高尿酸血症の食事で気を付けるポイントとは?具体的な食事の注意点を解説
PSA検査とは、男性の生殖器官“前立腺”でつくられるタンパク質の一種の“PSA”の値を採血によって調べる検査のことです。前立腺がんのリスクを調べるスクリーニング検査の中でも精度が高く、採血だけなので簡単に受けられるのがメリットです。
PSAは主に射精直後のゲル状の精液をさらさら(液化)にするはたらきがある物質で、前立腺がんになると血液中のPSAが高値になります。そのため、PSA検査は前立腺がんの早期発見に役立つと考えられています。
前立腺がんとは、前立腺にがんができる病気です。
近年、前立腺がんの患者数は増加傾向にありますが、PSA検査などによって早期に発見できるようになってきています。早期発見できれば、適切な治療を受けることで治すことができるといわれています。ただし、前立腺がんの早期は無症状であることが多いので、日頃から定期的に検査を受けることが重要です。
PSA検査がすすめられる人の特徴は、以下のとおりです。
前立腺がんは、40歳代以下の罹患率は極めて低い一方、50歳以上では年齢とともに罹患率が上昇していきます。また、50歳未満でも気になる症状がある方はそのままにせず、医療機関を受診し検査の要否について医師に相談してみるとよいでしょう。
PSA検査を受けることで分かる病気には、以下が挙げられます。
前立腺がんの症状がある場合などは、保険適用でPSA検査が受けられます。症状などがなく健康診断や人間ドックで受ける場合は、保険は適用されません。
eHealth clinicでは、PSA検査を健診オプション(自由診療)として3,300円(税込)で行っています。詳細はこちらをご確認ください。
PSAの値が基準値内にない場合は、前立腺に異常がある場合があります。以下では、PSA検査の基準値についてご紹介します。
一般的に、PSAの基準値は0~4.0ng/mLといわれています。しかし、PSAの値は加齢とともに上昇することが特徴で、以下のように年齢によって基準値が下げられることもあります。
検査結果に異常がない場合でも、定期的な健康診断を受けることが大切です。
基本的にはPSAの値が1ng/mL以下の場合は3年に1回、1ng/mLを超えている場合は、毎年の測定がすすめられています。
また、一部のAGA治療薬(フィナステリド)はPSAの値を50%程度低下させることが知られています。そのため、服用中の方は事前に医師や看護師に伝えておくようにしましょう。この場合、測定したPSAから2倍した値を目安として用いられることが一般的です。
通常、PSAの値が基準値外(4.0ng/mL以上)になった場合に、PSAが高いと判断されます。年齢が若い場合は、3.0ng/mL超でPSAが高いといわれることもあります。
ただし、PSAが高値を示したとしても、必ずしも前立腺がんであるとは限りません。前立腺肥大症や排尿障害、炎症など別の病気の可能性もあります。PSAの値が4.0~10.0ng/mLの範囲はグレーゾーンといわれており、この範囲内で前立腺がんが発見される確率は25~40%だとされています。
PSAの値が100.0ng/mLを超える場合は、前立腺がんである可能性が高く、転移も疑われるといわれています。
いずれにしても、PSA検査で高い数値が出た場合は何らかの病気である可能性が高いため、自己判断で放置せず、泌尿器科を受診することが大切です。医療機関では病気の診断のために、必要に応じて触診や画像診断、生検などの検査が行われます。
以下では、PSA検査を受ける際に気を付けたいポイントをご紹介します。
PSA検査前は特に食事制限などの必要はありません。ただし、前立腺肥大症や男性型脱毛症に対する薬剤などはPSAの値を低下させる恐れがあるので、このような薬を服用している場合は検査前に医師や看護師に伝えるようにしましょう。また、前立腺へ刺激を与えるような行為はPSAを軽く上昇させることがあります。そのため、検査前は2日程度射精を控えるほか、自転車や車などの運転をした直後の検査は控えたほうがよいとされています。