子宮頸がん検診の超音波検診では何が分かるの? ~検査の内容や痛みの有無~
2023.02.27前立腺に発生するがんは、高齢の男性によくみられ、部位別のがん罹患数のトップです(2019年)。しかし、5年相対生存率は高く、早期に発見できれば治すことが可能な病気でもあります。早期発見のためには定期的な検診が大切ですが、前立腺がんの検診はどのような内容なのでしょうか。ここでは、前立腺がん検診の内容とメリットについて解説します。
前立腺がん検診の大きなメリットは、前立腺がんを早期に発見して、がんによる死亡率を低下させる点といえます。
前立腺がんは、早期のうちはほとんど自覚症状がないといわれています。そのため、尿が出にくい、トイレの回数が多い、血尿が出る、腰が痛むといった症状が現れたときには、かなり進行している場合があります。だからこそ定期的に検診を受け、がんを早期のうちに発見・治療することが重要になります。早期に発見できれば、手術、放射線治療、経過観察などいくつかの治療の選択肢から自分のライフスタイルや社会的状況などに応じて適切な治療方法を選ぶことができます。
前立腺がん検診は、厚生労働省の定める“がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針”の中には含まれていません。しかし、日本泌尿器科学会では50歳以上の男性、人間ドックの受診機会がある方は、40歳代からの受診を推奨しています。
PSA検査は、採血をして血液中にある前立腺特異抗原(PSA)をチェックする検査で、ごく早期のがんの発見に役立ちます。PSAは前立腺の細胞から分泌されるタンパク質で、がんや炎症により前立腺組織が壊れると、血液中に多く漏れ出します。
医療機関によって少し異なる場合がありますが、再検査の基準となる数値は、4ng/mL以上あることが一般的です。なお、PSAは前立腺がんのほか、前立腺肥大症や前立腺炎などでも高値になります。
直腸診・経直腸エコーは、PSA検査で高値が出た場合に実施する場合あります。
直腸診は、医師が人差し指を肛門に挿入して前立腺の状態を確かめる検査です。経直腸エコーでは、超音波を発する細長い機器(プローブ)を肛門に挿入し、前立腺の大きさや形を確認します。
PSA値、直腸診、経直腸エコーなどの検査から前立腺がんが疑われる場合に最終的な診断のために行われます。肛門から導入した経直腸エコーで前立腺の状態を観察しながら、前立腺の組織を細い針で採取します。
前立腺がんを早く見つければ5年相対生存率は非常に高くなります。そのため、74歳頃までは定期的に検診を受けたほうがよいと考えられています。ただ、高齢者に前立腺がんが見つかった場合、がんの進行速度、検査や治療による体への負担などを考えると、デメリットがメリットを上回るケースが増えてきます。前立腺がんをどのように治療をするのか、経過観察するのかなどは医師と相談し、年齢や自分の体の状態などを考慮して決めることをおすすめします。
eHealth clinicの健康診断では、患者様のニーズに合わせた幅広いプランを用意しています。前立腺がん検診としてPSA検査(前立腺がん腫瘍マーカー)3,300円(税込)や前立腺MRI29,700円(税込)を追加することが可能です。検診後の結果はメールにて送付し、必要に応じて医師からのコメントや精密検査のご案内をさせていただきます。検診結果を踏まえたオンライン上からのアフターフォローも実施しています。