高尿酸血症の食事で気を付けるポイントとは?具体的な食事の注意点を解説
淋菌感染症とは、細菌の一種である淋菌に感染することによる性感染症です。
淋菌感染症を含め、性感染症は基本的に自然に治癒することはなく、正しく治療をしないと重症化する可能性もあります。
淋菌感染症の症状は、男性と女性で異なります。男性は感染してから2~5日後に尿道炎が現れ、排尿時の痛みや膿などが出ることがあります。女性は症状を自覚しにくく、緑黄色のおりものや尿道から膿が出る、陰部に軽い違和感がある、頻尿や排尿時の痛みがあることがあります。淋菌感染症は治療をしないと重い合併症(精巣上体炎、子宮内服炎や腹膜炎など)を引き起こす可能性があるため、早期発見・治療が大切です。
淋菌感染の有無は、尿検査や腟ちつぬぐい液検査、うがい液検査などで調べられます。検査は“淋菌およびクラミジア・トラコマチス同時核酸検出”という方法で、尿や分泌物、うがい液(検体)を採取して検査をします。
本記事では、淋菌感染症の治療で使われる薬や、治療の流れについて解説します。
淋菌感染症の治療では、抗菌薬を使用します。
抗菌薬とは細菌の増殖を抑えたり、細菌を壊したりする効果が期待できる薬のことです。淋菌感染症は適切な治療によって治すことができます。
イーヘルスクリニック新宿院の性感染症外来では、淋菌感染症の治療に際して、まず検査を実施してから治療を開始します。
具体的な流れは下記の通りです。
治療の前に、まずは淋菌の感染の有無を確認するために検査を行います。検査は感染が疑われる部位に応じて尿や性器の分泌物、うがい液などを用いて検査をします。クリニックに来院される場合は、即日検査、薬の処方を行います。
淋菌感染症の治療で使用する抗菌薬は、主に注射薬(点滴治療)があります。
最近は抗菌薬の種類によっては耐性がある淋菌があるため、注意しながら抗菌薬を処方するようにします。
基本的に淋菌の治療では、セフトリアキソンナトリウム1.0gを1回点滴にて静脈内に注射することが推奨されています。性器の淋菌感染症の約10~30%で、咽頭の淋菌感染症を合併していることがありますが、これは咽頭の淋菌感染症にも効果が期待できるといわれています。
また、淋菌感染症に感染している方の約20〜30%は性器クラミジア感染症にも感染していることが多いため、淋菌に対する抗菌薬とクラミジアに対する抗菌薬が同時に使用されることもあります。薬の服用については、医師や薬剤師の指示に従って正しく服用するようにしましょう。
治療後は、2週間ほどあけてからあらためて感染の有無を確認するために再検査を行うことが望ましいとされています。その際に陰性であることを確認できれば、治療は終了です。なお、淋菌感染症の再検査は通常保険適用となりません。再検査では、尿検査で尿に含まれる白血球を測定し、陰性化を確認します。
治療に際しては、医師の指示に従って治療を受けるようにしましょう。
基本的に淋菌は適切な治療によって治すことができますが、免疫ができるわけではないため繰り返し感染する可能性があります。そのため、治療して治ったと思っても、パートナーが感染していた場合は自分も再度感染する場合があるのです。したがって、検査や治療を受ける際は自分だけではなくパートナーも一緒に受けることをおすすめします。
また、治療後も再び感染しないように予防することが大切です。予防法としては、コンドームを正しく装着することや、不特定の相手との性的接触を避けることが挙げられます。
淋菌の治療で病院やクリニックにかかることが不安な方もいるかと思いますが、市販の治療薬はなく、性感染症は自然治癒もしないので、放置せずに医療機関での適切な治療を受けてください。淋菌感染について分からないことがある場合は、医師に相談しましょう。
イーヘルスクリニック新宿院では性感染症の診療を行っています。
自費診療にはなりますが、オンライン診療にも対応しており、どなたでも安心して受診できるよう、患者さんのプライバシーには最大限配慮をしています。気になることがある場合はお気軽にご相談ください。
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