希望するご予約を
お選びください

×閉じる
健康診断
2023.01.19

肺がん検診のCTの特徴とは?~検査方法やメリット・デメリットについてご紹介~

肺がんは初期には症状がなく、症状が見られるようになる頃にはすでに進行していることが多いといわれています。そのため、2年に1回の検診によって早期発見することが大切です。肺がん検診の主な検査項目は、胸部X線検査(レントゲン)と痰を調べる検査の組み合わせですが、そこにCT検査を組み合わせることで、より早期の肺がんを発見できることが報告されています。本記事では、肺がん検診の検査方法の1つであるCT検査について解説します。

 肺がん検診のCT検査の特徴

肺CT検査は、体を輪切りにしたような形で撮影をし、肺の内部を立体的に見ることができます。国が勧める対策型検診で行われる肺がん検診では、前述の通り胸部X線検査(レントゲン)と痰を調べる検査の組み合わせで行われ、そこで要精密検査となった場合にCT検査が行われることが一般的です。しかし、CT検査の方がより早期のがんを発見できるといわれており、最近では検診のオプションとしてCT検査を追加できる医療機関もあります。

eHealth clinicの健康診断でも、肺のCT検査を実施しています。オプションとして12,100円(税込:自由診療)で追加いただくことは可能です。

 CT検査の特徴

胸部X線検査の画像は平面なので臓器同士が重なって小さな肺がんを見つけにくい場合があります。一方でCT検査は前述のとおり立体的に写るので肺の中の細かい気管支や血管を鮮明に確認できることができ、胸部X線検査では観察しにくい部位に発生した肺がんや、極めて小さな肺がんの発見に有効です。実際に肺がんの発見率は胸部Ⅹ線検査より肺CT検査の方が約10倍高いといわれています。肺がんのほかにも、ほか、肺結核や肺炎などを見つけることもできます。

CT検査がすすめられる人の特徴

CT検査が特にすすめられる人は以下のとおりです。

  • 40歳以上の方
  • たばこを吸う方、または同居している方がたばこを吸う方
  • 過去にたばこを吸っていたことがある方
  • 咳、痰などの症状が続いている方
  • がんになったことがある家族がいる方

など

CT検査の注意点

肺がん検診の1つとして受ける場合は、CT検査の注意点も理解しておくことも大切です。

CT検査は、放射線の被ばくに注意が必要とされています。ただし、肺がん検診では、被ばく線量を減らしたものが用いられることが一般的です。通常のCT検査より照射線量を減らして撮影するため、画像の質は通常のCT検査に比べて劣るものの、陰影の存在の有無は十分に判断可能だと考えられています。

また、以下に当てはまる人はCT検査を受けられない場合があるため、事前に医師に伝えておきましょう。

  • 妊娠中の方
  • ステントやペースメーカーなどの治療を受けている方など

 CT検査の方法

寝台の上に仰向けになり、息を吸って数秒間呼吸を止めている間に肺の全体を細かく撮影します。検査時の痛みや苦痛はなく、解像度の高い体の断面図の撮影が可能です。

検査費用

肺がん検診の1つとして行う場合は、基本的に保険適用にはなりません。しかし、肺がん検診後の精密検査として行われる場合は保険適用となります。なお、全額自己負担で検査を受ける場合の費用は医療機関によって異なるため、事前に確認するようにしましょう。

eHealth clinicの場合は、肺CT検査を12,100円(税込)で健康診断のオプションとして付けることができます。

 検査結果

肺がん検診の結果は、“要精密検査”と“精密検査不要”のどちらかで通知されることが一般的です。要精密検査になった場合でも、必ずがんが発見されるわけではありませんが、必ず医療機関を受診しましょう。また、精密検査不要の場合でも、血痰や長引く咳、胸痛、声のかれ、息切れなどの自覚症状があった場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

肺がん検診のCT検査について分からないことは医師に相談しよう

CT検査は、胸部X線検査では観察しにくい部位に発生した肺がんや、非常に小さな肺がんの発見に役立ちます。検査時の被ばくが問題だとされていますが、放射線量を減らした“低線量肺がんCT検診”も普及してきています。

肺がんは見つけたときには手遅れの場合が多いので、2年に1回の検診によって早期発見することが大切です。肺がん検診のCT検査について分からないことがあれば、医師に相談しましょう。

eHealth clinicでは肺がん検診で行われる痰細胞診や胸部X線検査はもちろん、肺CT検査も実施しています。検査にはどのような注意点があるのか、また検査結果に対してどのように対処すればよいかなど、患者さんにわかりやすく丁寧に説明いたします。不安や疑問があればいつでもご相談ください。

•• LINEお問合わせ •• AIに質問する