リベルサス
GLP-1(ジーエルピーワン)受容体作動薬とは、GLP-1というホルモンを補う薬のことです。GLP-1は人の体にもともとあるホルモンで、食後の血糖値上昇を防ぐ作用や食欲を抑える作用などがあります。一般に糖尿病の治療で使用される薬として知られていますが、糖尿病にとどまらず肥満を治療する薬としても使われるようになってきました。日本ではGLP-1による肥満の治療は保険適用外であり、自由診療(自費)での治療になります。
GLP-1受容体作動薬は肥満にどう効果があるのでしょうか。
GLP-1は食欲をコントロールする部分に作用し、食欲を減退させるといわれています。また、胃腸では食べたものが胃から腸に移動する時間を遅らせることで満腹感を得やすくすると考えられています。そのため、GLP-1受容体作動薬を使用すると、過剰な食欲を抑え、消化をおだやかにすることができ、食べ過ぎを防ぐことが期待できるのです。その結果、肥満の改善につながると考えられています。実際に、日本人を対象に行われた臨床試験で、GLP-1を6年間使用した人は平均4.2kg体重が減ったという報告もあります。
GLP-1には、飲み薬と注射薬があります。まず飲み薬について、日本で肥満の治療に用いられているのは主に“セマグルチド”です。1日1回、1日の最初の食事・飲水の前に飲み、薬を飲んでから30分間は何も飲んだり食べたりしないようにする必要があります。
また、注射薬は、日本で用いられているのは主に“セマグルチド”と“リラグルチド”です。セマグルチドは週1回、自分で注射します。リラグルチドは、1日1回、朝食の前に自分で注射します。注射する場所は、どちらも太もも、二の腕、お腹のいずれかです。注射の方法や注意点については、医師や薬剤師の説明を十分に聞きましょう。
イーヘルスクリニック新宿院の肥満外来では、飲み薬のGLP-1を処方しています。薬についてご不安なことがあればいつでもご相談ください。
GLP-1の副作用としては、吐き気や嘔吐、便秘などがあります。副作用はGLP-1の使用を始めた直後に起こりやすいといわれ、だんだん改善していくことがほとんどです。しかし、副作用が強く出て、腸が詰まってしまう腸閉塞が起こることもあるので注意が必要です。
GLP-1を使用する場合は医師の説明をきちんと聞いて用法や用法を守り、副作用に関する注意も詳しく説明してもらいましょう。
食欲を抑制し、血糖値の上昇を防ぎます。
管理栄養士による栄養カウンセリングを合わせて実施することで、食生活から見直すきっかけに。
イーヘルスクリニック新宿院の肥満外来は、通常の治療に加えて管理栄養士による栄養カウンセリングを導入しています。
「普段ご自身で食事や運動に気をつけていても、なかなか体重が下がらない…」
「自分の食生活は間違っているのだろうか。」
このような悩みを持たれている方が、当院には多くいらっしゃいます。
なかなか自分だけで気をつけていても続かないケースもあり、知識豊富な管理栄養士が無理なく取り組める方法をアドバイスさせていただきます。
◆注意事項◆
※肥満外来は自費診療となり、保険適用外になります。
※処方には医師の診察が必要です。
※オンライン診療はクレジットカード決済のみご利用いただけます。(分割でのお支払いは各クレジットカード会社にお問い合わせください。)
※すでに糖尿病などの治療中の方はお申し込みできない場合がございます。ご了承ください。
※それぞれの治療は副作用などのリスクがあります。副作用と注意事項について、受診前に必ずご確認ください。
※当院の肥満外来は医薬品を用いての治療になります。用法容量を守って、正しく服用してください。