子宮頸がん検診の超音波検診では何が分かるの? ~検査の内容や痛みの有無~
2023.02.27子宮頸がん検診で一般的に行われる子宮頸部の細胞を採取して調べる細胞診は、子宮頸がんを早期に発見し死亡率を減らす効果が高いとされています。一方で、超音波検査には子宮や卵巣の状態なども同時に観察することができるというメリットがあり、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの発見にも役立ちます。
ここでは、子宮頸がん検診の超音波検査で行われることや、結果から分かることなどを解説します。
子宮頸がん検診で行う細胞診に加えて超音波検査を行うことで、より広い範囲での病気の発見に役立つことがあります。
このとき行われる超音波検査には、超音波が出る専用の機器(プローブ)を下腹部に当てる“腹部超音波検査”と、腟内に親指くらいの太さの細長いプローブを挿入して検査をする“経腟超音波検査”がありますが、子宮頸がん検診などで一般的に用いられるのは腹部超音波検査です。
腹部超音波検査では、骨盤内部の大きな子宮筋腫や卵巣腫瘍、周辺臓器などの観察や位置などを知ることができます。
経腟超音波検査では、子宮の周囲にある組織や骨盤内を鮮明に観察することができます。あまり大きくない卵巣腫瘍の観察や、子宮内膜の厚さなどを測ることも可能です。腹部超音波検査よりも解像度がよいとされています。
eHealth clinicの健康診断では、患者さんのニーズに合わせた幅広いプランを用意しています。子宮頸がん検診として細胞診のみが入っているコースには婦人科検診コース22,000円(税込)、レディースドック35,000円(税込)などが挙げられ、オプションとして腹部超音波検査を6,600円(税込)で追加することが可能です。
また、女性の方も安心して受診していただけるようレディースDAYをご用意しています。落ち着いた空間で受診いただけるような環境となっています。
腹部超音波検査では、皮下脂肪の量や腸内のガスの状況で見えにくいケースがあるので、膀胱に尿をためた状態で検査を行うことがあります。月経中に検査ができるかどうかは医療機関によって異なりますので、検査前に問い合わせましょう。
また、プローブに塗るゼリーは炎症を起こしにくい成分でできているので、かぶれたりアレルギーが出たりすることはほとんどありませんが、まれに体に合わないケースがあります。肌の弱い方は検査後によく拭き取りましょう。また、かゆみや炎症が現れたら、すぐに医師やスタッフに相談しましょう。
超音波検査は、子宮頸がんだけでなく子宮周辺の病気を見つけることができる検査です。一般的な子宮頸がん検診では超音波検査が行われることはあまりなく、細胞診で要精密検査になったり、腹部の痛みや出血などの症状がみられたりする場合に行われることが多いようです。
ただ最近は、健康診断のオプションなどで任意で申し込むこともできます。体への負担が少ない検査なので、気になる症状がある場合は、病気の早期発見のためにも定期的に検査を受けておくことをおすすめします。
eHealth clinicでは子宮頸がん検診として細胞診を行っているほか、超音波検査も追加することが可能です。腹部超音波検査の場合は6,600円(税込:自由診療)で受け付けています。詳しくはスタッフまでご相談ください。