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ワクチン
2023.02.27

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンとは

肺炎球菌ワクチンとは、肺炎球菌が原因となる感染症を予防するワクチンです。13種類の血清型の肺炎球菌に対する抗体ができ、感染症にかかりにくくなるとされています。eHealth clinicでは各種ワクチンの接種を受け付けています。肺炎球菌ワクチンについては、以下2種類をご用意しています。

  • ニューモバックスNP:定期接種対象(5年ごとの再接種)
  • プレベナー13:任意接種

肺炎球菌とは?

肺炎球菌は主に空気の通り道(気道)の分泌物に含まれる細菌のことです。これに感染すると、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い病気を引き起こすことがあります。特に免疫力が低下している高齢者は入院が必要になったり、時に命に関わることがあったりするため予防対策を行うことが大切です。

いつ接種すればよいの?

ワクチン接種には、法律に基づいて市区町村が主体で行う“定期接種”と、希望者が任意で受ける“任意接種”があります。

対象者

肺炎球菌ワクチンの定期接種の対象者は、以下の通りです。

  • 生後2か月~5歳の誕生日前日までの子ども
  • 65歳以上のこれまでに一度も肺炎球菌ワクチンを接種したことがない高齢者

なお、心臓や腎臓、呼吸器、免疫機能に日常生活が極度に制限されるほどの障害がある場合などは、60歳以上65歳未満の人も定期接種の対象となります。また、5歳以上でも、免疫不全である場合や脾臓ひぞう摘出術を受けた場合など、肺炎球菌感染症にかかるリスクが高いと判断される場合は定期接種として接種が可能です。

任意接種の対象者は、5歳以上の人です。

時期・回数

定期接種

  • 子どもの場合

子どもは、生後2~6か月未満までにワクチン 接種を開始し、合計4回の接種を受けることが標準スケジュールとなり、開始時期が遅れた場合は接種回数を減らすことになります。

  • 高齢者の場合

高齢者は、皮下接種または筋肉内注射を1回行うことが一般的です。

任意接種

定期接種の対象外の人や、定期接種に定められていない種類の肺炎球菌ワクチンを接種したい場合は、任意接種を受ける選択肢があります。
5歳以上の場合は、1回のみの接種です。

接種スケジュールを立てるときのポイント

乳児期前半は予防接種が立て続けにあるため、接種できる時期になったらなるべく早く接種するとよいでしょう。一般的に、同時に複数のワクチンを接種するか、複数回受診する必要があります。

また、現在流行している感染症や、接種を受ける人の生活状況(集団生活、兄弟姉妹、海外渡航などの有無)、健康状態(基礎疾患の有無など)を総合的に考えて、かかりつけ医に適した接種スケジュールを相談するとよいとされています。自治体によっては集団接種を行っている場合があるため、事前に確認しておきましょう。

費用

定期接種は原則無料(公費負担)ですが、自治体によっては一部自己負担が発生する場合があります。一方で、任意接種は全額自己負担となることが一般的です。また、任意接種の場合でも、脾臓摘出患者が肺炎球菌による感染症の予防を目的としてワクチンを接種する場合は健康保険が適用されます。

eHealth clinicでは、ニューモバックスNP(定期接種対象)とプレベナー13(任意接種対象:自由診療)をそれぞれ8,800円(税込)で実施しています。

肺炎球菌ワクチンを接種するときに気を付けたいポイント

接種後に出る可能性がある症状

子どもの約70%に注射した場所の赤み、腫れが生じることがありますが、症状は軽く、自然に回復することが一般的です。また、子どもの約10~20%に発熱、機嫌が悪くなる、うとうとするなどの症状が生じることがあります。
気になる症状が現れた場合は医師に相談するとよいでしょう。

クリニックでの待機について

アナフィラキシー(重いアレルギー反応)などは、接種の後30分以内に現れることが多いとされています。そのため、接種後30分程度はその場で待機するとよいでしょう。
万一アナフィラキシーなどが起こっても、医療機関ではすぐ対応できるよう準備が整えられています。

接種できない・注意が必要な人

接種できないのは、明らかに発熱している場合、重篤な基礎疾患を患っている場合、肺炎球菌ワクチンまたはジフテリアトキソイドでアナフィラキシーを起こしたことがある場合などです。

また、接種に注意が必要なのは、心臓、血管、血液、腎臓、肝臓に持病がある場合、発育に障害がある場合、過去のワクチン接種で接種後2日以内に発熱や全身性の発疹ほっしんなどのアレルギーが疑われる症状があった場合、けいれんの既往がある場合、免疫不全の場合、近親者に先天性免疫不全症と診断されている人がいる場合、肺炎球菌ワクチンまたはジフテリアトキソイドでアレルギー反応が生じる可能性がある場合などです。当てはまる場合は医師に伝えるようにしましょう。

eHealth clinicでは各種ワクチンの接種を受け付けています。肺炎球菌ワクチンについては、以下2種類をご用意しています。

  • ニューモバックスNP:定期接種対象(5年ごとの再接種) 8,800円(税込)
  • プレベナー13:任意接種 8,800円(税込)※自由診療