrEPを使用し、健康で充実した生活を送っていただけるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

▼【来院】のご予約はこちら▼

▼【オンライン診療】のご予約はこちら▼

 

メニュー値段
緊急時に服用
梅毒・クラミジア予防
Doxy PEP
1回分
2,500円
Doxy PEP
3回分
6,000円
Doxy PEP
5回分
9,000円
HIV予防PEP
1回分
70,000円
事前に服用
HIV予防デイリーPrEP
1か月分
9,000円
デイリーPrEP
3か月分
18,000円
HIV予防オンデマンドPrEP
1回分
2,500円
オンデマンドPrEP
3回分
6,000円

*より質の高い診療を提供するため、2024年5月27日より診察料(初診)を3,300円(税込み)、診察料(再診)を1,100円(税込み)とさせていただきます。

 

PrEPに関するサイト

・CDC (アメリカ疾病予防管理センター)

・HIV 予防薬 PrEP についての日本語情報サイト

・日本エイズ学会

 

参考記事

・クラミジア感染症

・淋菌感染症

・性器カンジダ症

・梅毒

・尿道炎

・勃起不全

 

記事監修:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

•• LINEお問合わせ •• ご来院予約