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幹細胞上清(エクソソーム)最新情報
2024.05.30

【勃ちづらい】EDとは勃起不全・勃起障害のこと!EDの症状や原因、治療方法を解説

十分な勃起が維持できないことに悩んでいませんか。それは一時的なことではなく、もしかするとED(勃起障害)かもしれません。EDは男性なら誰にでもなりうる可能性がある病気です。

この記事では、EDの自己診断方法や症状、原因の解説に加えて、内服薬を含めたさまざまな治療方法について詳しく解説します。

ED(勃起不全・勃起障害)の定義は十分な勃起を維持できないこと

EDとは「Erectile Dysfunction」の頭文字を取った言葉であり、日本語では勃起不全・勃起障害と訳されます。EDの定義は「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」です。

 

EDは陰茎だけの障害ではありません。全身疾患や生活習慣などが要因の可能性もあるため、総合的に診断や治療を行う必要があります。

EDの症状と自己診断方法

「自分がEDかもしれない」と思っても、いきなり病院を受診するのは抵抗があるかと思います。ここでは、EDの症状や自己診断の方法を紹介します。自分がEDなのか気になる方は参考にしてください。

EDの症状は勃起力低下のみならず性欲の減退なども含まれる

EDの症状には勃起力の低下や性欲の減退、射精感の消失などがあります。具体的には以下のような症状が挙げられます。

 

  • 性欲や興奮はあるのに、緊張してなかなか勃起しない
  • 勃起はするが持続しない
  • 勃起はするけれど硬さが不十分
  • 挿入できても途中で萎えて抜けてしまう
  • 性欲がなくなってきた

 

自慰行為(オナニー)では問題なく勃起するが、異性と性行為する時は萎えてしまうのもEDの症状に当てはまります。このように、EDの症状は人によってさまざまです。

自己診断方法

EDの自己診断には国際勃起機能評価スコア(IIEF5スコア)が一般的です。このスコアは、実際に病院の問診時にEDの重症度を判断するためにも用いられます。

 

セルフチェックの際は、直近6ヶ月について以下の質問に答えてスコアを算出し、合計点数が21点以下の場合はEDといえます。

直近6ヶ月以内に性行為がなかった場合は判定不可となり診断できません。クリニックでは問診の他にも、血液検査や血管年齢検査などで原因を調べます。

自分がEDかもしれないと感じる方は自己診断だけで判断せず、医師の診察を受け適切な治療に進みましょう。

EDの原因には心理的、身体的要因がある

EDの原因にはさまざまあり、大きく心理的要因(機能性ED)と身体的要因(器質性ED)に分けられます。機能性EDと器質性EDが合わさる混合性EDも存在します。

他には薬剤性EDというものもあり、これは普段から常用している薬の副作用が原因で起きるEDです。

 

ここでは機能性EDと器質性EDについて、具体的な原因を解説します。

機能性ED(心理的原因)

機能性ED(心因性ED)は、身体的な働きには異常が見られないものの、心理的な要因が原因で勃起障害が起こるタイプのEDです。具体的には、次のような原因が考えられます。

 

  • 性行為に対する不安
  • 日常生活上の不安
  • 精神的疾患(うつ病、神経症など)
  • 人間関係(職場や家族内など)
  • 幼少期に発生したトラウマ

 

たまたま失敗した性行為がトラウマとなり、機能性EDになってしまう場合もあります

20代や30代の人でもEDは増えており、こうした若年層のEDは機能性EDが多いです。機能性EDはあなただけの問題ではありません。一人で治そうと頑張りすぎず、専門のクリニックを受診したりカウンセリングを受けたりするのも効果的です。

器質性ED(身体的原因)

器質性EDは身体的な要因で発症します。主な要因は「動脈硬化」や「神経障害」「糖尿病」などです。

 

加齢や生活習慣病、糖尿病によって動脈硬化が進むと、血管が硬くなり勃起に必要な血液がペニスに届きにくくなることでEDを発症します。喫煙や過度な飲酒も血流を悪化させるため、EDを引き起こす原因になるといえます。

 

神経系に関連する原因は、脳出血や脳腫瘍、脳外傷、脊髄損傷、パーキンソン病、アルツハイマー病などに起因する神経障害です。神経に障害を受けると勃起の信号が陰茎まで届かなくなるためEDの要因になります。陰茎海面体の血管や神経を損傷するような手術や外傷、一部の泌尿器系の病気も原因となります。

 

器質性EDの改善には、適切な治療とともに生活習慣の改善が欠かせません。

ED患者数は1000万人以上

EDの患者数は、常にできない重症例と時々できない中等症例を合わせると1,130万人いると推定されています。「たまにできない」などの軽症例も合わせると患者数はさらに増加します。20歳から30歳の若年層でも、約5人に1人は軽度から中等度のEDに悩んでいるのが現状です。

EDで悩んでいるのは自分だけじゃない

EDの症状がある20代から40代の人のうち、8割以上の人がEDであることを「つらい」と感じています

またEDに悩んでいる人の77%がEDの要因はストレスだと回答しています。

 

EDで悩んでいるのはあなただけではありません。EDを一人で悩み続けると、それ自体がさらなるストレスになり、よりEDの症状を悪化させる要因となってしまいます。

一人で悩みすぎず、病院を受診するなど適切な対応を行いましょう。

EDは治療可能

EDは、ED治療薬を使った薬物療法や生活習慣の見直し、パートナーとのコミュニケーションの改善、心理療法などによって改善することができます。器質性EDと診断された場合は、原因となる基礎疾患の治療や生活習慣の改善も必要です。

 

EDに悩んでいる人は医師に相談し、自分に合った治療を受けてください

EDの治療法とその比較

EDの治療には治療薬の使用や生活習慣の見直し、手術などの方法があります。治療法にはそれぞれ特徴があり、自分にあった方法を選ぶことが重要です。記事の内容を参考に、自分にあった治療法を選択しましょう。

ED治療薬

EDの治療薬には複数の種類があり、それぞれ効き目の強さや注意点などが異なります。クリーム状の外用薬や内服薬、注射による薬剤投与などタイプはさまざまです。

 

ここからは、ED治療薬の副作用や注意点、治療薬のタイプごとの特徴を紹介します。

ED治療薬の副作用と注意点

EDの治療薬には内服薬やクリームタイプ、注射などがありますが、内服薬の場合は副作用や飲み合わせの悪い薬もあるので注意点しましょう。

 

内服薬の副作用には、血管拡張による顔のほてりや目の充血、消化不良や頭痛が挙げられます。

 

EDの内服薬は、硝酸剤やアミオダロン塩酸塩などの治療薬とは同時に使えません。狭心症や不整脈で内服治療中の方や、肺血栓や肺高血圧で内服治療中の方がEDの内服薬を使用するのは、心臓に大きな負担がかかるため大変危険です。

 

持病などで服用している薬がある方は、EDの内服薬を使用する前に必ず医師に確認してください。

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exstem Rise Up Cream for Men」は、勃起力の向上に期待ができるセルフケア用クリームです。1日1~2回、陰嚢を中心に塗布するだけなので簡単に使用できます。クリームにはヒト幹細胞上清液(エクソソーム)が配合されており、勃起の頻度や硬度、持続力など男性機能の改善が自覚できるレベルで認められています

クリームの使用によりEDが根本的に改善するため、クリームの使用後も効果が持続するのも大きな魅力です。内服薬と比較して副作用が少ないため、より安心してご使用いただけます。

世界初のED男性更年期改善クリーム”exstem”について以下の記事に詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
>>【世界初】男性更年期によるED改善クリーム「exstem」幹細胞上清液エクソソーム配合で根本治療

バイアグラなどの錠剤

バイアグラやシアリス、レビトラなどの錠剤の内服薬は、最もイメージしやすいEDの治療薬です。バイアグラは服用から30分~1時間ほどで効果が現れ、5時間ほど効果が持続します。

 

即効性があり価格も安いというメリットがある一方、副作用が起こる可能性や飲み合わせの悪い薬などがあるというデメリットがあります。

陰茎に幹細胞上清液を注射

EDの治療薬には注射するタイプもあります。陰茎の根本や海綿体に幹細胞上清液を注射することで、加齢や生活習慣病で硬くなった血管を再生する効果が期待できます。幹細胞上清液の注射はEDの根本的な治療が可能ですが、陰茎に直接注射をすることに抵抗を感じる人は多いです。

 

その点クリーム剤なら、自分でクリームを塗るだけで根本的なED治療が期待できます。治療への精神的ハードルを考えると、クリームタイプの治療薬を先に試してみることをおすすめします。

生活習慣の見直し

根本的なEDの治療には、生活習慣の見直しも必要です。生活習慣を見直すことでストレス解消にもつながるため、機能性ED、器質性EDの両方に効果が期待できます。以下の項目に気を付けることで、EDの改善が期待できます。

 

  • 魚介類や藻類など、亜鉛が多い食事をする
  • 塩分が多い食事を控える
  • 喫煙や過度な飲酒を控える
  • 睡眠時間を十分に確保する
  • 適度な運動をする

 

亜鉛の不足は男性ホルモンに悪影響を与えるため、性的興奮を感じにくくなります。塩分が多い食事は高血圧の原因となり、EDにつながります。喫煙や過度な飲酒は血流を悪化させるためこれもEDの要因です。さらに、十分な睡眠や週2回以上の適度な運動をしている人ほど、EDが少ないことがわかっています。

 

生活習慣を見直すことで、健康的にEDを改善することができます。

手術

ED治療の中には「陰茎プロステーシス手術」という手術があります。陰茎プロステーシス手術とは、人工の装具(プロステーシス)を陰茎海綿体内に移植して、性交可能な勃起状態をつくる手術です。

日帰りで受けられる手術ですが、他の治療法と異なり後戻りができないED治療です。手術後は約2ヶ月の性交渉ができなかったり、感染症のリスクが上がったりするなど、他の治療にはないデメリットもあります。

 

手術は最後の手段と考え、まずは治療薬の使用や生活習慣の見直しから行ってみましょう。

治療のコスト比較

ここまで紹介してきた治療方法について、コストを以下の表でまとめました。

 

exstem Rise Up Cream for Men バイアグラ等の錠剤 幹細胞上清液を注射 陰茎プロステーシス手術
コスト 2〜3万円 1,000円/回 30万円/1クール 約80万~100万円

 

EDの治療は安価なものから高価なものまで幅広いですが、コストだけではなく、治療への心理的負担や根本的治療の可否など総合的に判断しましょう。

パートナーのED改善のために役立てることは?

EDの改善にはパートナーの協力が重要です。以下の2点を意識することで、パートナーもEDの改善に貢献できます。

 

1点目は、パートナーにもEDを受け入れてもらうことです。EDを受け入れ、2人で協力してED改善のためにできることを探すことで、お互いの信頼感が増し、EDの改善に効果が期待できます。

 

2点目は、新しい刺激を試してみることです。付き合いの長いカップルや夫婦では、性行為がマンネリ化しており、それがEDの原因になっている可能性もあります。場所を変えたり未経験のグッズに挑戦したりするなど、いつもと違う性行為にチャレンジすると、新しい刺激により性的興奮につながりやすくなります。

 

ED治療はパートナーと協力して取り組むことが大切です。パートナーに悩みを打ち明けて、一緒に治していく気持ちを持ちましょう。

ED治療には早めの対策を

EDとは勃起不全のことで、男性なら誰でもなりうる可能性があります。EDには大きく心理的な要因の機能性EDと、身体的要因の器質性EDの2つがあります。

 

EDの治療法には治療薬や生活習慣の見直し、手術などがあり、自分にあった方法を選ぶことが重要です。特に治療薬には内服薬やクリームタイプなど複数の種類があるため、副作用や手軽さなどを総合的に考えて選択してください。治療法を選択する際は一人で悩まず、専門の泌尿器科の医師に相談しましょう。

詳しくは、イーヘルスクリニックまでお問い合わせください。

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【参考文献】

 

記事作成:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。