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健康診断
2023.01.27

健康診断で行う前立腺がん検診とは? ~検査費用や対象年齢についてもご紹介~

前立腺がん検診とは、前立腺がんの早期発見を目的にした検診のことです。前立腺がんは男性のがんの中でもっとも多いがんですが、早期発見や適切な治療によって根治が期待できることで知られています。早期に発見するためには、前立腺がん検診を受けることが大切です。本記事では、前立腺がん検診の内容や検査費用、対象年齢などについて解説します。

前立腺がん検診とは

前立腺がん検診は前立腺がんの早期発見に役立つとされる検診です。血液検査でPSAという前立腺に特異的なタンパク質の値を調べたときに、基準値よりも数値が高い場合は前立腺がんの疑いがあります。

がん検診には国が推奨する対策型検診(市区町村が実施する住民検診など)と、個人が健康のために行う任意型検診(人間ドックなど)があります。前立腺がん検診は対策型検診には含まれていないため、個別に受ける必要があります。

前立腺がん検診の受け方

前立腺がん検診を受ける場合は、健康診断や人間ドックの際にオプションで追加するほか、クリニックなどでも手軽に受けることができるようになっています。また、職場で前立腺がん検診が実施されている場合もあります。さらに、お住まいの地域によっては、前立腺がん検診を実施しているところもあるため事前に確認するとよいでしょう。

前立腺がん検診にかかる費用

前立腺がん検診でPSA値を調べる場合は、基本的に保険適用外の自由診療となります。そのため、全額自己負担となることが一般的です。実際の費用は医療機関によって異なるため、事前に確認するようにしましょう。

eHealth clinicでは、健康診断のオプションとしてPSA検査を3,300円(税込:自由診療)で追加することができます。詳しくはこちらをご確認ください。

また、自治体によっては前立腺がん検診に補助が出ることもあります。詳しくはお住まいの自治体に問い合わせるとよいでしょう。なお、頻尿や残尿感など何らかの症状があって医師が必要だと判断し、PSA値を調べる場合は保険適用となります。

前立腺がん検診の対象や間隔

前立腺がんは50歳を過ぎると発症する可能性が上がる傾向があるため、50歳以上の方は年に1回の前立腺がん検診が推奨されています。

また、家族の中に前立腺がんと診断された方がいる場合は、前立腺がんにかかりやすくなるといわれているため、40歳を過ぎたら前立腺がん検診でPSA値を調べることがすすめられます。

前立腺がん検診の頻度

前立腺がん検診を受ける頻度は、基本的に1ng/mL以下の場合は3年に1回、1ng/mL以上の場合は年に1回の受診がすすめられています。なお、基準値は年齢によって異なります。具体的には以下のとおりです。

65歳以下:3.0ng/mL以下

  • 1.0ng/mL以下:3年に1回
  • 1.1ng/mL~3.0ng/mL:1年に1回

65~69歳:3.5ng/mL以下

  • 1.0ng/mL以下:3年に1回
  • 1.1ng/mL~3.0ng/mL:1年に1回

70歳以上:4.0ng/mL以下

  • 1.0ng/mL以下:3年に1回
  • 1.1ng/mL~3.0ng/mL:1年に1回

いずれも基準値以上の場合は、精密検査を行うため、医療機関を受診する必要があります。

前立腺がん検診について分からないことは医師に相談しよう

前立腺がん検診は基本的に保険適用外ですが、自治体などから補助が出る場合もあります。対象年齢は主に50歳以上のため、50歳を過ぎた方は定期的に検診を受けるようにしましょう。前立腺がん検診について分からないことがあれば、医師に相談しましょう。

eHealth clinicの健康診断では、前立腺がんの発見に役立つPSA検査を3,300(税込:自由診療)で行っています。検査にあたってはPSAについて丁寧に説明し、十分にご理解いただいたうえで実施しています。ご不安な点などがあればお気軽にご相談ください。