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2022.09.30
#対象疾患

フォシーガ

フォシーガとは

フォシーガ(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)とは、糖を尿とともに排泄し、血糖値を下げたり体の中の水分量の調節をしたりする薬です。“選択的SGLT2阻害薬”と呼ばれる治療薬の仲間で、腎臓の糖を再吸収するはたらきを持つタンパク質“SGLT2”のはたらきを抑えることで、糖を尿と一緒に排出することを促します。

フォシーガは、もともと2型糖尿病の治療薬として広く知られてきた治療薬ですが、2021年には2型糖尿病を合併しない慢性腎臓病の治療薬としても承認されました。研究の結果によれば、ほかの治療薬と併用することで、腎臓の機能低下や腎臓病の進行を抑制し、心血管疾患や腎不全による死亡リスクを下げる効果が期待できるといわれています。

薬の形状は錠剤で、5mgと10mgがあります。

フォシーガが処方される病気

フォシーガは以下のような病気の患者さんに対して、処方を検討されることがあります。

  • 1型糖尿病(重度の腎機能障害がなく、すでに食事療法・運動療法を行っている患者さんに限る)
  • 2型糖尿病(重度の腎機能障害がなく、すでに食事療法・運動療法を行っている患者さんに限る)
  • 慢性心不全(すでに標準的な治療を受けている患者さんに限る)
  • 慢性腎臓病(重篤な腎不全がなく、透析を受けていない患者さんに限る)

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フォシーガの使用方法

フォシーガは1日1回、コップ1杯程度の水やぬるま湯で飲むことが一般的です。用量は、治療の対象となる病気や症状などによって異なります。

2型糖尿病の場合

2型糖尿病の場合、成人では1日5mg飲むことが一般的です。ただし効果が不十分な場合には、医師の判断で1日10mgまで増量されることがあります。

1型糖尿病の場合

1型糖尿病の場合、フォシーガはインスリン製剤と併用して使用されます。成人では、1日5mgを飲むことが一般的ですが、2型糖尿病同様、効果が不十分な場合には10mgまで増量されることがあります。

慢性心不全や慢性腎臓病の場合

慢性心不全や慢性腎臓病の場合、成人では1日10mgを飲むことが一般的です。ただし患者さんが1型糖尿病も合併している場合などには、1日5mgから開始し、経過を観察しながら増量することも検討されます。なお慢性心不全の場合、フォシーガはそのほかの慢性心不全の治療薬と併用して使用されることが一般的です。

フォシーガの使用に注意が必要な人

以下のような方は、フォシーガの使用を慎重に検討しなければなりません。該当する可能性のある方は、あらかじめ医師に伝えておきましょう。

  • 血糖コントロールが悪い、高齢であるなどを理由に脱水を引き起こしやすい方
  • 尿路感染・性器感染のある方
  • 栄養不良やアルコールの取りすぎなどで低血糖を引き起こす可能性のある方
  • 1型糖尿病と慢性心不全・慢性腎臓病を合併している方
  • 腎機能の悪い方
  • 肝臓の機能が悪い方
  • 妊婦、あるいは妊娠している可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 小児
  • 高齢の方

フォシーガが使用できない方

以下のような方は、フォシーガを使用できません。当てはまる可能性のある方は、あらかじめ医師に伝えるようにしましょう。

  • フォシーガの成分に過敏症を持っている方
  • 重症ケトーシス*がある方
  • 糖尿病性昏睡状態(とうにょうびょうせいこんすいじょうたい)*の方や糖尿病性昏睡状態になる可能性のある方
  • 重症の感染症や重篤なけがのある方
  • 手術前後の方

*重症ケトーシス:血液中のケトン体の濃度が高くなった状態。吐き気のほか吐く息の甘酸っぱい匂い、深い呼吸などの症状が現れる。

*糖尿病性昏睡状態:異常な高血糖によって、初期は体のだるさや腹痛などがみられる。進行すると強い脱水状態が生じ、血圧の低下などがみられるほか、最終的には意識を失う可能性もある。

 

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フォシーガと飲み合わせの悪い薬

フォシーガとの飲み合わせに注意が必要な治療薬としては、以下のようなものがあります。

以下を含め、現在何らかの治療薬を飲んでいる方は、必ず医師に伝えるようにしましょう。

  • 糖尿病の治療に用いられる薬(インスリン製剤、スルホニルウレア剤、チアゾリジン系薬剤など)
  • 血糖値降下作用を強める治療薬(β遮断薬、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害薬など)
  • 血糖値降下作用を弱める治療薬(副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、アドレナリンなど)
  • 利尿剤(ループ利尿薬・サイアザイド系利尿薬など)

フォシーガの使用中に注意したい症状

フォシーガの使用中は、以下のような重篤な症状が現れる可能性があります。気になる症状が現れた場合には、速やかに医師へ相談するようにしましょう。

また、使用中は血液検査の結果などに変化が生じることもあるため、医師の指示に従って定期的な検査を受けるようにしましょう。

低血糖

空腹、冷や汗、血の気が引く、手足の震えなどの症状が挙げられます。

腎盂腎炎じんうじんえん

寒気、発熱、背中を叩いたときに痛みなどがあります。

外陰部・会陰部の壊死性筋膜炎えしせいきんまくえん

陰部の痛みや腫れ、発熱、体のだるさなどがみられます。

敗血症

発熱、寒気、脈が早くなる、体のだるさなどがみられることがあります。

脱水

喉の渇き、体重減少、立ちくらみやめまい、疲れやすさなどが生じることがあります。

ケトアシドーシス

意識の低下、嘔吐や吐き気、腹痛などがみられることがあります。

 

eHealthclinicの肥満外来

①GLP-1の経口薬

食欲を抑制し、血糖値の上昇を防ぎます。
管理栄養士による栄養カウンセリングを合わせて実施することで、食生活から見直すきっかけに。

リベルサス3mg(30錠/1カ月分)+栄養カウンセリング1回   11,000円(税込み)

リベルサス7mg(30錠/1カ月分)+栄養カウンセリング1回   29,000円(税込み)

②SGLT2阻害薬

尿中に糖を排出、再吸収を抑制し、血糖値を下げます。
管理栄養士による栄養カウンセリングを合わせて実施することで、食生活から見直すきっかけに。

フォシーガ5mg(30錠/1カ月分)+栄養カウンセリング1回   16,500円(税込み)

③漢方で体脂肪を燃焼

医療用漢方で脂肪を燃焼。
管理栄養士による栄養カウンセリングを合わせて実施することで、食生活から見直すきっかけに。

防風通聖散(1日3回/1回1包/30日分)+栄養カウンセリング1回   5,500円(税込み)

※肥満外来は自費診療となり、保険適用外になります。
※処方には医師の診察が必要です。
※別途、送料が発生します。
※オンライン診療はクレジットカード決済のみご利用いただけます。
※すでに糖尿病などの治療中の方はお申し込みできない場合がございます。ご了承ください。

 

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