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2026.06.16
#自費診療

iPS細胞バンキング

iPS細胞の現在地とバンキングの重要性

人生100年時代を迎え、健康寿命の延伸が重要な課題となっています。再生医療の最前線で注目されるiPS細胞技術は、研究段階を超え、実用化へ進んでいます。目の難病や心不全、脊髄損傷などの分野では既に臨床研究や治験が進行しており、一部の治療領域では臨床応用も開始されています。

注目されているのが、若く健康な今の細胞を採取・保管し、将来の医療に備える「iPS細胞バンキング」です。細胞は加齢とともに質が低下するため、現在のベストな状態の細胞を保存しておくことが重要視されています。本記事では、iPS細胞治療の現在地とiPS細胞バンキングの重要性を詳しく解説します。

当院では再生医療外来を行っており、iPS細胞培養上清液治療を提供しています。iPS細胞バンキングを活用した、皆様の未来の健康資産を守るサポート体制を整えています。再生医療外来については、以下をご参照ください。

>>再生医療外来(幹細胞上清液・エクソソーム治療) – イーヘルスクリニック新宿院

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記事監修:天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
経歴:埼玉医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院足利赤十字病院などで勤務。2016年、帝京大学大学院公衆衛生学研究科へ入学。2018年、ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)へ留学。予防医療特化のメディカルクリニックで勤務後、2022年「イーヘルスクリニック新宿院」開院。
専門分野:腎臓内科、抗加齢医学(アンチエイジング)、産業医学
資格:日本腎臓学会専門医・指導医抗加齢医学会専門医日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士・博士

iPS細胞とは?

iPS細胞の種類と幹細胞の違いについて解説します。

自分の細胞を「初期化」し組織を作り出す

iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、皮膚や血液などの細胞に特定の因子を導入し、受精卵に近い初期化された状態に戻した細胞をいいます。心臓や神経、肝臓など、体のあらゆる組織や臓器に分化できる能力を持ちます。

iPS細胞は自家iPS細胞と他家iPS細胞の2種類があります。自家iPS細胞は自身の細胞から作るため、移植した際の拒絶反応のリスクが少ないです。他家iPS細胞は、健康なドナーの細胞から安全性を考慮して作られます。生産性が安定するため再生医療、美容分野に世界中が注目しています。

iPS細胞と幹細胞の違い

従来は体内に存在する幹細胞が利用され、傷ついた組織の修復を担っていました。一方で幹細胞は分化できる細胞の種類に限りがあり、増殖能力の限界や加齢とともに数と質が低下する問題があります。

iPS細胞は人工的に作られた若い細胞であり、理論上、ほぼすべての細胞になることが可能です。培養することで増殖も可能です。従来の幹細胞治療も有効ですが、将来的な臓器や組織の根本的な再生・置換においてはiPS細胞のポテンシャルが高いです

治療の実用化はいつ?iPS細胞の現在

iPS細胞は現在、目の難病や心不全、脊髄損傷などの分野で臨床研究や治験が進んでいます。一般的なクリニックで自身のiPS細胞を移植して臓器を治すためには、国の法規制や安全性の面で時間がかかります。

加齢と共に細胞の質は低下していくため、現在のベストな状態の細胞を保管しておくことが大切です

身体の変化に備えるiPS細胞バンキング|My PEACE

米国カリフォルニアに本社のあるI PEACE(アイピース)社との連携により、ザ・プリベンションクリニック東京において、iPS細胞バンキングが可能となりました。iPS細胞について以下の内容を解説します。

  • iPS細胞バンキングの基本プロセス
  • iPS細胞上清液による治療
  • 今日の細胞が若い理由
  • 資産としての細胞保管

iPS細胞バンキングの基本プロセス

iPS細胞バンキングは、将来の医療利用に備えてiPS細胞を作製・保管するシステムです。基本プロセスは、患者から少量の血液や皮膚細胞を採取し、特定の遺伝子を導入してiPS細胞へとリプログラミングします。

I PEACE社などの専門機関では、cGMP基準に準拠した施設で厳格な品質管理のもと培養・増殖を行い、十分な量が確保された後、凍結保存されます。My PEACE社のようなサービスでは、個人向けのiPS細胞バンキングを提供しており、バンキングされたiPS細胞は必要な時に解凍して様々な細胞へ分化誘導することが可能です。

若く健康な時期に作製・保存しておくことで、将来の病気や老化に対する治療の選択肢が広がります。保管期間中も定期的な品質チェックが行われ、安全性と有効性が維持され、個別化医療の実現と迅速な治療対応が可能になります。

iPS細胞上清液による治療

iPS細胞培養上清液は、iPS細胞を培養する過程で分泌される成長因子やサイトカインなどの生理活性物質を豊富に含んだ液体です。細胞そのものではなく、分泌成分を利用するため、安全性が高く拒絶反応のリスクも低減できます。

現在、AGA(男性型脱毛症)治療への応用が進められており、毛髪再生促進効果が期待されています。美容分野でも肌の若返りや再生医療としての可能性が注目されています。

今後は局所投与だけでなく、全身投与(点滴)による治療法の開発も視野に入れられており、より幅広い医療応用が期待されています。

当院では患者様ご自身の細胞から作製した自家iPS細胞を使用しており、個別化医療を実現しています。

今日の細胞が若い理由

iPS細胞を作成・活用する際に自身の細胞が老化していると、遺伝子変異リスクなどで質の高いiPS細胞が作れない可能性があります。病気になってから採取するのではなく、健康な細胞採取を行い保存しておくことが重要です。

現在の若く健康な細胞を保管(バンキング)しておくことは、将来あらゆる治療に使える可能性があります。若く健康な時期の細胞は、将来の病気や老化に対する個別化医療の選択肢が広がる新しい医療への備えとなります

資産としての細胞保管

iPS細胞バンキングは、将来の医療に備えた「資産としての細胞保管」概念です。My PEACE社のサービスでは、本人の血液や皮膚細胞からiPS細胞を作製し、長期保管します。プロセスは医療機関で細胞を採取し、厚生労働大臣の製造許可・承認を受けた国内施設へ輸送されます。米国FDA基準にも準拠した高度な品質管理体制のもと、cGMP基準でiPS細胞が製造され、厳格な品質検査を経て凍結保存されます。

iPS細胞技術を活用した再生医療や創薬研究は実用段階に入りつつあり、一部の治療領域では臨床応用も開始されています。

イーヘルスクリニック新宿院が提供する健康戦略

iPS細胞技術は単なる治療法ではなく、人生100年時代を健康に生き抜くための戦略です。当院では再生医療外来を行っており、iPS細胞培養上清液治療を提供しています。iPS細胞バンキングを活用した、皆様の未来の健康資産を守るサポート体制を整えています。再生医療外来については、以下をご参照ください。

>>再生医療外来(幹細胞上清液・エクソソーム治療) – イーヘルスクリニック新宿院

従来のED治療薬(バイアグラなど)は、一時的な血流改善を目的としていました。当院で導入しているExstemは、幹細胞培養上清液によるエクソソームを使用しています。血管や神経の修復を促すエクソソームを直接届けることで、EDの根本治療を目指しています。

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